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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



伊豆沼で撮影したハクガン(全長67cm)の続きです、今回は飛行姿を紹介しましょう。・・・地上にいる仲間を見たハクガンが9羽が飛んで来ました。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社・2000年発行)には<成鳥は全身白色で初列風切だけが黒い。飛翔時には白色と黒色のパターンとなり見間違うことは無い>

<クチバシと足はピンク色。幼鳥は全体が灰褐色でクチバシが黒く、足は暗赤色>・・・下の写真の2羽が幼鳥

明治時代に解禁された狩猟によって絶滅しかけ、2000年発行の図鑑(日本の野鳥590・平凡社)にも<群れでの渡来は無くなり1~2羽で記録される>とありました。

ところが2014年発行の「新版日本の野鳥・山と渓谷社」には<近年では数十羽の群れが渡来し、年々増加傾向にある>とあり、

あきた森つくりサポートセンター情報サイトにある野鳥シリーズには<2013~2014年八郎潟では、ハクガンが106羽と、これまでの調査で最高を記録>

また、環境省による2020年1月の調査では秋田県で901羽、宮城県で49羽とありましたので、ハクガン渡来数は急速に戻っているようです。

あきた森つくりサポートセンター情報サイトにある野鳥シリーズには<八郎潟干拓地では、ハクガン、シジュウカラガンは、現在、復活プロジェクトの成果で数百羽単位の大きな群れを見ることができるまでに回復した>とあります。

またそこには<ハクガンは、警戒心が強く、150m以上離れないと飛んでしまう>とあったので、ハクガンの撮影には驚かさないよう注意が必要です。

これからさらに渡来数が増えそうな(楽しみな)ハクガンの飛行写真でした。



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