冬晴れ続くも寒い年の瀬だねぇ

　平成最後の大晦日まであと一日。ひえ～、早い。それにしても寒いですね。よりによってこの忙しい年の暮れに、ズカズカと押し入ってきた最強寒波で雪国は連日の大雪です。帰省の足にも影響が出ているでしょうか。東京は冬晴れが続いていますが、空気はカラカラで北風の冷たさが身に沁みます。写真は日の出直前の空で、とても綺麗で今日もいい天気だなぁと寝覚めはいいのですが、寒い。青空の広がる、一見、暖かそうな窓の外なのに、外へ出ると寒いのなんの。気温も上がらず、都心でやっと10度に届いただけ。月初めの暖かさがウソのような毎日ですね。

　こちらに住んで40年近くになりますが、東京の冬は暖かいと感じていたのに、こんなに寒いのはあまり記憶にありません。これまでは下着だけで寝てたのに、この冬は一枚余分に着るようになりました。トシのせいもあるでしょうが、深夜の初詣なんてとても無理だわな。体力の衰えも感じられるようになりましたが、リタイアを機に続けてきたウォーキング、今年で累計が27,000㌔を超えました。来年も元気に歩きます。

ワラボッチ

　28日は御用納め、仕事納めで、今年も残すところ後３日になりました。お勤めの方はこの一年ご苦労さまでした。年末になって襲ってきた最強寒波で、日本列島は冷蔵庫の中みたいに冷え込んでますね。今日は太平洋側と日本海側の天気がはっきり分かれ、太平洋側は晴れたものの気温は上がらず寒く、日本海側は大雪だそうでとんだ年の暮れになりました。東京は３日ぶりに昼も気温が１０度に届かず、北風が強いブルブルの一日です。

　こんな日はじっとしていればいいのでしょうが、陽射しに騙されて外へ出ました。冷たい風にポッケに手を突っ込み歩き、牧野記念庭園に寄ってみました。夏の頃と打って変わって殺風景な庭園になりましたが、無愛想な風景をいく分でも補うように、ワラボッチが飾られていました。雪国では木々を雪や寒さから守るために、雪吊りや雪囲いが見られますが、近頃は雪国でなくても装飾用に置かれることも多いそうです。もともとは脱穀の済んだ稲藁を保存用に積んでいたのですが、低い木を囲うために小さいものが作られており、公園などでも見られるようになりました。作るのは結構難しいそうですが、素朴でほっこりしますね。

この木の名知ってる？

　最強の寒波襲来だそうで、北海道や北東北などでは吹雪いている所があるようです。関東はやや遅れて来るのか、今朝の東京は最低気温も昨日より5度近くも高く、日中も都心、練馬では13度を超え、暖かさが残っています。吹雪の映像を見ると、こんなにも天気が違うのは日本も結構広いなぁと驚きますね。ただ明日からはこちらもぐんと冷え込むそうで、覚悟した方がよいみたいです。

　さて、以前、身近なところにも知らないことが多いと書きましたが、本当に多いです。散歩の途中、目にした写真の木、何だかご存知でしょうか。同じ木なのに葉の形が違うのがあります。ついていた名札を見ると「カクレミノ」というそうです。へえ～、初めて見たし、知らなかったなぁ。芽生えたばかりの幼苗は葉の切れ込みはないのに、幼木では３～５裂し、成長とともに切れ込みは浅くなり全葉と３裂した葉が混じるようになるんだそうです。変な木ですが名も変わってますね。隠れ蓑とは伝説上の着ると姿を隠す蓑で、鬼や天狗の持ち物といわれるものですが、それと似ていることからこう呼ばれるといいます。

　夏には花が咲き、実も生るようですから、来年はぜひそちらも見たいものです。

羽毛のような？雲

　クリスマスも終わり、もうすぐ除夜の鐘です。週間天気予報にはもう来年の日付が…わかってはいても時の過ぎる速さに唖然とするばかりです。毎日のように、気象予報士の人たちが28日からこの冬最強の寒波が来ると言ってますが、年末年始に寒いのはいやですねえ。嵐の前の静けさというのか、26日の東京はちょっと暖かい天気でした。練馬では最低気温が氷点下0.2度と冷え込みましたが、時間の経過とともに気温が上がり、午後2時過ぎには12.6度と久しぶりにお日さまの温もりが有り難く感じました。

　日々の散歩中、晴れている時は雲を見るのが楽しみです。季節によっていろんな雲があり、刻々と変化する雲にしばし歩を休めて見入ることがあります。今日歩いている時、見えたのは変な雲でした。もみじ山公園はちょっと高台にあり、見晴らしがいいので空も広いのですが、視界の端から端まで連なった羽毛のような、天使の羽のような形の雲が…。居合わせたお姉さんは「クジャクの羽みたい」。雲の出来る高さによってさまざまな呼び名がありますが、このような形の雲は初めてで、後で調べてみましたがはっきりしません。どんどん変化するので数分後には形が変わってしまいましたので、ちょうどいいタイミングで見られたようです。

還暦おめでとう！東京タワー

　平成30年の12月23日は“特別な日”になりました。天皇陛下の85歳の誕生日で、来年退位される陛下の平成最後の誕生日になります。来年からは天皇誕生日としての祝日ではなくなりますね。もう一つは、首都東京のシンボル、東京タワーが完成してから“60歳”の還暦を迎えました。総合電波塔として1958年12月23日に竣工した東京タワーは高さ333㍍で日本一の高さを誇り、関東一円にテレビ・ラジオの電波を送り出す一方、観光名所として長く君臨してきました。今でも年間300万人の観光客が訪れており、通算の莱塔者は1億8000万人を超えています。

　現在は634㍍の東京スカイツリーに高さ日本一を譲り、電波も一部を除いてスカイツリーに移り電波塔としての役割も終えていますが、観光客は減っておらず根強い人気を誇っています。高さ120メートルの大展望台は改修工事を終え今年、メインデッキに、223.55㍍の特別展望台はトップデッキと名称を変えました。鏡張りに変身したトップデッキはワタシもリニューアルオープンに駆けつけましたが、人気も上々のようです。陛下のお誕生日とタワーの還暦に心からお祝いを申し上げます。