アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

ウスガサネオオシマザクラ

2022-03-31 13:59:31 | Weblog
 弥生3月も今日で終わり、明日からは年度替わりの4月のスタートです。2月は“逃げる”で、3月は“去る”と言われ、いずれもあっという間に過ぎてしまうことを例えた言葉ですが、本当に早いですねぇ。寒い時季はさっさと終わってほしいとの願いが込められていたのでしょうか。31日は前線が列島上を東西に伸びており雨や曇りの所が多く、午後はこれが南下して関東でも雨が降りそうです。東京は薄日が差す時間があるものの雲の広がるパッとしない天気ですが、気温は高目で昼過ぎには都心で22度を超える初夏のような陽気になってます。

 満開から4日経つサクラは散った花びらが地面に模様を描いている所もありますが、まだ十分に花を楽しめます。ソメイヨシノやセンダイヤサクラ、ヤエザクラと多様なサクラがそろう牧野記念庭園でちょっと離れた所で咲いているのがウスガサネオオシマザクラです。ちょっぴり赤味がかったセンダイヤなどと違ってウスガサネは白色の半八重で味わいのある美しい花です。原木は牧野富太郎博士が神奈川県で発見したそうで、サクラの原種のひとつオオシマザクラの変異種です。葉の展開と同時に咲く花は、雄蕊が変化した旗のような旗弁と花弁が重なり合っているのが名前のウスガサネのようですが、高い所で咲いているのでよくわかりません。花びらが6~10枚の白いサクラはとても魅力的ですので、機会があったらぜひ!
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つくし(土筆)

2022-03-30 15:22:06 | Weblog
 間もなく4月になるというのに昨日は冬の装いでしたが、30日は晴れたり曇ったりの天気ながら暖かくなった東京。気温も昼前に20度を超え、今日は上着要らずの散歩になりました。昔は普通に見られたのに、近頃はあまり見る機会がなくなったものっていっぱいありますね。小川には当たり前にいたミズスマシやゲンゴロウなどはほとんどお目にかかれず、メダカだってもういませんね。野原で春を告げるつくしも近頃は見ないねぇと言う人が多いのではないでしょうか。

 ちょっと前に、キャンディーズが「つくしの子が恥ずかし気に顔を出します もうすぐ春ですねぇ」って歌ってた春一番は、毎年春近くなるとメロディーが頭に浮かんでくる曲ですが、いくら野原で探してもなかなかつくしは見つかりません。ところが意外な所で見っけ!ある店の飾り花壇、といっても土の部分に草が生えているだけですが、そこにつくしん坊がありました。へえ~ですよねぇ。

 つくし誰の子、スギナの子とも言われた通り、つくしの頭から胞子を散らした後はつくしは枯れて、下からスギナが出てきます。土に突き立てた筆のように見えることから土筆と呼ばれますが、可愛らしいですよね。俳句では春の季語です。花言葉もちゃんとあって「向上心」「驚き」だそうです。
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枝垂桜と平和を祈る?ベル

2022-03-29 14:36:33 | Weblog
 29日は高気圧に覆われ好天の所がほとんどですが、関東だけは暑い雲が広がり気温も上がらず花冷えの天気です。最低気温は都心で9度くらいでしたからそれほど寒いことはなかったのですが、それからちっとも上がりません。午後になっても1時の気温が都心で11度、練馬は10.7度と都心では前日より7度近く低く、ずっとこんな気温で2月中旬の頃の寒さです。4月の始まりも寒の戻りがあるようです。まだ冬ものも片づけられませんかねぇ。

 せっかく満開になったサクラも曇天では艶やかさも半減、風が弱かったのがせめてもの救いだったようです。花の咲いてるうちはすっきり晴れた天気が続いてほしいもんだと、ぶつぶつ言いながら歩いていると白子川のたった1本の枝垂桜の枝に小さな赤い鐘があるのに気づきました。咲いているピンク色のサクラの花とよく似合います。もちろん、誰かがくくりつけたのでしょうが、なんと粋なことを!嫌なことばかりの世の中に反発して平和を祈るために、平和の象徴(とワタシは勝手に思ってます)のサクラとコラボしたのでしょうか。曇り空に一筋の希望の光を見た思いがしました!
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サクラ満開🌸🌸春本番です!

2022-03-28 13:18:26 | Weblog
 週明けの28日は晴れて気温も高目の所が多いようで、各地でサクラの開花や満開のニュースが飛び込んできます。東京は昨日、都心で21度を超えたのに続き今日も昼過ぎには19度と暖かさが続いています。昨日、福岡に続いて午後に満開宣言のあったサクラはこの陽気で一気に咲き進みました。練馬はそこまで上がりませんでしたが、それでも16度を超えました一昨日はまだつぼみも目立っていた白子川河畔のサクラは、今日は木に雲がかかったように花に包まれています。あっという間にすべての花が咲きそろってしまうんですねぇ。まさに春爛漫です。

 道路の両側のサクラがまるで花のトンネルのようになる大泉学園通りも見頃で、通過するクルマも花のトンネルを走るとあって、わざわざドライブがてらにやってくる人もあるそうです。春の花が咲き競う牧野記念庭園は、オオカンザクラからバトンを受けたソメイヨシノが満開で、やや遅れて咲くセンダイヤザクラも先日はまだだったのにもう開花してます。どちらかというと白っぽいソメイに比べるとピンク色が目立つセンダイヤが隣り合って姸(けん)を競っています(写真)。センダイヤザクラは牧野富太郎博士が高知市の仙台屋という店の前で発見し命名しました。ヤマザクラの園芸品種と言われ、成木は数が少なく、同庭園の木は日本一の大木で練馬区の銘木に指定されています。
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続牧野庭園の春 ヒトリシズカ(一人静)

2022-03-27 14:26:43 | Weblog
 昨夜は春の嵐だったようで、ベランダの鉢がひっくり返っていました。明けて27日はまだちょっと風が残ってましたが、気温は高く昼過ぎには都心で21度超え、練馬も20度と10日ぶりに20度を上回る陽気になりました。気象庁の発表はありませんが、サクラももうほぼ満開のように見えます。さて、牧野庭園の今日の花はヒトリシズカです。

 春の到来を告げる花のひとつで、4枚の葉に守られるように白い花を咲かせます。ほぼ全国に分布、木の陰など湿った所にひっそりと咲くそうです。変わっているのはその花で、白いブラシ状の花が群れて咲くことが多いようです。名前もちょっと変わってますね。由来は、源義経が愛した女性の静御前が一人で舞っている姿に見立てたことからつけられたそうです。静御前は義経の正妻になれなかったことから、花言葉は「愛にこたえて」。また花がひっそりと咲くことに由来して「隠された美」とも。

 似た名の花としてフタリシズカ(二人静)という同じセンリョウ科の花がありますが、ヒトリシズカが1本の花穂をつけるのに対してフタリシズカは2本の花穂をつけることが多く、3本、4本のこともあるそうです。こちらは米粒のような白い小さな花で、静御前とその亡霊が舞う姿を例えたと言われます。
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