柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

堕落

2015-02-28 08:17:06 | Weblog
13歳男児殺害事件、どんどんドラマ化されていきます。報道の冒頭に、なぜ命が奪われなければならなかったのでしょうか・・なんてナレーションを被せます。バスケットボールの好きな善良な無垢な子を不良どもが無体に殺した、憎しみを煽りながら被害者への憐憫を掻き立てていきます。そういう図式にするのが楽ですわね安直安易そのものです。グループを抜けたいと思っていたのに抜けられなかった、それが可哀想だと繰り返すばかりです、不良たちばかりが悪者です。殺されたんですから被害者です、ですね。でも三学期になって一切登校しなかったそうです、母親に学校や教委が問い質しても彼女は言を左右していたそうです、端的に言えばグレたんでしょう?「悪いグループ」に入ったわけです。顔を写さない、斜のかかった首から下ばかりの画像に音声を変えた証言が次々に流れます、被害者が無理矢理にひっぱりこまれて殺されたという演出です。寄って行ったんでしょう彼が。誘いに乗ったんでしょう。そういう場に出入りしたんでしょう。大好きなバスケばかりやってればこんなことにはなりませんよ。そうじゃなかったからこうなったんでしょうに。ったくマスコミってのは偽善欺瞞に満ち満ちてます。何がきっかけだったのか、そんなことは知る由もないですが、いい子(だった子)がグレるなんてのはそこここに転がってる話ですよ。13歳だから無垢ですか、絶対的な被害者ですか。恣意の構図と言いますか、不良どもと罪のない少年とのコントラストと言うか、安直ですね。そして安易な繰り返し。誰が悪いのかは明らかですが、この少年が殺されてなかったらずっと登校せずにそのうちに不良グループに馴染みまた同じことを繰り返したでしょう。「怖くて抜けられなかった」んですから、今後も抜けられなかったでしょう。誰かが救い出せたんですか?親が知らん顔してるんですよ。殺されたから見知らぬ者たちまでが手を合わせ来るわ涙を流して憤って見せてますが、彼が殺されずにあの河原でぼこぼこに殴られてたら(あるいは誰かを殴っていたら)誰が助けに行きますか?悪どもが!と吐き捨てて知らん顔して関わらなかったでしょう?あなたもそうしたでしょう?だから親の責任なんです。いくら小学生時分にいい子だったにしてもこうなるんですよ。彼がグレたんでしょう?そして誰もが知らん顔してたんでしょう?どうしてそこを言わないんですかね、反社会的勢力をあれだけ叩く口が。
コメント
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