アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

関東もやっと梅雨明け…でも水不足は続く?

2016-07-28 16:37:05 | Weblog
 28日は東京も朝から気温が上がり、練馬では午前11時には30度と9日ぶりに真夏日が戻ってきました。気象庁は関東地方も梅雨明けしたとみられると発表しました。昨年よりなんと18日も遅い梅雨明けだそうです。7月に入ってから東京では真夏日を記録したのは28日も含めて12日間で、7月にしては比較的しのぎやすい日が多かったと言えますが、週間天気によるとこれからは連日30度を超える日が多いようで、散歩も暑さとの闘いになりそうです。元気なのは子供たちだけのようで、久しぶりに行ってみた大泉中央公園では水の遊び場でかわいい声がこだましていました。

 曇りや雨の日が多く、梅雨明けが遅かった割には関東では山間部でそれほど雨が降らなかったようです。雨がよく降ったのはどちらかというと沿岸部で、肝心の水がめは依然として水不足が続いているといい、今後も雨量は少な目との予報が出ているので本格的な暑さを迎えるこれからが心配です。降り過ぎれば困るものの、降らなけりゃもっと困るのが雨で、鬼怒川水系ではダムの水量がいつもの4割くらいで、28日から取水制限が20%になったそうです。東京の水の8割を依存している利根川水系でも6割を切っているといい、深刻な状態が続いています。北海道では大雨だそうですが、ままならぬのが自然ですね、台風が少ないのも原因かもしれませんが、山で降ってくれと願わずにはいられません。と同時に、節水に協力しましょう。
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アカボシゴマダラ

2016-07-27 15:54:13 | Weblog
 間もなく8月の声を聞くというのに、東京は過ごしやすいと言える天気が続いています。灼熱地獄から解放されると散歩も比較的楽です。石神井公園を歩いていると、一羽の蝶がまとわりつくように飛んできて、足元に停まって羽を広げて一休みして動きません。よく見ると、後翅の外縁に鮮やかな赤い斑紋が。アカボシゴマダラです。よく似たゴマダラチョウはもともと日本にも生息しますが、赤い斑紋はありません。アカボシは中国、台湾、朝鮮半島などに分布するチョウで、1995年に突然、埼玉県の秋ヶ瀬公園で発見され田と言います。その後、関東地方南部でも見られるようになりましたが、ゴマダラチョウと生態的に競合する危惧があることから「要注意外来生物」に指定されています。蝶マニアが人為的に放蝶したのではないか、といわれています。

 蝶に限らず近年はいろんな外来生物があちこちで発見されて、古来から日本に生息する種が影響をうけています。この公園でも三宝寺池で誰かが放流したと思われる外来魚を定期的に捕獲、駆除していますが、実に困ったものです。さて、この涼しい天気ですがいつまででしょうね。東京では最高気温が30度の真夏日に届かない日が27日で連続8日になります。これも珍しいことのようです。この先は暑い夏になるのか、冷夏になるのか、気になるところですが、気象庁が25日に発表した8-10月の三か月予報によりますと、気温が平年より高目になる確率は50%、平年並みが40%だそうです。8月は40%、40%といいますから、少なくとも涼しい夏ではなさそうです。

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雨も降りやませで涼しい大暑

2016-07-22 15:39:22 | Weblog
 東京は22日も前日に続き雨で明けました。つい先だってまでの寝苦しかった夜も涼しく感じるほどでしたが、この日は二十四節気の大暑(たいしょ)。夏の土用の時期で、一年で最も暑い頃という意味ですが、気温は午後になっても上がらず練馬では21.8度と5月中旬並みの天気でした。暑がりのワタシにとっては助かりますが傘をさしての散歩はちと面倒です。アメダスの地図を見ると、日本列島のうち関東から東北にかけての太平洋岸が気温が低く、そのほかは赤く気温の高いことがわかります。東北でも日本海側は高く、ちょうど奥羽山脈を境に分かれていたようです。

 太平洋岸で涼しく気温が上がらなかったのは、冷たく湿った北東の風が吹き付けてきたためで、夏の間に吹くオホーツク海気団からの北東、あるは東からの風を偏東風といいます。やませといわれる冷湿な風は霧を伴うことが多く、長く続くと日照不足で冷害の原因にもなるものです。明日は涼しい天気から一転、東京でもゆっくり回復して晴れ間も出そうで、気温も上がりそうということです。北陸は22日に梅雨明けが発表されましたが、関東は来週もぐずついた天気が多いそうですので、梅雨明けはまだのようです。
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失われゆく「和のくらし ことば」展

2016-07-20 16:55:51 | Weblog
 散歩で訪れた石神井松の風文化公園にある石神井公園ふるさと文化館の分室で、収蔵するコレクションを展示した「和のくらし 和のことば」が開かれていたのでのぞいてみました。生活様式の変化にともない、私たちの暮らしから、かつての生活用具が姿を消し、モノが消えるとモノの名前やそれらを使う動作を表す言葉もまた消えていきます。そこで、季節感を大切にしつつ、ささやかなものにも美しさを求めた、昔の日本のくらしと豊かなことばの一端を、所蔵する生活用具を通して見てもらおうとコレクション展を開催しているものです。

 平日で時間も早かったので他に人はいませんでしたが、夏から秋へと移り変わる季節のくらしの道具と、そうした風物を描いた俳句、短歌、随筆や小説の一部などが展示されています。入口近くにあった蚊帳(かや)なんてもうすっかり見られなくなりましたね。蓑、笠といった雨具や高下駄、わらじなども懐かしいですが、畳表を張った下駄なんていうのもあったんですね。燭台、竹ヒゴで作った虫籠などから野良着、大泉村消防の半纏といった珍しいものまで、昭和の時代にタイムスリップしたかのようなものがいっぱい。ひときわ目を引いたのは、時代小説家・五味康祐と夫人が愛用した和服です。日常も和服で通したそうで、遺品には四季の着物類が数多く遺されているそうです。夏の衣料は、蝉の翅のように透けて涼やかなもの(写真奥に見えます)です。    夏袴羅(うすもの)にしてひだ正し 高浜虚子

 10月23日(日)まで。8月30日から一部展示替えするそうです。月曜日はお休みです。
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オオキツネノカミソリ

2016-07-17 15:58:10 | Weblog
 東京はお盆に入ってから猛暑も一段落といった、比較的過ごしやすい日が続いています。気温は曇っていてもいく分高目で湿度が高いので蒸し暑さはありますが、ギラギラした陽射しがない分少しは楽です。郷里の仙台など地方では月遅れの旧盆で、こちらの方が主流のようで暑さの最中ですよね。今年は暑さが早くやってきたので、梅雨明けも早いかと思ったら平年よりいく分遅くなりそうといいます。涼しいのはいいのですが東北地方は週明けから低温の注意報が出ており、どうもはっきりしない夏ですねぇ。

 盆明けの17日、久しぶりに牧野記念庭園を訪ねてみましたが、オオキツネノカミソリが咲いていました。キツネノカミソリの仲間で、ちょっと見た目は変わりはないのですがオオというだけあって少しばかり花が大きいと言います。そのほかにキツネノカミソリと違う所は、花の雄蕊、雌蕊が長く花びらからはみだしていることです。写真で見てもわかりますね。ただ、並べてみても見た目にはそれほどの違いはないように見えるでしょうね。お盆のころに咲くのでお盆花とも呼ばれるキツネノカミソリはヒガンバナ科で、花の咲く時期は葉がなく地面からいきなり花が咲くように見えるのもヒガンバナと同じ性質です。
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