河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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1062- ブルーノ=レオナルド・ゲルバー ブラームスピアノ協奏曲第1番 1980.4.17

2010-09-05 17:30:44 | インポート

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1980年に聴いた演奏会より。
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1980年4月17日(木)6:45pm
東京文化会館
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ブラームス ピアノ協奏曲第1番
 ピアノ、ブルーノ=レオナルド・ゲルバー
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シューマン 交響曲第4番
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モーシェ・アツモン指揮
東京都交響楽団
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例によって当時のメモより。

これは完全にブラームスを聴く演奏会。というよりもゲルバーを聴くための演奏会であった。久しぶりに聴く都響もいまだ弱体。何の魅力もない。
ゲルバーは以前一度聴いたことがあるが、いつも迫力甚大。テクニックも完璧。聴き手に不安感を与えない。オーケストラは遠い山の彼方に飛び去り、いてもいなくても大勢に影響はない。
ゲルバーは何も変わったことをしなくても演奏するだけで魅力的だ。圧倒的なffにおける繊細な表現力はppにおける表現力よりも難しいのではないか。ppというのはそれ自身が繊細な表現力だけなのだ。前に聴いたときのゲルバーと印象は少しも変わらない。
それに比べ都響も悪い意味で以前聴いたときと少しも変わらない。第一音色に魅力がない。ヴァイオリンはつぶれたような音で必死になっている。本当に聴き苦しい。シューマンのこの曲から音色を除いたら何が残るだろうか。これは単に初めてこの曲を生で聴いた、というメモリーにしかとどまらない。やっぱり日本ではN響という感がする。これはメンタルなものを除いて純粋に誰が聴いても事実だろう。

といったひどいメモ。ゲルバーは大変に素晴らしく、オーケストラは最低と酷評している。指揮者のことなど一言もない。
たしかにこのようなこともあったのだ。そのまま書くしかない。
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