アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

ナンバンギセル

2019-10-30 14:27:18 | Weblog
 30日の朝は関東でこの秋一番の冷え込みになりました。都心の最低気温は12.1度、夏は暑く冬は寒い練馬はさらに低く10.4度まで下がりました。前日の雨で湿気が残っていた所に冷えて晴れたため各地で濃霧が発生、ここしばらく見たことのないほどの霧で、我が家のベランダからは普段は駅前の景色から遠くの山脈まで見えるのですがすぐ前の建物まですっぽり霧に包まれていました。それでも10時過ぎには解消されたので久しぶりに石神井公園まで歩いてみました。

 気温は20度ほどでしたが、すっきり晴れて風もなかったのでずいぶん暖かく感じました。昨日は雨で皆さん冬の装いでしたが今日は半袖姿の人も。少しは秋らしくなったかと思ったけど、公園はまだ木々も緑がいっぱいで、色づくのはずっと先のようです。そんな中、秋の七草もなくなったところに山野草のナンバンギセルがちょこっと残ってました。イネ科の植物やススキなどに寄生する一年草です。大分前に昭和記念公園で見たことがありましたが、ここにもあったんですね。

 喫煙具のパイプを立てたような形をしているので、南蛮渡来の煙管(キセル)にみたててこの名が付いたそうで古くは万葉集にも尾花(ススキ)とともに「思い草」の名で登場しているといいます。ここではススキに寄生してましたが、とても変わった形の花ですね。陸稲やサトウキビの栽培地帯では養分を吸い取られてしまうため害草として嫌われているそうです。
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文字・活字文化の日 活字見たことありますか?

2019-10-27 15:10:23 | Weblog
 27日は文字・活字文化の日だそうです。この日から読書週間が始まりますが、「言語力」を育てるための日として文字・活字文化振興法に盛り込まれた記念日で読書週間の初日にと、2006年に制定されました。そういえば近頃、あまり本を読んでいないなぁと人も結構いるかも。ワタシも加齢とともに目がしょぼくなり、読書の習慣が少なくなっていると反省してます。新聞や本とは切っても切れない存在だったのが活字ですが、今ではすっかり陰を潜めてしまっていますね。活字を使っている印刷屋さんはもう、あまりないのではないでしょうか。1400年代にグーテンベルグによって開発された活字を使う活版印刷はつい先ごろまで主流でしたが、現代は電子製版がほとんどです。

 当たり前のように本を読んでいても、活字を意識することはなかったでしょうし、まして活字を見たことのある人も少ないかもしれませんね。新聞社でも昭和の時代まで活字を組んで紙型をとり鉛版による輪転機での印刷でしたが、技術革新が進み今ではコンピューターでの制作にとってかわられています。出版社も例外ではなく、昭和は遠くとともに活字も遠くなりにけりです。名刺やはがきなどで風合いを好む活版印刷は極く一部で残っているかもしれませんが、活字で育った世代としては一抹の寂しさもあります。写真は鉛版を使ういわゆるホットから切り替わった時に頂いた記念の活字を組んだ現物です。今でも大事にしまってある“宝物”のひとつです。
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やっと晴れた!

2019-10-23 15:06:06 | Weblog
 23日の東京は、早朝から日の光が燦々と降り注ぐ晴れの好天になりました。これだけすっきりした晴天は10日ぶりのことで、気温も久しぶりに25度近くまで上がり、半袖で十分の暖かさで道行く人たちの表情も晴ればれとしていました。ただ明け方に地表の熱が奪われる放射冷却の影響で、最低気温もこの秋最も低い12度ちょっとと冷え込みました。秋らしくないぐずついた天気が続いていただけに、やっと晴れたうれしさは格別ですね。

 近くのスーパーの5階から見た富士山は、青空に真っ白な雪が映え絵にかいたような美しさでした。前日に初冠雪を迎えたそうで、やはり富士には雪化粧が良く似合います。近頃は高いビルが多くなり富士の見えるスポットが減っていると言いますが、ここもそのうち隠れてしまうかもしれません。昔は家のベランダからとしまえんの花火が見えたのですが今は全然見えなくなりました。これも時代の流れでしょうけど、富士はいつまでも見えていてほしいものです。

 気持ちの良い一日でしたが好天は長く続かず、天気は下り坂で金曜日はまた大雨になるそうです。今年も短い秋になるのでしょうか。
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白子川の野鳥 アオサギ!

2019-10-20 14:37:12 | Weblog
 このところ日中の気温が20度に届かない寒いくらいの天気が続いていた東京は20日、久しぶりに24度まで上がり暖かさが戻りました。長袖シャツでは少し暑いほどでしたが、どうもこの秋はすっきり晴れた秋らしい天気が少ないですねぇ。台風ばかり次々にやってきて、もう雨はたくさんですがまたまた20号、21号と発生しているようで動向が気がかりです。

 さて、白子川で出会う野鳥の続きですが先日、滅多に見られない“珍客”が姿を見せました。なにやら大きな鳥がじっとして小魚を狙っているようです。初めは石神井公園にコロニーをつくっているゴイサギかなと思ったのですが、よく見ると全然違います。ゴイサギはずんぐりした体形で首が無いように見えますが、目の前にいる鳥は鶴のような長い首で、あきらかにゴイサギではありません。白さが際立つコサギや真っ黒なカワウはよく見るのですが、青色がくすんだような灰色の鳥です。前頸から胸にかけて破線状の黒い縦縞が入っておりアオサギでしょう。サギの仲間では最大の鳥で、白子川で見かけたのは初めてです。アオサギは古代エジプトではもともとフェニックスの由来となる鳥「ベヌウ」とされていて、神のように崇拝されていたといいます。

 今晩はラグビーの日本代表と南アフリカの一戦が行われます。がんばれニッポン!
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白子川の野鳥 キセキレイ

2019-10-18 14:56:28 | Weblog
 自宅近くを流れる白子川は練馬区東大泉を源流に、大泉周辺から埼玉県和光市、板橋区を経て新河岸川に合流する一級河川です。大泉では住宅街を流れ、河川改修工事で遊歩道も整備されており、ワタシの日常の散歩コースのひとつでもあります。普段は水量も少なく、いろんな野鳥たちがやってくるほか、春先にはカルガモのベビーも見られ、地域の人たちの憩いの場にもなっている、それほど大きくない川です。ここで見られる野鳥は一時は都会から姿を消したといわれるカワセミをはじめ、ハクセキレイ、カワラヒワといった小鳥から時には大きなカワウやサギも姿をみせるなど多彩です。

 今日は曇りで肌寒いほどの冴えない天気だったので、鳥もいないかと思ったら久しぶりにキセキレイに出合いました。ハクセキレイと同じくらいの体長20㌢ほどで、頭から肩、背にかけてが灰色で下腹部が黄色の可愛い小鳥です。ほかのセキレイは複数で見られることも多いですが、キセキレイはほとんど単独行動で縄張り意識が強いようです。時にはハクセキレイを追い回す様子が見られることもあります。警戒心も強いようで、見かけて撮影しようとするとサッと飛び去ってしまうので、写真を撮るのも離れて狙うしかありません。白子川ではセグロセキレイの姿を見かけることもあります。
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