クチナシ（梔子）

　台風が行ったら来ました、真夏の暑さが！5日はほぼ全国で☀で気温が上昇しています。関東は30度以上の真夏日の所がゾロゾロで、東京も都心で29.8度、練馬は昼過ぎに30.1度と真夏日になりました。散歩もそろそろ水を持って歩かなきゃならない季節の到来ですね。考えてみたらまだ6月になったばかり、めっちゃ暑くなるのはこれからですよ。真夏はどれだけ暑くなるのか、やだねったらやだねっ！

　春のジンチョウゲ、秋のキンモクセイと並んで３大香木といわれるクチナシの花が今、見頃を迎えていますね。日本やアジア原産のアカネ科クチナシ属の常緑低木で、濃い緑色の葉に白い花が香りとともに咲き、この花が咲き出すとそろそろ暑くなるなぁと感じます。花は一重の6弁花とバラのような八重咲きがあります。八重咲の花はクチナシの変種といわれてますが、これまで見てきたのは八重が多かった気がします。白子川河畔の花は一重が圧倒的に多く、花の後実が出来るのは一重のクチナシです。

　花は白ですがだんだん黄色がかるようになっていきます。八重咲きの花は黄色がかるというより黄色い花に変化するのを昨年初めて見て驚きました。妙な名は、果実が熟しても開裂しないことから、口のない実の意味から「口無し」になったという説もあります。実は熟すと橙色のちょっと変わった形ですが、薬用、染料になり布を染める以外にもきんとんやたくあんの着色にも使われます。花言葉は「とても幸せです」「喜びを運ぶ」だそうです。