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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



アメリカの野鳥図鑑「The Shorebird Guide」(直訳すれば渚の野鳥案内)という本をアマゾンで見つけたので購入してみました。近所の公園のダイシャクシギの写真と一緒に紹介しましょう。

その本には日本に渡来するシギチドリは勿論、北アメリカでしか見ることができないシギの写真が一杯で、英文を読めなくても写真を見るだけで十分な価値がありました。

「ダイシャクシギ」をネット翻訳」するとCurlew(カーリュー)と出てきますが、この本には「ロングビルドカーリュー・Long・Billed・Curlew」と掲載されたシギが出ています。直訳すると「長いクチバシのダイシャクシギ」

アメリカに分布するLong・Billed・Curlewは、ダイシャクシギというよりもホウロクシギ(ファーイーストカーリュー far Eastern Curlew)と似ているようです。

Long・Billed・Curlewは、19世紀頃にはありふれた野鳥でしたが、最近では(特に大西洋沿岸で)希な野鳥となっていて全世界の推定生息数は2万羽とか。

繁殖は3月末から4月初旬、抱卵は2731日間、ヒナは孵化後3845日で飛行することができ、24年後には最初の繁殖が可能とあり、日本に渡来するダイシャクシギも同じでしょう。

日本に渡来するダイシャクシギは(Eurasian・Curlew ユーラシアン・カーリュー)という名前で出ていました。

ユーラシアン・カーリューの全長は50~60cm(手元にある日本の野鳥590には60cm)、翼開長80~100cm、重さ500~1360gと記載されていました。

一方、北アメリカに分布するロングビルドカーリューの全長は50~65cm、翼開長76~99cm、重さ445~792g。全長はダイシャクシギより少し長く、翼開長や重さはやや小さいようです。



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