卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

川原湯温泉 聖天様露天風呂

2010-11-28 11:08:46 | 温泉(群馬県)
群馬県温泉遠征の二湯目は「川原湯温泉聖天様露天風呂」です。

前の日に友人と飲みすぎちゃったので、早起きするつもりがゆったりと熟睡してしまい、遅い出発になった。

本当は温泉旅館にでも宿泊したかったところだが、太田市周辺には大した温泉はない。
なのでビジネスホテルにしかたなく泊まったが、安かったのでいいとする。

話は変わりますが、温泉に興味がなくても「川原湯温泉」の名は知られているのではなかろうか。
それはあの「八ツ場ダム」の建設に於いて、今の温泉地が丸ごとダムに沈むかどうかまだ行き先不明のあの温泉地である。

川原湯温泉は1193年に源頼朝によって開湯されたといわれています。

温泉地は旅館が数軒と、公衆浴場が2軒、そしてこの無人の露天風呂の、こじんまりとした温泉地です。
大きなビルなどなく、昔ながらの和な旅館が多く、大変趣が感じられます。
観光地観光地してないところが個人的にはすぐ心を奪われました。

温泉地はゆるい坂道になっており、聖天様露天風呂は坂道の下の方にあり、小さい看板があるところから道路と逆に山手に上るとあります。

浴槽に屋根を付けただけの、まさに湯小屋といった簡単な造りです。
狭いながら脱衣スペースもあります。

無人管理なので、料金箱に100円を入れるシステムになってます。

ここは一応混浴だけど、あまりに狭いので、女性はまず入るのは困難です。

先客は5人ほどのもちろん男性ばかり。
狭いので気を遣いながらお邪魔します。

お湯は薄い笹濁りに、硫黄臭あり。

浴槽は44度ほどの4人サイズ。
超高温源泉掛け流しに、ホースから直接浴槽にて加水してちょうどいい温度に。
浴槽内は白い湯花がたくさん舞ってます。

あたりの木々から落葉が飛んできては浴槽内に落ちる、それを拾っては浴槽外に捨てる。
そんな自然の露天風呂は風情があります。

高台にあるので、景色はいい筈・・・、なのだけど、辺りは工事中断中のダムが否が応にも目がつきます。

治水の問題などわからないし、ただの温泉が好きなだけの全くの部外者の戯れ言として聞いて欲しいのだが、この温泉地をダムに沈ませるなんて、狂気の沙汰としか思えない。

現在は民主党に政権が移ってからは八ツ場ダムは建設が中止になっているが、また工事が再開されるとの話もある。
移り気の世論が民主党に失望して、自民党が与党になったらまた工事は再開して、やっぱり川原湯はダムに沈むのであろうか?

そんな政治に翻弄されている川原湯温泉であるが、一部の旅館はダムから離れた高台に移転して営業しているとの事。

以前はもう少し賑やかな温泉地だったらしいが、未来を見据えての移転する旅館や、廃業したところも少なくはないの事だ。

自分は硫黄泉が大好きなので、ここの泉質はとても気に入った。
冬場に露天風呂は寒かったが、浴後はまるで毛皮を纏ったように、裸でもポカポカで温かかった。

この温泉地がダムに沈むのか、現状のまま残れるのか、未来は誰にもわからないが、おそらく前者のほうが可能性は高い。
それでも温泉好きの自分は、今のままの温泉地がずっと有り続けて欲しいと純粋に感じながら後にしました。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆☆

泉質・カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
泉温・78.9度(加水あり)
効能・胃腸病、神経痛、婦人病、リュウマチなど

料金・100円
備品・なし

住所・群馬県吾妻郡長野原町川原湯
電話・なし
営業時間・7:00~19:00(4月~11月は~20:00)
定休日・なし

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (熊谷在住、太田勤務の弘前出身)
2010-11-30 03:20:28
土曜日はかなり呑んだもんね五時間近く呑んだからねでもいつかは幻の温泉になるかも知れない川原湯行けて良かったね
無類の川原湯温泉好き吉田栄作 (マーズれい郎)
2010-12-01 00:31:16
土曜日はちょっと飲みすぎたね。
おかげで次の日は頭痛かったし、もう少し早く起きたかったわ。

川原湯は今のまま残ってほしいと切に願います。

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