もうお化粧！ハンゲショウ😊

　昨日は雨降り、12日も東京は降ったり止んだりです。関東南岸に停滞している梅雨前線がなかなかどいてくれません。おまけに台風が近づいているので仕方がありませんね。雨雲が抜けた九州や四国は暑くなってますがこちらは午後は21度台でまぁまぁの気温です。

　目白通りの街路樹の根元には低木のほかに様々の草花が見られますが、家の近くにはハンゲショウもあり、伸びた葉が白くなってました。ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草です。ドクダミは葉がハート形ですがこちらはハート形でないので、葉が白くなって初めてハンゲショウだったんだと気づきます。初めは小さな花が多数集まった総状花序が伸びてきますが、花期になると花序の脇の葉が半分ほど白くなります。このため半夏生のほかに半化粧とも書き、カタシログサ（片白草）とも呼ばれます。写真の白く変色した葉の近くにちょろんとしたのが花序で、ちっちゃな花が咲いても花には花弁も蕚もありませんので、花より葉の方が観賞の対象でしょう。

　夏至（今年は21日頃）から数えて11日目の7月2日頃を「半夏生」と呼び、そのころ花が開花することからこの名が付いたそう。やっぱり今年はなにもかも早いね。白くなった葉は花期が終わるとまた緑に戻ります。葉が白くなるのは虫に花を知らせるためではないかと言われているようです。こんなハンゲショウの花言葉は「内気」「内に秘めた情熱」です。