それは良い、と素直に喜べない。CDが最初に出た時も半永久的に音が劣化しないって言われてたような気がする。それが5年だったか10年前に保存の仕方によってはという条件があったけど15年とか20年なんてニュースがあった。それを友達に言ったらそんなの当たり前だよ、俺はとっくに知ってるよとのたまった。
アナログと違ってデジタルなデータの劣化はシャレにならない。LPレコードなら雑音が混ざりながらも溝さえあれば音は聞こえる。アナログの良いところはそういうところだ。あるがままが聞こえるというか何というか。だけどCDだとどうだろう。プレイヤーにデータ・エラーとか何とかと表示され何も聞けずにおしまいかな。
それにしてもこの劣化しないってのは何処まで信じられるんだろうか。値段の方は量産されれば解決出来るんだろうけど、「 あ、落としたらダメですよ、ガラスですから 」 なんて言われちゃいそうだ。それと今普及しつつあるDVD、これもせいぜい15年とか20年程度しか持たないのかな。子供の運動会や学芸会ではひたすら録画のことばかり気になって肝心な運動会の様子は全く覚えてなかったなんて人ってけっこういたりして。見たくなった頃にはもう読み取れない、なんてオチではシャレにならない。