大阪港では6月6日から19日までの間、日の出が1年で最も早い4時44分頃となります。その期間中のある日、大阪港に行ってみると、水平線上に雲があり、どうやら日の出撮影はダメのようです。
そこで数日置いた別の日に再チャレンジしてみました。午前4時40分頃の大阪港です。この日は風で海面がやや波立ち、水平線上の低い空は少し霞んでいるようです。
又ダメかと心配してると、低い空に小さく淡いオレンジ色の光が出現しました。
ズームアップしてみると、「ホテルシーガルてんぽーざん」のすぐ右側から昇り始めた朝日でした。
日の出の方位角は、真北から61度。つまり真東から29度北寄りのポイントです。
6月16日から6月27日の間、朝日は一年で最も北寄りとなる方位角(60度)となるので、もう少し左側から出現します。太陽の前のビルは、堺筋本町駅の北にあるシティタワー大阪(高さ170m)のようです。
ワイド画面で見ると、水平線のすぐ上から朝日が昇っているので、大阪港の北から61度というポイントは平地が続いているようです。
少し海面に近い場所からも撮っておきました。この高さまで昇ると海面に太陽の光が反射しはじめます。
写真がやや黄色く見えるのは、黄砂の影響があるためでしょう。