ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

「フレンズ」でアニセー・アルヴィナと共演したショーン・バリーのその後

2017-01-31 00:00:00 | アニセー・アルヴィナ

毎年このブログは、アニセー・アルヴィナの誕生日と亡くなった月である1月と11月には、彼女の関係する記事を発表するようにしています。が、あまりいいネタがないのが現状です。が、めげずに今年も記事を書きます。

映画「フレンズ〜ポールとミシェル 」で、アニセー・アルヴィナの相手役だった俳優が、ショーン・バリー(ビューリーとも)でした。公表されている生年月日によると1954年生まれとありますから、実はアニセーのほうが彼よりお姉さんだったということになります。アニセーは1953年生まれです。

彼は、1964年のテレビシリーズ「Beware of the Dog」なる番組でデビューをしています。どういうドラマなのかは判然としませんが、このブログでも以前記事を書かせていただいたジョン・モルダー=ブラウンも出演しています。モルダー=ブラウンは1953年生まれです。

たぶん彼がバリーでしょう。

右端がたぶんモルダー=ブラウンでしょう。真ん中がバリーかと思います。たぶん農村の一家についてのホームドラマで、モルダー=ブラウンとバリーは兄弟か同居しているという設定だったのかと思います。

左がバリー、右に座っているのがモルダー=ブラウンだと思います。

そのあとしばらく映画、テレビでの出演が確認できないのですが、68年に「Ifもしも....」に出演します。

私もこの映画は観ていまして、彼が出演していることはあらかじめ知っていましたから、あ、彼が出ているなと思った記憶があります。

それで71年についに「フレンズ」の出演になります。

上の写真のアニセー、きれいですねー。私が夢中になるのも当然の美しさです。

「フレンズ」は世界的に話題になりましたが、アニセーにばかり注目がいって、バリーのほうはあまり話題にならなかったように思われます。が、同じルイス・ギルバート監督により1974年に「続フレンズ/ポールとミシェル 」が公開されました。続編の制作は、日本での成功が一つの要因になったという話を聞いたことがありますが(英国ですら74年の11月の公開だったのに、日本では同じ年の3月です)、残念ながら内容はあまり良いものではありませんでした。

この後また映画出演が途絶え、77年の「007 私を愛したスパイ 」が彼の最後の(確認できる)芸能活動となりました。これはルイス・ギルバート監督で、俳優稼業をやめることを決断した彼に、最後のご褒美が与えられたのかもと私は勝手に考えていますが、もちろん真偽はわかりません。

たしかにかなり地味な顔立ちであり、子役上がりの彼としても、一生の仕事として俳優を続けていくことに限界を感じたのかもしれません。

その後彼の消息が報じられることもあまりなかったかと思われますが、米国アマゾンの「フレンズ」のVHSビデオのユーザーレビューで、「Sean Bury」と名乗る人物によるレビューが掲載されています。2004年7月18日付です。

このレビューワーがご当人かどうか私には確認できませんが、Sean Bury氏は

>ぼくはいつだって、試写会のあとのルイスの言葉を覚えている。「ショーン」ぼくの手を握りながら彼は言った。「君は何も恥ずかしがることはないんだぞ!」(ぼくはほっと息を吐いた)、それから彼は付け加えた。「でも自慢することも何もないんだからな!」

と書いています。さらに

>ぼくは今身障者施設で働いている。給料はひどいけど、笑顔は最高だ!

彼はすでに60歳を超えていますし、13年前のレビューですから、ご当人が書いたものだとしても今でもそうなのかは詳らかでありませんが、IMDbでも、この時の記述を典拠とした現況が記されています。ただここでは、子どもを教えているとされています。実は拙ブログにも、Sean Buryを名乗る人からコメントをいただいたことがあります。これも本人かどうか全く見当もつきませんが、こちらの記事です。

現段階、これ以上のことは調べられていません。アニセーはともかく、ショーン・バリーのことを覚えている人もあまり多くないでしょうが、たぶんアニセー・アルヴィナの共演者の最重要人物の一人は彼だと思います。また何かわかったら記事にしたいと思います。

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8 コメント

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Unknown (しい)
2017-05-29 04:45:35
私は学生時代に映画フレンズを見て、カマルグの自然の美しさに魅了され、アニセーアルヴィナの可憐な美しさに憧れ、ショーンバリーのステキな笑顔に惚れてしまった大大大ファンの一人です。
ですからこのブログをとても楽しみにしています。
実は、ショーンバリーとは友達になり連絡が取れる状態です。この記事を彼に紹介したいと思いますが、いいでしょうか?
>しいさん (Bill McCreary)
2017-05-29 07:55:32
こんにちは。コメントありがとうございます。

>ですからこのブログをとても楽しみにしています。

過分なお言葉感謝いたします。なかなか彼女らについての情報もなくて・・・。最低年2回は記事を書いていますが、ネタを探すのも困難です。

>実は、ショーンバリーとは友達になり連絡が取れる状態です。この記事を彼に紹介したいと思いますが、いいでしょうか?

はい、もしそのようなことが可能なのであれば、ぜひご紹介ください。バリーさんが現段階お元気であれば、それに越したことはありません。ぜひよろしくお願いいたします。
ショーン・バリー 大好きです! (sizuka)
2017-07-04 20:41:36
私もフレンズを観て以来、ショーン・バリーの大!大!ファンです。
生涯で1番 影響を受けた忘れられない映画です。
フレンズの時の、あの純粋で優しく、あたたかいポールの笑顔だったから、ミシェルはとても可愛く綺麗で、輝いていたのだと思っています。
続フレンズのポールは、凄くカッコ良かったです。
私が今も毎日幸せな気持ちでいられるのも、ショーン・バリーのお陰です。
出来ることなら、是非『ありがとう!これからの幸せを祈っております!』と伝えて頂きたいです。
>sizukaさん (Bill McCreary)
2017-07-04 22:24:32
どうもコメントアリアが等ございます。アニセー関係の記事にコメントをいただくのは、私にとって本当にうれしく思います。

>フレンズの時の、あの純粋で優しく、あたたかいポールの笑顔だったから、ミシェルはとても可愛く綺麗で、輝いていたのだと思っています。

映画の設定では、ショーンのほうがアニセーさんよりお兄さんだったはずですが、実際はアニセーのほうがお姉さんだったようですね。映画でもアニセーのほうが成熟している雰囲気があったかもですが、あのあたりはまさにショーンのうまさだったと思います。子役で鍛えただけのことはあったということでしょう。

>出来ることなら、是非『ありがとう!これからの幸せを祈っております!』と伝えて頂きたいです。

そうですね。日本にも、あなたのことを忘れられないファンがいるんですよということを知らせることができたらうれしく思います。
「フレンズ」DVD購入しました (yuki)
2018-11-10 02:32:09
中学生の頃、テレビで見て、文庫買って、サントラレコード買いました。作品、アニセー、ショーンの素晴らしさを共感できる友人にやっと出会えた気持ちです。アニセーは残念なことに亡くなってしまったのですね…それも今日が命日とは、何かの導きのようです。これからもブログ見に来ますので、どうぞよろしくお願いします。
>yukiさん (Bill McCreary)
2018-11-10 15:25:31
どうも、アニセーの記事にコメントいただきありがとうございます。おっしゃる通り、本日は彼女が亡くなった日ですので、記事をアップしました。よろしければご覧になってください。

>作品、アニセー、ショーンの素晴らしさを共感できる友人にやっと出会えた気持ちです。

私に不相応なお言葉本当にありがとうございます。彼女のファンはもちろん、DVDによって彼女を知った人もいますので、1人でも多くの方が、この映画や彼女らのことを知ってくれれば、私にとってこんなうれしいことはありません。

>これからもブログ見に来ますので、どうぞよろしくお願いします。

こちらこそよろしくお願いします!
Unknown (さつ吉)
2020-07-29 13:17:33
覚えています!
大好きでした。
映画会社宛にファンレターを送った事があります。
彼の元に届いていないと思いますが、、、、。
「フレンズ」は中学生だった私には衝撃的な映画でしたが、ラストシーンで、ショーンが側転しながら去って行く(?)のが、子どもっぽく可愛いな~と思っていました。
もし会えるなら1度会いたいと今でも思っています。
>さつ吉さん (Bill McCreary)
2020-07-30 23:37:30
どうもコメントありがとうございます。なぜかこの記事最近わりとよくアクセスがあるんです。けっこうショーンのファンも多いんだなと彼のことを再認識しています。

>映画会社宛にファンレターを送った事があります。
彼の元に届いていないと思いますが、、、、。

そうですか。「フレンズ」は日本での人気が高かったので、ショーンも日本に自分のファンがたくさんいるというのは認識していると思いますよ。

>ラストシーンで、ショーンが側転しながら去って行く(?)のが、子どもっぽく可愛いな~と思っていました。

あのシーンは、スローモーションでほんとよかったですね。あの後すぐに訪れる悲劇と無邪気さのコントラストがとても残酷で切なく感じました。

彼についても、可能なら情報をこれからも発信していきます。

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