memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

鉄鉱石を積んだ貨物船が船首部を折損、部分沈下    インド、ムンバイ

2016-07-18 13:23:13 | 海事

小型バラ積み運搬船MV Kumarの船長Ashokが海事救難センターに救助を無線通報した。本船は十分な損傷対応機器が不備であり沈没の危険があった(7月17日SNT)

沿岸警備隊のヘリが排水ポンプを運び現場に到着救助活動をおこなった。乗組員は全員無事で、さらなる船体損傷は起きていない。こうした災難が続き、沿岸警備隊はモンスーンの間に、このような事態のためにあらかじめ装備を準備することの重要性を改めて表明した。


カラチの壊滅的な汚染は魚を殺し生計の脅威となっている  パキスタン(1)

2016-07-18 06:54:30 | 亜細亜海道

処理をしていない排水が海に流入、2つの港からの油汚染などこの都市近くの海洋生物は絶滅の危機にある(7月4日Scroll.in)

5人の疲れ切った漁師たちが3日間のアラビア海の操業から戻ってきた。

グラグラ揺れる30フィートのボートをカラチの歴史的漁港のIbrahim Hyderiに錨を入れた後, 彼らは漁網を陸にあげ、プラスチックのバスケットを空にした。最終的には漁獲物を積み上げたが小魚ばかりであった。3日間の操業で得たのは7漁師一人当たり3,000パキスタンルピー ($30)で魚粉工場のみが市場値段より安値で買い付けることになる。

「岸近くに魚はいない、沖に出て魚を見つけるしかない」と40歳の船長 Abass Mallahはいう。この古い漁港の住民らは運を使い果たし、パキスタン最大の都市の汚染の対策方法を見つけ出さねばならない。今日、彼らは強力なモーターボートを必要とし数日間魚を見つけることに費やし、規模の大きな網漁具が必要となり、追加の乗り組みも必要とする。

「ゴミの投棄や排水の流入が魚に悪影響している 」とこの村の漁師Saleh Muhammadはいう。 桟橋から数ヤードしか離れていない場所はゴミの山で浜辺に捨てられたものである。地元民によれば影響力のある人物がゴミのトラックを招きそれが市内のゴミを海に投棄している。彼らはその後隣接地を大金で販売しようと期待している。

集落の外そこは巨大な水ためになっている。底からは黒く濁った水が白い泡を吹きながら海に流れ込んでいる。この廃水は都市からのものだ。ここカラチには6つの工業団地がありおよそ10,000の企業が繊維から化学品、ペイントなどを製造している。最も汚染がひどいのは化学製品の排水でそれは皮なめしのためである。

 


魚商人が下水からエビを集め何も知らぬ大衆に売っている  中国

2016-07-18 06:53:45 | 

武漢のエビ商人のふざけた態度の不穏当な写真が明らかにされた。彼らは下水からエビを集め何も知らない顧客に販売している(6月26日SHANHAIIST)

NetEaseによれば武漢の白石洲市場で売られているエビはその販売の過程で下水を経由している。

この写真に撮られた売人たちはあぶく銭のために、捨てられたエビを取り上げ、それを近場のトイレでほかの魚と混ぜ合わせ、この不衛生な由来を隠しているという。

下水から取り上げたエビは駄目になっていないため、うすぐらいトイレの不潔な床で広げられる欺瞞が行われている。中国では日常的に食品衛生上のスキャンダルの中心であり、エビがゼラチン質や工業薬品汚染を受けていることがここ数年報じられている。


南太平洋でウナギ調査へ=産卵場所、回遊解明目指す-東大など国際チーム

2016-07-18 06:53:11 | 水産・海洋

 南太平洋に分布するウナギ類の産卵場所や回遊ルートを解明するため、東京大の大竹二雄教授や塚本勝巳名誉教授(日本大教授)らは5日、研究船「白鳳丸」(3991トン)を使い、10月初めまで約3カ月間の大規模調査を行うと発表した(7月5日JIJI.COM)

 調査はフランスやニュージーランド、台湾など9カ国・地域の国際チームで実施。ビカーラ(バイカラ)ウナギやオオウナギなど計7種を主な対象として、卵や仔魚(しぎょ)を網で捕獲するほか、海水に含まれるウナギ類のDNAを採集、分析する。

 塚本名誉教授らのこれまでの調査で、ニホンウナギはマリアナ海溝付近が産卵場と判明。ニホンウナギの激減に伴い、ビカーラなどの「異種ウナギ」が養殖に使われ始めたが、水産資源としてどれぐらい存在するか分かっていない。
 塚本名誉教授は、異種ウナギが養殖場から逃げるなどして天然のニホンウナギと交雑する恐れがあると指摘。「研究者は導入に慎重な立場だが、養殖業界では進んでしまうと思う」と話し、まず生態の解明が必要との考えを示した。