2012-2013シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2012-2013シーズン
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2013年6月5日(水)7:00pm
サントリーホール
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ブルックナー
2つのエクアーレWAB114,149(トロンボーン三重奏)
アヴェ・マリアWAB6(無伴奏混声7部合唱)
王のもとに導かれWAB1(混声4部合唱+3トロンボーン)
この場所はWAB23(無伴奏混声4部合唱)
主に従う人は口にWAB30(無伴奏混声8部合唱)
エッサイの枝が花開いたWAB52(無伴奏混声4部合唱)
後奏曲WAB126(ウィンクラー編曲による金管アンサンブル)
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ブラームス
4つの歌(女声3部合唱+2ホルン+1ハープ)
ジプシーの歌(混声4部合唱+1ピアノ)
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(アンコール)ブラームス、静かな夜に
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このシリーズの主旨は、音楽大学在学生、卒業生によるサントリー・ホール(ブルー・ローズ)・デビューの出演に至る企画も含めた全般の経験を積む、といったあたりのことでみんなヤングでフレッシュ。スケジュールは以下、
6/3武蔵野音大プロデュース
6/4洗足学園音楽大学プロデュース
6/5国立音楽大学プロデュース
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この日は6/5の公演です。
トロンボーンを添えて、というあたりレストラン新作メニューのような言い回しで微妙だが意味はよくわかる。圧縮されたプログラムで非常に充実した内容、またアンコールまでついていた。
前半のブルックナーの佳作もさることながら、後半ブラームスの2曲が陰影に富んだ生きた演奏で大変に素晴らしかった。これら功績はひとえに指揮の清水さんによるものではないだろうかと思う。もちろんこの大学の歌のレベルは並々ならぬものがあるのは当然という前提はあるにしてもだ。
おしなべてソプラノ、アルト陣が力強く整ったピッチで、またソフィスティケイテッドされていて、ザラザラ感がなく滑らかで美しい。
指揮者の本領はジプシーの歌にあったと思います。まるでハンガリー舞曲でも聴いているようなダイナミックで雄弁な動きからピアニシモも生き生きと活きていて、切ればしぶきが飛び散りそうな緊張感。またピアノ伴奏の自然な余裕。よかったと思います。
ありがとうございました。
おわり
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【以下、プログラム詳細】
レインボウ21 サントリーホール デビューコンサート2013
ブルックナー、ブラームスの美しき合唱曲-トロンボーンを添えて-、
国立音楽大学プロデュース
日時2013年6月5日(水) 19:00 開演 (18:20開場)
曲目
【ブルックナー】
エクアーレ(トロンボーン三重奏)
アヴェ・マリア(合唱)
王のもとに導かれ(合唱とトロンボーン)
この場所は(合唱)
後奏曲(ウィンクラー編曲による金管アンサンブル)、他
【ブラームス】
4つの歌(女声合唱とホルン、ハープ)
ジプシーの歌(ピアノ伴奏付き合唱)
出演国立音楽大学室内合唱団
清水新(指揮)
岡本知也(ピアノ)
青木昂、梅澤駿佑、山口泰子(トロンボーン)
宮本正太郎、澤田幸実(トランペット)
栁谷信、桑原舞(ホルン)
山内悠里佳(ハープ)
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