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サポーターについて47

2019-12-27 00:01:17 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨日のこと、唐突にビックリするニュースが飛び込んできました。何と広島さんの来季のアウェーユニがおかしげな色になり、サポーターが反発しているとの事。「紫を取り返せ」ってすごいハッシュタグだと驚いてしまいました。チームカラーはクラブのアイデンティティを決める命とも言えるアイテム。そんなに軽々しく触れるものでしょうか。
   
【サンフレッチェ広島サポが「#紫を取り戻せ」 「赤い」アウェーユニに激怒、クラブに対応を聞いた】
「サンフレッチェ広島が来シーズン着用する新しいアウェーユニフォームのデザインに、インターネット上で反発の声が殺到している。クラブを象徴するカラーである『紫」を排し、ライバルクラブをイメージさせる『赤』を使用したのが最大の要因だ。ツイッターでは『#紫を取り戻せ』のハッシュタグも作られ、サポーターの疑問や怒りがやまない。
 サプライヤーのナイキジャパン(本社・東京都港区)は、赤を選んだ1つの理由としてプロ野球・広島東洋カープのチームカラーにインスパイアされたとしており、クラブの説明もこれを踏襲している。」
〔「ナイキと各クラブの理念が反映されています」〕
「ナイキジャパンは2019年12月23日、J1でユニフォームを提供している鹿島アントラーズ、浦和レッズ、広島が20年シーズンに着用するアウェーユニフォームデザインを発表。赤色のトーンは若干違うが、シャツとソックスは白地、襟元は赤、パンツは赤という組み合わせは共通している。『3クラブ史上初の統一テーマの新アウェイユニフォーム』という。
 背景にあるのは東京五輪で、『スポーツの魅力や楽しさ、感動、そして、幸せや平和の実現をフットボールを通じて目指すというナイキと各クラブの理念が反映されています』と説明。」
〔クラブにはメールで約600件の問い合わせ。〕
「『#紫を取り戻せ』のハッシュタグも作られ、多くのユーザーが声をあげている。」
「ナイキの発表にあるとおり、3クラブのカラーは浦和と鹿島が『赤』であるのに対し、広島だけは『紫』だ。さらに、赤を使う説明としてホームタウンを同じくする『広島カープ』を引き合いに出したことが重なり、クラブとしての『アイデンティティ』を問う声もあがる事態となったようだ。」
〔温度差はあったと思います」〕
「確かに広島の歴代アウェーユニは、特にサプライヤーがナイキになった11年以降、紫以外の色を使ったものが散見される。過去にはオレンジや蛍光イエローといった特徴的な色もあった。『ナイキさんからこういう色はどうですかと相談を受け、クラブがそれに承諾して決めてきました。今回もその流れを踏襲しています。』」」
「『想定以上に「赤」に対する嫌悪感をサポーターが持っていました。浦和さんについては当クラブの主力選手を複数獲得してきた歴史もあります。同じく赤をクラブカラーにする名古屋グランパスさんにも、FW佐藤寿人ら主力が何人か移籍しています。そういったクラブに対し「悔しさはないのか」という意見もありました。』」
「広島カープさんについては、何も媚を売っているわけではありません。広島県にはサンフレッチェやカープさん、Bリーグの広島ドラゴンフライズさんもあり、スポーツ界全体で広島を盛り上げていこう、協力しようという意識を共有しています。カープさんの赤を使ったことには、そうした仲間意識の意味合いがあるのです。しかし、サポーターの中には必ずしもそうは考えない方もいました。ここにも温度差があったと思います」
〔「撤回は考えていません」〕
「批判が相次いでいるが『撤回は考えていません。今季はこのアウェーユニフォームでいきます。我々も信念をもって決めています』と見直す予定はない。ただし『頂いたご意見や、サポーターとクラブとの間にギャップがあったことは真摯に受け止めます。次回以降のユニフォームで考えていかなければなりません』と話している。」
引用:J-CASTニュース

 いやぁすごいニュースでしたね。ここのまず問題は、ファン・サポーター不在のまま、クラブが独走しすぎた点。広島さんは肝心の大事な事を忘れている。ファン・サポーターはお客様(消費者)、神様まではいきませんが、日々の売上に直結する大事な存在です。次の問題はセカンドユニとはいえ、チームカラーではない色を使っている点。「色」は実は大事な部分です。イメージを左右し、消費者の購入行動につながっていきます。そこの判断を間違えると、極端な話をすればボイコットされます。事実、広島さんもSNSでネガティブキャンペーンが行われていましたね。
 次の問題は競合であるJ1の他2クラブと同じデザインにする点。いくら東京五輪を盛り上げると言われても、少々無理がある。しかも強豪相手が悪かった。選手をヘッドハントしていった浦和さんを筆頭に、赤系という事で名古屋さんの名前も挙がっている。そしてカープの存在。いくらマスコミで取り上げられて、広島での「ブーム」になっていても、広島のファン・サポーターには余り関係が無い。岡山と比べてまだ広島さんは「トップス広島」でクラブ同士が仲が良い。クラブ間連携ゼロの岡山で同じ事が起こったら、どういう事になっていたか。

 これはまさに、ファン・サポーターとの対話を軽視して、クラブ本位で勝手に独走してしまうとこうなるといういい事例です。よく「フロント側の強い意向」でどんどんクラブの価値観を押し出していく事例がありますが、ファンと対話した上での行動は進化していくが、クラブだけでそんな事をし続けていったら、地域に根を張れずに観客動員数が減少化していくと思います。まぁ対話ですね。Jクラブでも当ブログで付加価値が高いとしているところは大体サポカンをやっています。逃げてはだめ。その怖がる相手が一番の常連顧客なので。
 という事で、広島さん頑張ってください。ナイキさんも撤回して、普通の色で出せばすべてが収まるでしょうが、東京五輪を口にしながら強引に突き進めると来場客は減り、気が付いたらそのうち、Cスタで山陽本線ダービーをやっているかもしれませんよ。
J1広島関連: / /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /

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