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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

乗馬の目標?

2011-05-03 20:57:54 | 馬が好き
私には、ゴールデンウィークは関係ないので、いつものように乗馬に行く。
一部では黄砂が降るって言ってんだけど、まあ気にしない。
どーでもいーけど、こないだ言われたことには、うちらの乗馬でも目標を設定しろという。
私は常々、私にとって乗馬は遊びぢゃなくて仕事だ!ってうそぶいてんだけど、そうあからさまに仕事みたいなことを強要されると、しらける。っていうか、やる気萎え萎え、そんなメンドクサイこと抱えて乗りたくねーやって思う。
私は特にそういう性分なんだけど、でも一般的にも、せっかく楽しくテキトーにやって充足してんのに、そういう小賢しいこと持ちこむと、アマチュアレベルでは尻ごみしちゃうひともいるかもしんないってことが、なんでわからないんだろう?とか思う。
それはそうと、目標を掲げろという一方で、今年は多くのひとが目指す内輪の大会がない。みんな目標失って困ってんぢゃないかなって、心配しちゃう。
ところで、私自身は、そういう試合は目標にしていない。実際、むかし乗馬を一度離れたのは、大会に出ろとか言われるのがヤでやめたようなもんである。
私は「ただ単に」馬に乗るのが楽しいだけで、そういうのは、出たい人が出ればいいんだよね、と考えてたし、いまもそう思う。
ふだん乗ってると、せっかくだから試合に出してやろうとされちゃうことがあるんだけど、私にはハタ迷惑なだけだったりした。むしろ、大会近づくと練習来るとか、そういう人多いし、そっち優先してあげてほしかった。だから、私は逆に大会近くの時期は近寄らないようにしてたりしたんだけど。
でも、私だって、草野球の同好会の主将とか(ガラにもなく!)してたときは、うまいヘタは問わず、来たひとゲームに出そうと苦労したんで、出場者を考える側のそういう気持ちはわからんでもないけど。
私の試合に対する感情はともかく、どーでもいーけど、乗馬というスポーツは「ゲームが遠い」というのが難点。
どんなスポーツでも、おもしろいのは(レベルはさておき)ゲームをしてナンボという部分はあると思う。野球しよ!って言って、試合ぢゃなくて練習だけするのに来るひとは、かなり限定されるよ。少なくともシロウトは来ないよね。私はやらないけど、ゴルフとかでもそうでしょ、あれ練習だけだったら誰もやらないんでしょ、ゲームというかどうか知らないけど、結果としてのスコアが出るイベントぢゃなきゃ、参加しないひとがほとんどなんでしょ?
私自身は、スポーツに対して、遊びかそうぢゃないかは、練習するかしないかで分かれると思ってる。結果なんか知ったこっちゃなくて試合・ゲームしかしないのは遊び。ゲームで結果を出すために、事前に練習をするのが、ほんとのスポーツだと思ってる。
でも、乗馬は、試合に出ようと思ったら、相当練習しなきゃいけない。練習しないで、っていうか全然できないレベルで、試合に挑むと危ないんで、しかたないってば仕方ないんだけど、それにしてもゲームにたどりつくまでが遠い。
そりゃイヤになるよね、試合の見えない練習は。退屈だと思うよ。かくして、多くのひとが、乗馬の楽しさに気づくまでに、乗馬を離れる。
悲しいけど、劇的な改善案は私にも考えられない。ある程度のレベルに合わせて、ゲーム的要素を入れてくしかないんだろうとは思うけど。
「手綱が長い!」なんて言っても、部班のなかにいて馬が前の馬に勝手にくっついていくと、それはわからない。一人ぽっちで障害コースを回れと言われると、手綱が長いと回れないってことには気づくんだけど、独りで馬場に放り出しても大丈夫だろうとみなされるまでは、かなり練習をつむ必要があるんだよね。
で、ある程度できるようになってからも、ハイスコアとか自己ベストみたいなわかりやすい指標がないから、黙々と取り組むしかなかったりする。生き物相手のことだから、そんなデジタルなもんぢゃないってのは、もちろん承知してるが、子どもたちはよく飽きないで続けられるなあと感心する。
どーでもいーけど、全然関係なく今思いついたんだが、パソコン上で乗馬のゲームとか作ってくれないかね? たぶん、乗馬というスポーツが一般的ぢゃないから、つくるひともいないし、つくっても(面白いと思わないから)売れるとは思えないからだろうけど、ないよね。どうしろって私も具体案ないけど、右or左キーと上を押しながらAボタン押すと駈歩するとか。(なんだ、そりゃ?) コントロールキーでラインとかスピードを調整するんだけど、真っ直ぐ入れなかったり、ペースが速くても遅くても、障害前で止まっちゃうとか。乗馬クラブには20頭いるんだけど、レベルアップしないと乗せてくれない馬がいるとか。しばらくアクセスしないと技量が下がっちゃうとか。(うーん、それは痛いなぁ。)
話逸れまくりっていうかブレまくりだけど、ところで、いったい私にとっての目標は何だ?って言われると困っちゃうよね。
ひとことで言うと、前にも別のどこかに書いたけど、ハンゲンキャクってことになる。
減却が何たるものかわかってないのに半減却ができるわけねーってことは私自身知ってんだけどね。まあ、目標は達成できなかったら×とか言われてねーから、いーんぢゃねーの高い目標で、って気はする。

…さあ、前置きがイジョーっに長かったけど、乗ろうか、馬に。
ひさしぶりにミラノに乗ることに。
おあつらえむきである。実は、美浦にいるうちに、この馬(ミラノ)を借りて100センチの競技に出るってのが、私なりの目標だと言えないこともなかったりする。去年のいまごろ、いろいろ練習してるうちに、そう思った。
もちろん、能力が高いんで、向ければ飛ぶんだけど、そうぢゃなくて、この馬を御して経路を回れるようになりたいと思ってる。「サラブレッドは、ダメだ」と公言してる私だが、この馬はおもしろいと思う。
いま競技に出ても、運が良ければ、バーを落とさずに帰ってくる可能性はあるけど、たぶん基準タイムより10秒くらい早く走っちゃうと思う。そうぢゃなくて、きっちりペース守って、手前を替えるとこキレイに替えて、ちゃんと障害を回ってきたいと思わせる馬である。
これかキングフッドに乗って、ちゃんと障害をまわるってのは、私にとって、具体的な目標になりうると思う。実際のところ、ミラノに乗るたび、この馬と競技行けるだろうか、いや、今日の感じぢゃまだまだダメだ、って反省することの繰り返しだったりする。

おーい! 呼んでも、見向きもしない…。ほかの馬は、もうちょっと愛想あるよね、「呼んだぁ?」とか出てくるんだけど、ほんとミラノはそういうとこシレッとしてる。ちなみに、こういう状態の馬房んなかに入ってくのは勇気がいる。もしホントに認識されてなくて、ワケわかんない侵入者が来たと思われて、蹴っ飛ばされたらどうしようと思うもんだから。
どうにかこうにか引っ張り出す。

おい、こっち向けよ!って言っても、意に介さない。あいかわらずだなぁ。呼んでも向かないから、こっちから顔写真を撮りに反対っ側に行かざるをえない。

でも、私に対する態度はともかく、ミラノ、むずかしい。初めて乗った頃は、乗りやすい馬だと思ったんだけど、なんかだんだん難しく感じるようになってきた。
フツーに乗ってればいいんだろうけど、私みたいに馬の背中の上でグラグラすると、予想以上に反応するんで困る。
たとえば、ちょっと速く走られちゃってるときに、抑えようとして過度に人間のバランスが後ろに行くと、前に引っ張り返すかのように余計走られてしまう。輪乗りしてて内に傾いてるような感じがしたとき、人間が左右均等にしないで慌てて外に体重をかけちゃうと、ますます内に倒れてっちゃう。そういう感じ。

この日も、まずは常歩から真っ直ぐ歩かそうと思って、わざとラチから離れて歩かしたんだけど、やっぱ蛇行しちゃった。ちょっとした人間の姿勢の崩れで、もう真っ直ぐ歩いてくれない。
さて、軽速歩。きのう休んでたみたいで、それなりに元気そう。
「もっとハミ受けて」と言われて、手綱短くもって、とりあえずグイグイ押してみて、でもユックリ歩かすようにしてみる。ときどき、二の腕に力込めてウリャーって引っ張ることになっちゃうんだけど。

なんか右と左で違うなあ、ミラノ。右手前のときのほうが、隅角とかで意識してコーナーに押し込んでやらないと、ずっと内を回ってきちゃう。
受けた感じになったと思ったら、またそこから歩度を伸ばしたり詰めたり。
でも、軽速歩の姿勢を直される。「××のアナで座っちゃダメ、後ろにドスンとなってる。○○○○と××のアナの間で乗る!」
それって「アリの△△△△」ってやつか?(伏せ字が多いね、しかし。ビローな言葉使ったほうがわかりやすいんだけど、あからさまに書くわけにもいかないしねねー)とか思うけど、さすがに口に出さない、鞍の前橋部にくっつけるように意識する。
そうしてるうちに、姿勢が前傾しすぎてっていうか、背中丸くなって注意される。そこで体起こそうとすると、「アシ、前に出して突っ張らない!」と言われる。やっぱ馬の背中の上で前後にドッタンバッタンしてるんである、ミラノ大迷惑の巻だ。
どうも広いとこだと走られちゃいそうなんで、ハミ受けを探りつつ、軽速歩で延々と輪乗りする。手綱短く持って、ジーッと抑えて、受けた感じになったら、手綱伸ばしてって、アタマ下げたまま乗る。

やっぱ右と左で感じが違う、左手前でうまく内に向いてない感じ。何とかしようと、あんまり内側の手綱を引っ張ってくうちに、人間の上体が完全に斜めにねじれちゃう。内側に引っ張ろうとすればするほど、馬は肩から外へ逃げてっちゃう。
「外側を支点に」って言われて、カベつくるように気をつけて、あとはあんまり内見たり下見たりしないで、馬の両耳のあいだから前を見る、視線は大事。

んぢゃ、駈歩。おんなじようなことやってんだけど、今度はだんだんとスピードが速くなっちゃうという問題あり。
○○○○と××の穴のあいだんとこで、ちゃんとシートして、ってことで乗る。油断するとまた脚の位置が前後するし、アブミが深く入る。バランス悪いなー、私としてはツーポイントで乗っちゃったほうがラクに乗れるんだけど、それぢゃいつまでも基本的問題が改善されないんで、がんばる。

「返すところを作ってあげないと!」と何度も言われるけど、うまくいかない。
前に出す、ガツンと受ける、馬がゆずったらこっちもゆずる、速くなったら手綱引くのに力つかってもいいから、つかった後またかえす。
そうしないと、引っ張ったら、馬が引っ張り返して、こっちもまた引っ張って、ずーっと引っ張り合いである。速くなったら、ちょっとブレーキして、そのあとニュートラルでしばらく走ればいいのに、ずーっと引っ張って、逆にどんどん速くなったまんま。
これって、もう手綱だけぢゃなくて、やっぱ騎座のバランスとか脚のムダな力の入れようとか、全体的な根本的な問題だね。しかしなー、ミラノ、そこんとこわかりにくいんだよな、手綱が軽くなるような瞬間が、この馬に関しては正直分からない。
最後に、低いクロス障害を、駈歩の輪乗りのなかで跳ぶ。
跳んだあと強くなるのを抑える、そこで返してあげないもんだから、また爆走しそうになる。繰り返してるうちに、馬のバランスが崩れたまま、勢いで跳んぢゃう、ダメだねー、こりゃ。
左手前では飛んだあと外にふくれそうになるし、右手前では障害へ向かおうとするラインより内に入ってきちゃう。ヘタ乗ったら跳ばなきゃいいのに、そこは跳んでくれちゃうんだな、ミラノ。

指のどっかから血を流しつつ、練習終了。まーだエキサイトしてるようなミラノと10分くらい常歩をしてから帰る。んー、難しいねー。結局腕力に頼りっぱなしで乗ってたんで、あした以降筋肉痛まちがいなしである。そこで「もうすこしだけ筋トレしようかなぁ?」とか考えちゃう私は、やっぱ根本的に乗馬に対する姿勢が何か間違ってるんだろうけど。

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2 コメント

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今日頑張ってくださいね (キララ)
2011-05-05 09:46:49
ミニコマ&ジョニーのコスプレ衣装は出来たのですか?と言うか本当に決行するのかな? 涼しいみたいで馬達&kanagawaさんにとっては良かったですね!
私も目標設定?は楽しく乗れたらですよ。それじゃダメなんですかね?でも高みを目指した方が上達したいなら近道?になるのかもしれませんね 楽しく乗れればと思っているのに現状に満足出来ずうまくなりたいと思っちゃうのは矛盾ですよね 3日に馬事公苑でホースショーを観て来ました。障害に尻込みしていたのに、今飛びたくて×② やっぱりビビッていたらダメですね 今年は年末の内輪大会出たいなぁとあと半年頑張ります 今日はミニコマの保護者頑張ってください
ポニーの展示は無事でした (kanagawa_kun)
2011-05-05 20:36:19
はい、キララさん、コメントありがとうございます。
ミニコマとジョニーは、たてがみを編んだだけでしたけど、それでも「カワイー」って言ってもらえました。

私の目標、マジメな話をすると、私の技量がどうこうぢゃなくて、「乗馬苑に通ってくれてるひと、みんなが楽しめますよーに!」になるんですよねー。

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