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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

スクリーミング・レビュー

2010-12-31 14:28:11 | 忌野清志郎
忌野清志郎 1994年 東芝EMI
正月なんかにウチに帰ることがあるんだけど。
生まれ育った町の、変わったり変わってなかったりする風景をみると、ときどきキヨシローの「ぼくの家の前の道を今朝も小学生が通います」って曲が、私のあたまんなかを行ったり来たりします。
RCの古い曲(なんせ作曲が肝沢幅一だし!)らしいんだけど、不勉強な私が聴いたのは、このビデオが初めてだったんぢゃないかと思います。
(ちなみに肝沢幅一ってのは、RCの不遇時代に全作品を作曲してたとされる幻の作曲家。スローバラードなんかもそう。RCのペンネームで架空の人物というウワサを『愛しあってるかい』のインタビューで否定してます!?)
それにしても、ほんとビデオってソフトどうしよう? やっぱDVD買いなおさなきゃダメかな。
それはいいとして、レコードだろうがCDだろうがビデオだろうがDVDだろうが、いい歌はいい歌です。
どうして世の中にはくだらない音楽ばっかがはびこって、キヨシローのようなメロディーメーカーでソングライターで偉大なバンドマンがいなくなっちゃたんだろう。
うん、今日の大晦日はテレビなんか見ないで、キヨシローを聴いて過ごそう。

泉谷しげるの「黒いカバン」のカバーである「赤い原付」って曲が入ってんだけどね。
思えば、1993年から94年にかけての年越しは、泉谷主催の川崎クラブチッタのライブだったんだけど、自分史上あれが最高の大晦日イベントだったね。タイマーズも出たしさ。

1 天使のハンマー
2 赤い原付(黒いカバン)
3 まぼろし
4 サラリーマン
5 よごれた顔でこんにちは
6 メロディー・メーカー
7 スローバラード
8 うんざり
9 BAKANCE
10 山のふもとで犬と暮している
11 雨あがりの夜空に
12 君が僕を知ってる
13 ぼくの家の前の道を今朝も小学生が通います
14 天使のハンマー

ぼくの家の前の道を今朝も小学生が通います
ぼくも昔 同じようにランドセルしょって通ったのです

今はあまり覚えていないけど
だけど とても素敵な頃だった
友達もたくさんいたし
いろんな物が 今よりも明るく見えたような
気がします

今はあまり覚えていないけど
だけど とても素敵な頃だった
イタズラやケンカもしたし
毎日が新しくて 平和だったような
気がします

今はあまり覚えていないけど
確かにぼくにも あの頃があった
鼻みずたらしながら
うたぐったり ごまかしたりなんて
どこにも 無かったのです

ぼくらが遊んだ 一本松の丘には
住宅が建ってしまったし
お花畑だったところは
ボーリング場になってしまったけど
いちばん変わってしまったのは
ぼくなのです

ぼくの家の前の道を今朝も小学生が通います
ぼくも昔 同じようにランドセルしょって通ったのです

ラララ……… ラララ………
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江口寿史のお蔵出し

2010-12-30 13:21:54 | 江口寿史
江口寿史 1994年 イースト・プレス
きのうのつづき。順番前後したけど、これが前に出た江口寿史の「お蔵出し」。
お蔵出しのいわれについては、冒頭に「まえがき」としてある2ページのマンガにくわしいです。
>恥をかきそうな デキの悪い作品は 単行本に 収録せず
>収録する作品に 関しては テッテ的に 手を入れ直すのです(略)
>そうして 単行本にも 入れてもらえなかった 作品たちは
>作者みずからの 手によって お蔵入りにされ 
>文字どおり 「なかったもの」として 封印されるのです(略)
>10年間 インペイされてきた 作品たちは…
>実に 二百三十枚も ありました…
ということで、1983年から1992年までに描かれた、それでもまだ話が途中のものも含めた、作品が収録されてます。
なかで私が好きなのは「立ち喰いソバ屋のケンちゃん」 昔のアドリブギャグと言われたころの感じがあって、いいリズムで読めます。
難しい長編を考えないで、ときどきこういうの描けばいいのになーと思います。
コンテンツは以下のとおり。
「江口寿史の正しい漫画のかきかた教室」
「百合」
「マークII」
「ラブ&ピース(愛のファミリー)」
「POCKY」
「立ち喰いソバ屋のケンちゃん」
「ビガーパンツありがとう」
「武蔵野日記(1)」
「武蔵野日記(2)
「あしたのゴロー」
「ラブ&ピース(愛と平和のマンションハウス)」
「粳寅一家の花嫁さん」
「バカッチ野球軍」
「過敏な一家」
「カサブタ君」
「日本フェ○○○振興会」
「SPACE PIRATES」
「ヌードラマ」
さいごに「ライナーノーツ」=「あるいはこの期に及んでの言い訳」という自作解説があります。
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江口寿史のお蔵出し 夜用スーパー

2010-12-29 15:34:15 | 江口寿史
江口寿史 2010年12月 イースト・プレス
江口の新刊が出たんで、もちろん読んだ
「お蔵出し」ってのは、過去に雑誌掲載とかされたんだけど、単行本にならずにいたものって意味で。
何が「夜用スーパー」なのかは、わからないんだけど。
幻の(←もちろん完結まで続かなかったって意味だ)長編あり、4コマあり、エッセイ(←もちろんマンガ)ありで、思ったより盛り沢山。
でも、残念ながら「パパリンコ」はないぞぉ
でもでも、「ラッキーストライク」が入ってるのは、うれしい
あいかわらず江口の描く女の子はかわいいんだけど、「ラッキーストライク」とかをみてると、前にテレビで本人が語ってた「(女性のからだのライン(=凹凸ね、立体感)とかを)カゲをつけるんぢゃなくて、線だけで表現したい」って、こだわりを改めて認識させられる。やっぱ、江口寿史は、絵がうまい
「イレギュラー」なんかでも、すごく線が多いよね。「パイレーツ」のころの丸っこい絵はどこいっちゃったんだか。進化するマンガ家だなーと、あらためて感心させられた。
わざとほかのひとのマネをして遊んでる(?)作品もあるけどね。
コンテンツは以下のとおり。
どうでもいいけど、今回、初めて読んで、お気に入りの一本は『今日は「はつね」に行こう』です。

ドギワ荘の青春
ドギワ荘の凄春
ドギワ荘の性春
ドギワ荘の盛春
SEX And The CITY
アフロ課長とレイバン娘
レイバン娘のレイバン現状
アフロ課長の幸せの時間、崩壊寸前!!
違和感課長
ゼロの昇天
マフラーで殺して
絶叫
伊東
ご近所探検隊リターンズ
寿丼
吉祥寺
今日は「はつね」に行こう
讃岐うどんツアー のこり火篇
八丈島ぢビール
吾妻ひでお「うつうつ日記」を読む
吉田戦車という名前
OT道
ハタチの頃とかなんとか…
1989泡の日々
吉祥寺妄想トリビア
トリビュられたりトリビュったり
ファッション漫才
ゲームする女
東京深いところ
東京物語(グラサンMIX)
御一行様
はじめての鹿威し
イソノの掟
あおぬ゛ま゛くん
メガ4コマ もみあげクン
ラッキーストライク
平成大江戸巷談イレギュラー
ワカッた!
…初出もわかる「SELF LINER NOTES」(言い訳?)つきです。
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キングフッド再び、っていうか連チャン

2010-12-28 20:58:58 | 馬が好き
乗馬に行く。
ちなみに朝7時の外気温はマイナス1度だった。「さっきまで、マイナス2だったんだよ」って教えてもらったけど、そんなのたいして変わらない。
でも、1度と0度は(あるいは0度とマイナス1度かもしれんが)違うんだな、これが。札幌に3年住んでて、それはわかった
札幌に住んでたおかげで、朝寒くても日中の気温10度という予報をみて、「おー、なんだ、あったかいじゃんか」って薄着で出かけてく。いまだ乗馬のとき、上は2枚しか着ていない(&プロテクターはあり)。
きのうの格闘(←馬との)で、筋肉痛になってないか、確かめる。まだ、だいじょうぶ。トシいってくると、筋肉痛は24時間ぢゃ来ない。たぶん34時間はかかるな ぢゃあ今のうちに、もういっちょ乗ってくるか、って出かけてく
8時半に行って厩舎作業。冬の陽は短く弱い、ワラてきぱき干さなきゃね。

ちなみに、外に出しといたバケツには、当然のごとく氷が張ってた。
んぢゃ、馬装すっか

え? キングフッド?
たしかに、きのう「明日も、この馬、乗りに来てください」とは言われたけど、マジで連チャン? そう来るとは思ってなかったなー
(でも、もし「何にしますか?」って言われたら、意地張って「キングフッドで!」って言うつもりでは、いたけどね
肢触ってたりすると、相変わらず、なんかモゾモゾちょっかい出してくる。「なんだよぉ?なんも(リンゴとか)持ってないぞ」とか言って撫でてやんだけど、さっきまで草食ってた口でひとのこと(ポケットのあたりとか)モグモグすんのはヤメてくれぇ。エクソシストみたいな緑色がつくぢゃないか

さあ、乗ったら、今日は最初から気合い入れてくんだ
あいかわらず元気いっぱいで、だからって手綱引いてもガツンと引っ掛かるポイントがない。グッと脚入れて、そこで速歩にはさせないで、ジッと抑えて。ジワッとアタマが重く感じたらチャンス、さらに前に出しながら、グッと我慢する、すこーしハミ受ける よぉし、今日は始まる前から、いちど「ゴメンナサイ」させたぞぉ
馬場に行って、きのうと同様、隊列に入る。いちばん後ろに行こうかと思ったら、ニアフュージョンに「前へどうぞ」と譲られる。追突する勢いのキングフッドと、ちょっと間違うと後ろ肢蹴り上げるニアフュージョンぢゃあ、そりゃあこちらが前行くのがスジってもんだね

部班で速歩開始。きのうの今日だから、なんとしてでもガッチリ抑えてやる 速くなるの恐れずに、逆にもっと脚を使って、前に出すようにする。ただ引っ張っても、力比べぢゃ負ける 前に出しといて、それを受けとめるんだ、って気合い入れてく。
軽速歩している隊列で、先生は一人っつ、的確にアドバイスを送る。いっぱい人馬いるのに、よく見ているものだ。
うわ、そろそろ俺の番だ、何言われっだろ?って思ってると、「右の拳をもう少しだけ強く握って。握ったら、ラクにする。」 え?なに? わかんないけど、右手を握る。手綱を握る一方で、指に力入れても手首にヘンな力入れちゃダメだぞって意識する。「そぉ、そのほうが、馬の姿勢が真っ直ぐになった」って言われる、よくわかんないけど、修正されたみたい
昨日につづいて、またアブミをはずす。前の馬との距離が離れると、自然と馬がスピードアップ、ドンドンドンドンって厳しい揺れが来る 股とか腿の上のほうで馬につかまっちゃダメだ、しっかり座ってふくらはぎで密着だって自分に言いきかせる。キングフッドは体ちいさいし、わりと人間の脚がフラフラしないで挟むことはできる。
グッとこらえてると、馬体に触れている足の下のほう、馬に密着したクルブシのちょっと上のとこで、チャップスの下の、乗馬ズボンの下の、靴下が揺れによってズリズリしてるのを感じる。あまり普段ない感覚。
脚が離れてないのはいいんだけど、普通は乗馬ズボンの上に長いソックスを履くのに、私は乗馬ズボンの下に普通の長さのソックスを履いてるから、こういうことになるのかなって反省する

アブミはかないでの横木通過を、なんとか乗りきったら、ぢゃあ駈歩やるよ。
きのうは躊躇したけど、今日は、もう、わかってるから フツウの馬だったら止めるぐらいの強さで引っ張っても、そこで均衡とれるのわかってるからね、キングフッド
駈歩スタート。負けないぞ、背筋と腕でグッと引っ張る。引っ張ったくらいで、ちょうどいいとこに、おさまる
一歩ごとにアブミ踏み下げるようにする、腰が浮いたりすると負ける、おシリ開いてベタッと座る感じ、背骨のうえに頭、スピードにビビって引っ張るんぢゃなくて、さらに前に出して受けとめるようにする。
きのうヘンだった右手前も、直すように心がける。馬のアタマを内に向けて、内側の脚で圧して、外側の脚は少し引いて、馬の後躯は外に行かさないんだ。ヘンに力入れると鞍の真ん中に座ってられないで尻がズレる、ひとのバランスは左右に傾いちゃダメだ、真っ直ぐ座って、前に出す。
まだまだ危なっかしいけど、駈歩はなんとかなったとこで、障害に行くよ
速歩でクロス。部班のときよりもガチッとつかまえていく、前に馬がいなけりゃ、ペースは自分で決められるから、それはそれで何とかなるんだよな 飛越 うん、いいんぢゃない?
障害上げる前に、駈歩で、地上横木通過。前に出してったつもりだけど、一個跨いだとこでリズム合わなくなる。「速くしなーい!」って言われるけど、ここは勢いで突破しないと、かえって歩幅が合わなくなりそうな気がして、横木の上で馬を抑えるのは難しい。結局たぶん放しちゃってんだろうけど、それぢゃダメだわな

んぢゃ、5個連続の障害、速歩で入ってくよ。
前に出てるのを受けとめて入る、「速くしない!」って言われるけど、いまさらここで止まんないよ 障害に入ってたら、馬の真上でバランス保って、そのまま乗っていく。真っ直ぐ行って、ジワッと止める、ポンポン
繰り返し、障害の前までゆっくり入る、一個目の前で緩んぢゃってるのか、そこで「ブレーキ!」って言われる。言われたって止まんないよね そのまま、ポン、ポン、ポンって進む。障害跳んでる真っ最中に「止める準備ぃ!」って言われる、腰張って待ち構える。
ちなみに、どんな状態であっても、先生の指示が聞こえたら、ちゃんと返事するのが基本。返事するかどうかで、先生のほうでは声が届いてるかどうか確認できる。「ハイーッ!」って言ったからって、ちゃんと動作ができてるかどうかは別問題だけどね
で、「はい!」って言いながら、全部飛び終えたあと、人のアタマ後ろにして、ジッと抑える。お、勝手に走ったりしないよ、馬、止まったとこで誉める、ポンポン
前に乗ったときは、引っ張るときに上体が倒れてて止めらんなかったんぢゃないかと思う。いまは自分の重さを背骨でクイ打ち込むように馬の背中に押しつけて止めることができる。でも「そうやって身体うしろに行き過ぎると、馬の背が反っちゃう形になって前に出せなくなる」って注意されちゃうんだけどね。ほどほどというのは難しいよ
もう何回か飛んで、最後は5個飛んだあと、右に回転してクロス二つの連続飛んで、終わり。

上出来、上出来。引っ張り倒したけどね きのう今日、手袋してなかったら、手綱握る指のあいだ、擦り切れてだろうな、きっと
終わるころ、また常歩がよくなる ホント難しいよな、キングフッド。
「腕、だいじょぶでしたか?」って聞かれる。まだ筋肉痛きてないから、大丈夫。「きのうより、ずっと引っ張りっぱなしだったでしょ」って言われるけど、自分では、そんなに意識してない。あんまり引っ張ると、いい具合に引っ張り返されて、バトルになるのを恐れてたんだけど、きのうの感じから、ある程度まで強くしても大丈夫だと思ってたし。
「でも、もうすこし、引っ張りっぱなしぢゃなくて、ラクにさせるとこ、作ったほうがいいですよ」と言われて、反省する
やっぱ難しいな、乗馬。でも、それなりに楽しい、ラクな馬ばかりぢゃないとこがまた面白いんだって。(←強がり)

今年は、これで乗り納め。来年は、いつから始めよっかな。正月は2日から? うーん、3日には行こうと思えば行けるんだけど、どーしよっかなー?
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キングフッドに、腕ずくで、乗る

2010-12-27 20:25:41 | 馬が好き
クリスマスも関係ないけど(仕事があるって意味)、年末年始ったって関係ないんで(することないって意味)、いつものとおり、乗馬に行く。
でも、冬休みに入ってる少年団が来てるはずだから、8時半には行かなくちゃね。一緒に集合して、一応、馬房ひとつ掃除して、ちゃんと働く。

どうでもいいけど、寝藁のあげかたって正しくはどうやるのか、いまいちわかってない。なんか適当に、馬房の出入り口が空くように、対角線にワラを寄せて、真ん中へんが一番汚れてっから掻きだすんだけどね。ま、いっか。
んぢゃ、馬装すっか。馬は? キングフッド!?

キングフッドには、一回しか乗ったことがない。なんだか走られてエライ目にあった記憶がある
あんまり乗りたくなくて、以来敬遠してた。「なんでもいい」って先生が言うときも、私が「どれでもいい」って言うときも、正直、そこにキングフッドは選択肢として入ってませんでした、私としては
しかし、きょうは子どもたちいっぱい来てるし、あてがわれちゃったら替えようがないね
そういえば、前回乗ったときも、子どもたちと一緒だった。整然とした輪乗りを、ひとり崩してたような気がする、私 前の馬あおって、子どもを落馬させたりしたら、来ないほうがいい、シャレにならん。
馬装して出撃ぃ。背、高くないんだよね、キングフッド。見た目はカワイイんだ。乗ると、いうこときかんけど
常歩してて、なんか元気に速歩になりそうになる。グッと抑えて、アタマあげられて、フニャっとした手応えで、「あー、これだ、これ」とイヤな記憶を思い出す
グイっと手綱ひくと、そのままアタマというかクビというかが、こっちに引っ張られて手応えない。手綱短く持つと、そのままどんどん抵抗なく馬のクビがやってきちゃって、ガツンとぶつかるところがない。どう見たって、そのまま乗ったら、背中そっくりかえったカッコになるに決まってるんで、もう少し手綱もつ手を弱くすると、フラーっと馬が前にいく。
これだったら、手綱引いたら、ガッて下に引っ張り返す馬のほうが、まだ分かりやすくてラク。(そのときは、ハミをギシギシギシと引っ張り寄せたりしちゃう、強引でスイマセン
馬場に出る。シャレで、より若い子どもたちの部班チームに入ってみたいけど、キングフッドぢゃ入れないな、爆走して驚かしたら困る。上級者チームに入るんだけど、それはそれで障害飛ばされたりするんで、ドキドキである
なんとかハミうけをって、常歩で探るんだけど、いまだ同じ、どこで馬をつかまえとくか、その釣り合う接点がわからない
隊列のうしろのほうについて、速歩開始。あー、元気だー、油断すると前の馬にくっついちゃいそうだよ
ストライドは小さくて、テッテッテッテッて速いスピードで進むんだけど、アタマあげたり、逆に引っ張られたり、どうにも丁度いいところでコントロールできない。
こっちも、グーッと引っ張るんだけど、あんまり引っ張り過ぎてもブレーキがバカになるかなと思って、ときどき緩めたりして時々チョンチョンってブレーキかけてみる戦術に変えたりしたけど、ダメだ、効き目ねーよ
引っ張り上げるようなカッコだから悪いのかなと思って、手を前に出して、アタマを下げさせて、そこらへんで馬の口をつかまえてみようと思うんだが、あ、これもダメだ、とっとと前に流れてっちゃう
また、ゴーインに引っ張って、脚入れたりしてっと、キングフッドが「gugugu~!」とかってノドの奥から唸るように鳴くんだよ、怖ぇーなー
そうこうしてるうちに、アブミあげての速歩。そのまま地上横木またいだりして
反撞はキツくないんだけど、とにかく一歩一歩が速いんで、ついてくの大変。ヘタにスピードおさえようとかしてると、自分の身体がおくれて前かがみになりかけるんで、上体を後ろにして腕力使って抑えるような形になっちゃう。
たちまち、自分の脚の内側に、上から下まで力が入るのがわかる こうなると座ってられないし、脚も使えない。力抜いて深く坐れって思う、ヒザの力を抜いて、自分の脚の重さを下向きに感じるように、前に突っ張らず、後ろに力入れて上げず、ってこと意識する。
んぢゃ、輪乗りで駈歩。ブッ飛んでっちゃったらどうしよう、って思うんだが、意外と何とか収まって駈歩する。前の馬のかなり外をまわらないといけないけどね
ただし、特に右手前で、馬が外向いちゃってる。ちょっと強引にクビを内に向かせて、内側の脚でグッて馬体圧して、なんとか丸くさせようとする
えっらい勢い出てきた、手綱のブレーキきかないよ。「止めるくらいのところで駈歩していい!」って言われて、思い切ってグーッと引く、なんだか釣り合いがとれる。そこでラクにする。そしたらまた勢いよく走られる。久しぶりに全力で引っ張る。馬の上という、足踏ん張れないところで出す、腕力の全力って、どんなもんなんだか
んぢゃ、障害。やばそうなんで、アブミ短くしたりしない。
駈歩で3メートル間隔の横木通過。通過は勢いでするけど、止まんないんだろうなって、身構えて乗ってく。通過したあと、真っ直ぐ行ってスローダウン、意外と素直に止まる。背筋と腕の後ろの筋肉の全力出してんだけどね。
速歩でクロス。行くんだろうな、これ、って思いながら向かうと、意外とおとなしく向かってく。飛んだあと、駈歩になる、真っ直ぐいって止める。お?アタマあげたりしないで、いいカッコで止まる
何回か繰り返し。飛んだあとのほうがテーマだけど、自分の身体を起こして、ジーッと抑えると、意外と手の中に入ってくる感じ
んぢゃ、さっきの横木5本を、30センチくらいの高さにして、跳んでくよ
うひゃあ、見るからにやぱそう、って向かってくと、お?意外といい感じ、前に出てるのを受け止めてる感じで、ゆっくりと待った状態で入ってく。障害のなかに入ったら、引っ張って勢い殺してもしょうがないんで、バランスに気をつけて馬の真上にいることだけ心がける。跳び終わったら、身体起こして、真っ直ぐ行って、速歩から常歩、静止。意外とバタバタしないで、きちんと止まる
繰り返し。障害に向かうときの速歩が、思ったより、いい 前に出てるのを受け止めてる感じ。なんだよー、さっきの部班で俺はこれがやりたかったんだよー、って思いながら、障害を飛ぶ こうなってくると、無理に前に出してかなきゃいけない馬より、ラク
障害飛んだあとも、勢いいいけど、そこをグッと抑えると、なんだかうまい具合に収まる。どうやら、駈歩から、障害までやって、ようやく前に出したのを受け止めるって状態に近づいたみたい。
しかしなー、最初のドンドン行っちゃいそうな勢いのときに、さらに脚使って前に出して受け止めるったって、難しいよなぁ
思いっきり筋力つかって、練習終了ー。ひさしぶりに腕力で馬乗っちゃった
終わったあと常歩してても、油断すると前へ突進しちゃいそうなんで、手綱放して写真撮ったりできないよぉ。

結局、常歩をちゃんとできず と思ったら、馬場を出て、厩舎帰る道すがらで、やおらハミうけができる
これか!?って思ったんで、すぐに降りずに、厩舎まわりを常歩する。ときどき速歩しそうになったり、反抗するんだけど、前に出して受けとめると、ちょうどいいところに馬のアタマが来る
終わるころ、ようやくわかったよ、って思う。最初から、これができてりゃーなー よーし、次回は(もし、あったら、だけど)最初からこれを目指そう
それにしても、あしたは絶対筋肉痛だな、こりゃ
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