築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

まったり~

2024-02-20 08:28:29 | Weblog
今朝は温かい通り越して「暑い」になってましたが、なんともまったりとした休市前。
競り場もあまり高値が出る雰囲気は無く、市場全体的に「まったり」です(^^;)

競り場の内容としては変わらず塩釜と銚子の延縄漁が一番本数多く、あとは三宅島の釣りや
下田の延縄漁、日本海は萩や仙崎、島根県や長崎県の定置網漁、京都舞鶴の定置網漁などなど。
個人的には長崎県の定置網漁のマグロが一番赤身もキレイで脂とのバランスと値段が良いかな?と(^^)

実際セリが始まると延縄漁はセリ残りが多く、セリで売れているのは定置網漁。
特に舞鶴の定置網漁は上物師さんたちにも人気です(^^)
セリを見ていて一つ感じるのは、延縄漁がセリ残る理由として浜値が高いのではじめから値段が入らず、
延縄より安い値段から読んでくれる定置網漁のマグロに買い手が集中。
競り合われれば延縄と同じくらいの値段までいくんですけどね。
買う側も、はじめから値段読んでくれないのなら値段入れませんからね~
まぁそれと、今の塩釜、銚子といった辺りの延縄のマグロ、延縄漁なのに意外と赤身がボケるんです。
確かに脂は強いんですが、養殖においてもそうなんですが、ただ脂がたくさんあれば良いというわけではなくて
赤身はしっかり赤いマグロのほうが意外と値段出ますよ!
まぐろやさんは意外と『全身トロ」なんて求めてなくて、赤身は赤身としてしっかり赤くないとダメなんです。

そういうところも踏まえると、今は日本海の定置網漁のほうが魚がしっかりしている感じはします。
今日も長崎県の定置網、仕入れてますよ(^^)





今週は明日の水曜日が休市で、23日(金)の天皇誕生日の祭日が開市となっております。
どうぞお間違えのございませんよう、ご注意くださいませ。

って、祭日やってお客様見えるのかな~???(^^;)