河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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846- マーラー第3番 若杉弘 東響 1977.4.13

2009-06-11 00:10:00 | コンサート

1977年4月13日(水)18:45  東京文化会館

東響231回定期

マーラー/交響曲第3番

アルト、長野羊奈子

日本女子大学合唱団
ひばり児童合唱団

若杉弘 指揮 東京交響楽団










この曲のもつイメージづくりとしては、短い第5楽章の児童合唱が必須なのだが、当時マーラーをやる水準にはなかった。
記憶では、合唱は当然冒頭既に勢揃いしていた。体調が悪かったのか自分の出番がある第5楽章前に引き揚げてしまった女の子が一人いたが、聴衆の目に見えぬ気遣い動揺などとは別に他のみんなで一所懸命歌っていたのが印象に残っている。
この第5楽章をかなりの水準でいかないと音楽の流れとしては、第4楽章からの転換そして第6楽章の波静かな音のうねりのてことならない。
ただ、第1楽章だけで40分かかる曲だけに困難は多々あったことだろう。
東響のイエローな響きはそれなりに魅力的で、プログラムにソロ・プレイヤーを書く水準かどうかは別にしても、マスではなく分離された分解された響きがマーラーをわかりやすくしていたのは事実だ。



若杉は当時ケルンの放送交響楽団の地位にあり、この第3番もよくかどうかはしらないが振っていたとみえ、NHKでも放送を流したことがある。
マーラー/交響曲第3番
アルト、グウェンドリン・キレブリュー
若杉弘 指揮 ケルン放送交響楽団
ヘッセン・ウェルデン学校少年合唱団、
北ドイツ放送放送女声合唱団、
西部ドイツ放送女声合唱団
1979.12.6ヘッセン市立ホール
NHK-FM1980.9.23放送