3-5歳児全員で、「ハサミを使う」。「糊を塗る」。 そして「大きな紙の中で、いくらかの構成を試みる」。 つまり群れて育つ。」ことを意識的に、、子どもたちを年齢ごとに作業させるのではなく、お互いが、他の子供の様子を見たり、意見を言ったりしながら「学ぶ」機会として企画している「大きな壁画」を目標にしています。
スタートの時点では、こんな、ごく整然とした「個人の作業」に成っていますが、 こんな感じで意見を交わしています。 「雑誌の写真を切り抜く」ことは、少し高度の「鋏の使い方」が必要です。
子どもたちは、気に入った写真を切り抜くことにも、大いに興味を持ちます。 「鋏を使い慣れた生活」を何度も経験していることが、そのまま反映される作業です。
糊を塗ることには、 特に、経験の度合いに開きが見えて来ています。 つまり、「生活の中で学ぶ機会」を知らず知らずに獲得して行っているのです。 一人で、納得のいくところに貼り付けています。 そんな子も、自己をきっちり「留めている」のです。
ビックリするほど大きな「切り絵の壁画」が出来上がってきました。 最後には、画面からはみ出すものまで、 みんなが、もう、飽きちゃった、疲れちゃったと言う頃にも、まだ、作業を続けたい子も出たのです。
後日5歳児だけで少しばかり修正する時間を作って、完成させて「壁画展示」に持ち込みたいと思います。