河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

876-1 石井眞木、ハチャトゥリアン、フルート協奏曲、ランパル、オケコン、岩城宏之、N響、1977.10.12

2009-08-03 22:31:00 | コンサート

1977年10月12日(水) 6:45pm NHKホール

石井眞木 日本太鼓とオーケストラのための「モノ・プリズム」op.29
  日本太鼓、小口大八と御諏訪太鼓

ハチャトゥリアン ヴァイオリン協奏曲ニ短調
(ハチャトゥリアン作曲/ランパル編 フルート協奏曲)
  フルート、ジャン・ピエール・ランパル

Int

バルトーク オーケストラのための協奏曲

岩城宏之 指揮 NHK交響楽団


この演奏会は完全に記憶に残っていて、記録メモが見つからないもの。記憶有り記録無し。

記憶に焼き付いているのはランパルのフルートの音がNHKホールを揺るがしたから。とんでもない響きに唖然。
上背があって大柄のランパルが紳士然とステージに向かい、おもむろに始まっていきなりこのデカい音。びっくり。

曲自体は全く分からず、そもそもヴァイオリンコンチェルトも知らないレベルで聴いたので、今となっては大きな人が大きな音で難しい曲を吹き尽した、それはしっかりと記憶。

あと、1曲目の石井作品は太鼓を使うもので、バカでかいNHKホールでも壊れそうな大きな音と記憶。音のデカい日だった。


NHK-FMは例によって3曲バラバラに翌年放送。当時も今もとにかく放送番組の時間内に収めるようにするにはどのように切り貼りすればいいか、という発想しか無くて、アメリカのようにまるごとやるという発想無し。当時、放送をコンピュータで制御していたのかどうか知らないが、そんな理由だったと記憶。タイムチャートは変えられない、みたいな理由ですね。日本的と言うか。

1977年当時、NHK-FMのライブ中継をしていた記憶が無くて、もしかしてライブ中継有り、翌年再放送だったかもしれない。
1980年前後にはライブ放送がやられていた。当時、N響の演奏会は6時45分開始。ライブ中継は7時から。だから、1曲目の生放送は出来ない。7時から2曲目以降の生放送をして、それが終わったところで1曲目の放送をする。ので、1曲目はテープ収録だから生ではない。

色々と思い出す。
おわり


876- 岩城宏之 ラーザリ・ベルマン N響 1977.10.7

2009-08-03 22:30:00 | コンサート
1977年10月7日(金)18:45 NHKホール

ショスタコーヴィッチ/交響曲第9番

広瀬量平/尺八と管弦楽のための協奏曲
  (昭和51年度「尾高賞」受賞作品)

チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番

ピアノ、ラーザリ・ベルマン
岩城宏之 指揮 NHK交響楽団

ベルマンは当時日本でかなり名が売れていて、ベルマン旋風が吹いていたのかしら。
ずんぐり体型で見た目はあまりパッとしなかった。
音がかなり重く、ロシアの大地のような感じで、まず芯で土台を作ってその上で旋律を流していくような骨太の演奏だ。
アンコールを2曲やって、うち一曲は前日聴いた朝比奈隆大阪フィルのアンコールと同じトルコ行進曲。

岩城としてはプログラム最後の曲で伴奏を務めるというのは本意ではないだろう。そのせいか、本領をいかんなく発揮したのはショスタコと、広瀬の新曲。特に広瀬のほうは曲以上のインスピレーションのある棒で見事な振り様というしかない。
おわり