ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

ドルレアック姉妹が共演する「ロシュフォールの恋人たち」を日本中で見ることができる

2016-05-12 00:00:00 | ドルレアック姉妹(フランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーヴ)

しばらくぶりにドルレアック姉妹(フランソワーズ・ドルレアックカトリーヌ・ドヌーヴ)関係の記事を。新・午前十時の映画祭で、14日土曜日から6月10日金曜日まで、「ロシュフォールの恋人たち」が全国の映画館で上映されます。2週間交代です。上映スケジュールや映画館についてはこちらから確認してください。

昨年「シェルブールの雨傘」が上映されたので、うまくいけばこの映画を今年上映してくれるかも、とかおよそ根拠のない期待をしていましたら、うまく上映してくれることとなりました。たぶん昨年「シェルブールの雨傘」を上映した時点で、あるいていどこの映画の上映も視野にはいっていたのでしょう。


この「ロシュフォール・・・」は、ドルレアック姉妹以外にも、ジーン・ケリージョージ・チャキリスジャック・ペランダニエル・ダリューミシェル・ピコリらの米国とフランスの名の通った俳優たちが共演しており、そう考えるとなかなか貴重です。そして言うまでもなく、この映画の公開(1967年3月8日にフランスで公開)から間もない1967年6月26日、不慮の事故でフランソワーズは亡くなってしまいました。もう49年も前です。彼女は25歳の若さでした。

そうすると、不慮の死の直前に、この美しい姉妹の共演が実現したのは、まさに神の思し召しかもしれませんね。まさに1年遅かったら、この映画での共演は実現しなかったのですから。

私もこの映画とそれに関係する記事を、このブログでいくつも書いています。

祝!フランソワーズ・ドルレアックの映画が公開される!

フランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーヴの対談(?)を見つけた

フランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーヴの対談(1966年)(1)

フランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーヴの対談(1966年)(2)

ほかに写真などをご紹介している記事もありますので、適宜検索していただければ幸いです。また、上で紹介した対談は、「ロシュフォールの恋人たち」の宣伝のものと思われます。かなり貴重な対談かと思いますので、興味のある方は是非お読みになってください。

では下の撮影スナップを見てください。

ドヌーヴは、

>GA:「ロシュフォールの恋人たち」までお姉さんと共演されることはありませんでした。それが、この作品をとても貴重なものにしているに違いありません。

CD:そうね。またあの映画は、とても難しいものでもあったのよ。フランス映画にしてはとても規模が大きく製作費もかかっていたから。英国人振付師に米国の俳優、ジョージ・チャキリスジーン・ケリーだわ。実際の建物での撮影だったからとても大変だったわね。おまけに8月に撮影したから、1年でいちばん暑い月でしょ。だからダンサーのリハーサルもとてもきつかったわ。「シェルブールの雨傘」とは違って、全部歌っているわけではないし、でもほんと信じられない経験だったわね。

語っています

それにしても「ロシュフォール・・・」はカラーが強烈ですね・・・。当時ゴダールも「気狂いピエロ 」ほかで強烈な原色を強調していましたから、フランス映画にそのような強烈なカラーを志向する何かがあったのでしょう。

いずれにせよ、大きな画面でドルレアック姉妹の美しさを堪能しましょう。ね、これを読んでいるあなた、ぜひ見に行ってくださいよ。

コメント (4)
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