ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

三浦瑠麗も、極右界隈から見捨てられた可能性がある(今後の動向を注視したい)

2023-03-03 00:00:00 | 社会時評

昨日(この記事を書いている時点では本日)「おいおい」と思うところがありました。日本を代表する2つの極右雑誌についてです。

月刊WiLL (ウィル) 2023年 04月号

>熱討! 二時間対談 三浦瑠麗 空(むな)しきセレブの正論 百田尚樹/岩田温

>三浦瑠麗・小池百合子・小泉進次郎・河野太郎…
太陽光発電に群がる“ワケ蟻”たち 平井宏治/杉山大志

>特捜部が狙う「三浦瑠麗―背後の大物」 須田慎一郎

月刊Hanada2023年4月号 

>【総力特集 三浦瑠麗夫妻の謎】
◎山口敬之 三浦瑠麗の仮面 夫の捜査で明るみに
◎小倉健一 メッキが剥げた「三浦瑠麗」

「正論」では、今回は、あからさまに彼女を取り上げた記事はないようですね。

月刊「正論」2023年4月号

それにしたって杉田水脈あたりに記事を書かせているのだから、どんだけ馬鹿で非常識な雑誌なんだかというところですが、それはさておき。

2つの右翼雑誌で、三浦瑠麗が批判されているのが興味深いですね。これはいったいどういうわけなんですかね?

三浦の夫である三浦清志が代表を務める投資会社「トライベイキャピタル」が太陽光発電事業への出資をめぐって10億円をだまし取った詐欺容疑で告訴され、2023年1月19日に東京地検特捜部によって家宅捜索を受けました。で、三浦は、建前上

私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございます

とは述べていますが、Wikipediaから引用すれば、

>トライベイキャピタルと山猫総合研究所は同じ住所にあり、夫妻が両社の株を半々で保有し、三浦清志が運営していたエネルギー関連の法人では三浦瑠麗の妹が理事に就任している

また、一部メディアなどで夫の三浦清志の訴訟を担当している弁護士が旧統一教会の関係者であることが報じられると、三浦は自身の経営する「山猫総合研究所」の公式サイトで声明を発表。該当の弁護士は5年前に取引先の業者の紹介で知り合い、継続的に訴訟を担当していたと公表した上で、今後は別の弁護士に交代するとし、「旧統一教会による霊感商法等の活動を一切容認するものではありません」と表明した

という次第であり(注釈の番号は削除)、となると三浦の生活程度は、とても彼女の稼ぎでまかなえるものではないというのがもっぱらの話ですから、彼女は最悪犯罪収益でぜいたくな暮らしをしたということになりかねません。そうなったらさすがにまずいでしょ、当たり前ですが。

それで、三浦瑠麗はかつて、統一協会の関係で、

>社会問題として受け止めるならば、それは虐待家庭をどうするかということ。過大な献金以外にもパチンコや競馬に親がお金をつぎ込む家庭はゴマンとあり

とまでほざいたくらいで(出典等は、以上Wikipediaで確認してください)、そういうことをのたまった人物の、その夫の訴訟代理人が統一協会の関係者(信者という話)なんて、ほぼ「笑い話」「馬鹿も休み休み言え」「マンガ」「クズ野郎」っていうもんでしょ、悪いけど。というわけで、彼女は、「とてもかばいきれない」「助ける価値がない」とかいう点で見捨てられたんですかね。

それでですよ。今回の記事を書いた人物で、

>山口敬之 三浦瑠麗の仮面 夫の捜査で明るみに

というのはどうなんかいなという気がします。山口敬之は、「女性ジャーナリストレイプ事件」でわかるように、そういう想像を絶する不祥事をしでかして、それでも彼は、いまだに使われているわけです。さらには、「安倍晋三銃撃事件#未確認情報のフライング投稿」のような不始末までしている。それでも彼は、利用価値があるとみなされているのかどうか、いまだに極右界隈で活躍してるわけです。ちなみに三浦瑠麗は、Wikipediaから引用すれば、

>仮に知っていたのだとしても、つれあいの到着を待つべきだと思った。安倍さんを敬愛していたのならば、まずは昭恵さんのことを思うはずだ。どんな思いだろう、と。とりわけ彼(安倍)は妻を慈しんでいた人なのだから

と山口を批判したとのこと。

で、三浦の夫の会社が家宅捜索を受け、三浦がテレビなどへの出演ができなくなったということ自体、つまりは当時の自民党政権(安倍政権)のはからいで、警視庁の幹部だった(のちに警察庁長官)中村格を通して逮捕状の執行を見合わせてもらったとされる山口とはえらい違いです。つまりは現在の自民党政権にとって、そこまでしてかばう存在ではないのでしょう、三浦瑠麗は。

それで現段階三浦瑠麗は、フジテレビの番組審議会委員ですが(下にスクリーンショット)、そして今年の2月4日に開催された第524回 番組審議会議事録概要には出席したようですが(少なくともサイトに「欠席」とはない)、さすがにフジテレビも、彼女をその座にし続けるのはむずかしくなるのではないか。

そう考えると三浦もお先真っ暗でしょうが、彼女もこれですぐ引っ込むつもりもないでしょうしね。今後どうなるかここは私もみていきたいと思いますね。三浦の代わりなどいくらでもいると思いますが、彼女も可能な限り自分の立場は保ちたいでしょう。あんまり彼女は打たれ強い人間でもないと思いますが、いろいろ興味深いところです。

それにしても山口のようなレイプ野郎をこの期に及んで(安倍晋三が死んだ後ですら)使い続ける右翼界隈というのもひどいところだよね(呆れ)。書いている山口もひどいし、書かせる右翼界隈もです。bogus-simotukareさんは、私が投稿したコメントへの返信で、

>この「三浦叩き」を見て桜井よしこなどは口にはしないとは言え、内心「複雑」ではないか。
 どう見ても三浦叩きは「女性差別的な要素」があるでしょうし、桜井も「自分も何らかの理由でウヨ業界で失脚したら同じ目にあうかも」と思わずにはいられないでしょう。

お書きになっています。性犯罪者である山口が起用され続けている背景と三浦叩きは、やはり女性差別のコインの裏表なのでしょう。それもどうかです。

コメント (6)
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