河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1485- レインボウ21、ブルックナー、ブラームスの美しき合唱曲-トロンボーンを添えて-、国立音楽

2013-06-07 01:20:00 | インポート

2012-2013シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2012-2013シーズン
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2013年6月5日(水)7:00pm
サントリーホール
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ブルックナー
2つのエクアーレWAB114,149(トロンボーン三重奏)
アヴェ・マリアWAB6(無伴奏混声7部合唱)
王のもとに導かれWAB1(混声4部合唱+3トロンボーン)
この場所はWAB23(無伴奏混声4部合唱)
主に従う人は口にWAB30(無伴奏混声8部合唱)
エッサイの枝が花開いたWAB52(無伴奏混声4部合唱)
後奏曲WAB126(ウィンクラー編曲による金管アンサンブル)
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ブラームス
4つの歌(女声3部合唱+2ホルン+1ハープ)
ジプシーの歌(混声4部合唱+1ピアノ)
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(アンコール)ブラームス、静かな夜に
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●.
このシリーズの主旨は、音楽大学在学生、卒業生によるサントリー・ホール(ブルー・ローズ)・デビューの出演に至る企画も含めた全般の経験を積む、といったあたりのことでみんなヤングでフレッシュ。スケジュールは以下、
6/3武蔵野音大プロデュース
6/4洗足学園音楽大学プロデュース
6/5国立音楽大学プロデュース
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この日は6/5の公演です。
トロンボーンを添えて、というあたりレストラン新作メニューのような言い回しで微妙だが意味はよくわかる。圧縮されたプログラムで非常に充実した内容、またアンコールまでついていた。
前半のブルックナーの佳作もさることながら、後半ブラームスの2曲が陰影に富んだ生きた演奏で大変に素晴らしかった。これら功績はひとえに指揮の清水さんによるものではないだろうかと思う。もちろんこの大学の歌のレベルは並々ならぬものがあるのは当然という前提はあるにしてもだ。
おしなべてソプラノ、アルト陣が力強く整ったピッチで、またソフィスティケイテッドされていて、ザラザラ感がなく滑らかで美しい。
指揮者の本領はジプシーの歌にあったと思います。まるでハンガリー舞曲でも聴いているようなダイナミックで雄弁な動きからピアニシモも生き生きと活きていて、切ればしぶきが飛び散りそうな緊張感。またピアノ伴奏の自然な余裕。よかったと思います。
ありがとうございました。
おわり
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【以下、プログラム詳細】
レインボウ21 サントリーホール デビューコンサート2013
ブルックナー、ブラームスの美しき合唱曲-トロンボーンを添えて-、
国立音楽大学プロデュース
日時2013年6月5日(水) 19:00 開演 (18:20開場)
曲目
【ブルックナー】
エクアーレ(トロンボーン三重奏)
アヴェ・マリア(合唱)
王のもとに導かれ(合唱とトロンボーン)
この場所は(合唱)
後奏曲(ウィンクラー編曲による金管アンサンブル)、他

【ブラームス】
4つの歌(女声合唱とホルン、ハープ)
ジプシーの歌(ピアノ伴奏付き合唱)
出演国立音楽大学室内合唱団
清水新(指揮)
岡本知也(ピアノ)
青木昂、梅澤駿佑、山口泰子(トロンボーン)
宮本正太郎、澤田幸実(トランペット)
栁谷信、桑原舞(ホルン)
山内悠里佳(ハープ)

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1484- レインボウ21、Jazz in CLASSIC -ジャズに魅せられた作曲家たち、洗足学園

2013-06-07 01:10:00 | インポート


2012-2013シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2012-2013シーズン
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2013年6月4日(火)7:00pm
サントリーホール
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ストラヴィンスキー ピアノ・ラグ・ミュージック(1919)
ラヴェル ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1927)
ガーシュウィン 3つの前奏曲(1926)
ミヨー 世界の創造(1923)
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ジョリヴェ 幻想即興曲(1953)
デニゾフ アルトサクソフォーンとピアノのためのソナタ(1970)
カプースチン 8つの演奏会用エチュード op. 40より1,2,3(1984)
バーンスタイン プレリュード、フーガとリフ(1942/1952)
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このシリーズの主旨は、音楽大学在学生、卒業生によるサントリー・ホール(ブルー・ローズ)・デビューの出演に至る企画も含めた全般の経験を積む、といったあたりのことでみんなヤングでフレッシュ。スケジュールは以下、
6/3武蔵野音大プロデュース
6/4洗足学園音楽大学プロデュース
6/5国立音楽大学プロデュース
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この日は6/4の公演です。
副題の「Jazz in CLASSIC」という英語、Jazz in CLASSICAL MUSICではないのかとどことなく引っ掛かりのあるフライヤーではありますが、要はバーンスタインの、「プレリュード、フーガとリフ」が目にとまり聴きに来たという感が強く、それなら三日間聴いてしまえという展開でのこの日だったのです。
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前日と比べると、間延びの、正反対。省略無しのほぼフルスペックの演奏、かなり濃いプログラムの質と量、終わったのが9時から10分ぐらい越えておりました。
ミヨーとバーンスタインでお腹いっぱいなんですが、アルトサックスのジョリヴェ、デニゾフの2曲、特にデニゾフ、これでお腹、満腹。素晴らしかった。
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ミヨーは一歩間違うと陳腐で雑踏の街場ミュージックになってしまうが(ちょっとそういった部分もありましたが)、もともとそういったものでもあるので、演奏がダサくてこうなるのか、ハイスキルでのダサさ表現なのか、そこらあたり微妙に揺れ動く。選曲としてはかなりきわどい。
バーンスタインの曲は生では記憶によると2回目ぐらいかなと思います。その初めに聴いたはずのプロオケのときよりこの日の演奏の方が、断然、インパクトあり。ホールが小さいせいもあるが、しびれるような感触を味わいました。ありがとうございました。
バーンスタインの曲は、だいたいが、やにっこいメロディーラインのものが多く、ロマンティックにズブズブ没頭できるものがない。それはそれで悪くありません。このプレリュード・フーガ・リフも同じく松脂みたいなラインなんですが、この日の演奏、迫力が違う。彫が深くてニュアンスに富む。あえて言えば、もうひとノリ(スウィング)、欲しいところではありますが、そこは副題どおりの品位で押しとどめたと解釈しておきましょう。
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質、量ともに充実のコンサートでした。
おわり

【以下、プログラム詳細】
レインボウ21 サントリーホール デビューコンサート2013
洗足学園音楽大学プロデュース
「Jazz in CLASSIC ―ジャズに魅せられた作曲家たち―」
日時2013年6月4日(火) 19:00 開演 (18:20開場)
曲目・出演
ストラヴィンスキー: ピアノ・ラグ・ミュージック(1919)
初鹿早菜(ピアノ)
ラヴェル: ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1927)
武田杏奈(ヴァイオリン)、樫村理沙(ピアノ)
ガーシュウィン: 3つの前奏曲(1926)
末次実玲(ピアノ)
ミヨー: 世界の創造(1923)
佐藤桃子、三島 彩(ヴァイオリン)、山本 渉(チェロ)、米谷 陵(コントラバス)、豊島早希、白﨑志歩(フルート)、大久保茉美(オーボエ)、水野まな、小澤里沙(クラリネット)、菊池 愛(ファゴット)、須々木由子(アルトサクソフォーン)、澤 友貴、柴山貴生(トランペット)、城田美咲(ホルン)、正富由香(トロンボーン)、関 聡、狩野もなみ、小針彩菜(打楽器)、鷲見彩花(ピアノ)、金井俊文(指揮)
ジョリヴェ: 幻想即興曲(1953)
芳賀大峰(アルトサクソフォーン)、小坂友紀子(ピアノ)
デニゾフ: アルトサクソフォーンとピアノのためのソナタ(1970)
須々木由子(アルトサクソフォーン)、村田美貴(ピアノ)
カプースチン: 8つの演奏会用エチュード op. 40から 第1、2、3曲(1984)
小坂友紀子(ピアノ)
バーンスタイン: プレリュード、フーガとリフ(1949/52)
安本夏海(クラリネット独奏)、金井俊文(指揮)、SENZOKU クラシック・オールスターズ(ジャズ・アンサンブル)

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1483- レインボウ21、知られざるヴェルディ&ワーグナー、武蔵野音楽大学プロデュース2013.6.3

2013-06-07 01:00:00 | インポート

2012-2013シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2012-2013シーズン
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2013年6月3日(月)7:00pm
サントリーホール
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ヴェルディ 歌のないロマンス ヘ長調
ヴェルディ ワルツ ヘ長調
ヴェルディ 弦楽四重奏曲ホ短調よりⅠ、Ⅳ
ヴェルディ 6つのロマンス(1838)より1,2
ヴェルディ 6つのロマンス(第2集)(1845)より2,4
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ワーグナー 大ソナタ イ長調 WWV26よりⅢ、Ⅳ
ワーグナー チューリッヒの恋人のワルツ WWV88
ワーグナー ヴェーゼンドンク歌曲集WWV91より3,4,5
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このシリーズの主旨は、音楽大学在学生、卒業生によるサントリー・ホール(ブルー・ローズ)・デビューの出演に至る企画も含めた全般の経験を積む、といったあたりのことでみんなヤングでフレッシュ。スケジュールは以下、
6/3武蔵野音大プロデュース
6/4洗足学園音楽大学プロデュース
6/5国立音楽大学プロデュース
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この日は初日6/3の公演です。
ヴェーゼンドンク以外は知らない曲が並びました。それだけでもかなり有意義。また、プログラム冊子の内容が充実しており、さらにリブレットも別冊でついている、これは助かる。意気込みが感じられよかったと思います。
前半、ヴェルディは、何を書いてもヴェルディという感じで、ほほえましい。演奏者にパッションの盛り上がりやドラマティックな起伏があればさらにヴェルディらしくなったような気がしました。オペラ前提の話しではありますけれど。
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後半のワーグナー。この作曲家はいかにもひねったものが多いな、と。
塚村さんのヴェーゼンドンクが圧巻でしたが、3,4曲目のピアノ伴奏と5曲目の合奏伴奏の間に完全な「切れ目」があったのがいかにも惜しい。
最初から合奏をセッティングしておけば、トリスタンの第3幕冒頭の音楽から、第2幕への動きがうまく滑らかに流れたと思います。流れを止めてしまった結果、断片は断片となってしまった。塚村さんも、ムードは消化不良だと思う。
それ以外は、うまくプログラムをセットアップしていたと思います。
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あっという間に終わる曲が多く、演出の方の時間消化に苦労が感じられた。全体的に間延びしたコンサートでした。なぜ全曲ではなく抜粋が多いのか今ひとつわからず。時間は余っていたのですから。
開始もたぶんほぼ故意の19:05スタートであり、19時から5分間静まり返ったホール、どことなく違和感ありながらも、物音を立てない日本人はやっぱりえらい。
おわり

【以下、プログラム詳細】
レインボウ21 サントリーホール デビューコンサート2013
武蔵野音楽大学プロデュース
知られざるヴェルディ&ワーグナー ―オペラの巨匠たちの器楽曲と歌曲―
RAINBOW 21 Debut Concert 2013 at Suntory Hall
Unknown Aspects of Verdi & Wagner - The instrumental music and songs of the opera masters
Produced by Musashino Academia Musicae
【日時】2013年6月3日(月) 19:00開演(18:20開場)
【公演紹介】
2013年に生誕200年を迎えるジュゼッペ・ヴェルディとリヒャルト・ワーグナー。イタリア・オペラとドイツ・オペラの二大巨匠として知られている彼らには、オペラ以外にも器楽曲や歌曲において魅力的な作品がある。ヴェルディらしい流麗な旋律、ワーグナー特有のライトモティーフなどオペラにも見られるような特徴を持った作品から、意外な一面を持つ作品まで、二大巨匠の知られざる作品を通してふたりの音楽観に迫る。
【曲目・出演】
ジュゼッペ・ヴェルディ Giuseppe Verdi (1813~1901)
歌のないロマンス ヘ長調
“Romanza senza parole” in F major
ワルツ ヘ長調
Waltz in F major
大久保恵美(ピアノ)
弦楽四重奏曲 ホ短調から第1楽章、第4楽章
String Quartet in E minor, the 1st and 4th movements
武井喜哉、加藤揚啓(ヴァイオリン)、小澤 恵(ヴィオラ)、原 悠一(チェロ)
『6つのロマンス』(1838)から
“Sei romanze” (1838)
1. 墓に近寄らないでほしい Non t' accostare all' urna
2. エリーザよ、疲れた詩人は死んでいく More, Elisa, lo stanco poeta
井出壮志朗(バリトン)、新枦 萌(ピアノ)
『6つのロマンス(第2集)』(1845)から
“Sei romanze” (1845)
2. ジプシー女 La zingara
4. 煙突掃除屋 Lo spazzacamino
塚本正美(ソプラノ)、大久保恵美(ピアノ)
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リヒャルト・ワーグナー Richard Wagner (1813~1883)
大ソナタ イ長調 WWV26 から 第3楽章、第4楽章
“Grose Sonate” in A major, WWV26, the 3rd and 4th movements
チューリッヒの恋人のワルツ WWV88
“Zuricher Vielliebchen-Walzer” in E-flat major, WWV88
前隈仁裕(ピアノ)
『女声のための5つの詩(ヴェーゼンドンク歌曲集)』WWV91から
Funf Gedichte fur eine Frauenstimme (Wesendonck-Lieder), WWV91
3. 温室で Im Treibhaus
4. 苦しみ Schmerzen
塚村 紫(ソプラノ)、日下部史奈(ピアノ)
5. 夢 (ハイト編曲による弦楽アンサンブル伴奏版)
  Traume (accompanied with string ensemble arr. by Gerhard Heydt)
塚村 紫(ソプラノ)、武井喜哉、中野めぐみ、加藤揚啓、河内山愛子(ヴァイオリン)、
小澤 恵、大久保 智(ヴィオラ)、宮原珠生、原 悠一(チェロ)、本田直也(コントラバス)
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以上

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