知古のSさんが、長年出版物や、ポスターなどの企画に参画した姫路の写真家・中村真一郎さんがatelierへ出掛けて下さいました。
青・壮年期の姫路を中心にした写真家活動を通してのあれこれを聴いている間に、私自身が関わりを持った人々の話に発展して行きました。 懐かしいというよりも、同じ中村真一郎と言う小説家と勘違いしていた同姓同名のこの写真家も、古くからお出会いしていたようです。
森画廊の故・森崎さんにまつわる美術写真の難しさに始まって、船曳良一さんの話まで、いずれも私も親しくしていたたちです。 自宅でも夜遅くまで歓談を繰り返した人々が、姫路でもたくさんあったことに今更ながら気付きました。
中でも岩田健三郎さんの事、寺林俊さんの事、こちまさこさん、川崎敏夫さん 、高野かよさん、小野田実さんや丸投三代吉さん、中でも姫路市の書写山住職とも懇意だそうで、書写山の写真は、随分深く撮り続けていらっしゃるのでした。
止めどなく話が広がって行って、アラーキー、高梨豊などにまで話題が広がって行きます。
じっくりお出会いする機会を持ち続けたいと、尽きない話をひとまず終えたのでした。
その頃に近い頃の風景スケッチを何点か掲載して見ました。 抽象画を領域にしている積りの私も、こんな嫋やかな作品を沢山描いていたのだと、当時を想い起したのです。