JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

京都府乙訓郡大山崎町(JCG 22003)移動運用報告

2014-11-30 | 移動運用結果報告
11/30(日)に京都府乙訓郡大山崎町(JCG 22003)天王山に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

9月の小豆島で「ぷちアワードで乙訓郡大山崎町が残っているのでお願いします」とリクエストを頂きました。都合が付かないのでお断りすることも考えたのですが、ようやく都合が付き移動することとしました。
  
ぷちアワードもいよいよ大詰めで、あちこちでリクエストの書き込みが増えてきましたね。

#ただ沖縄の渡名喜とか北大東とか普段でも移動運用が困難なところへのリクエストを書いている方を見かけます。
これらは行くだけでも苦労するところです。こういう場所は移動局の予定をあらかじめ掴んでいないとQSOするのはまず無理ですし、チャンスを逃したらwkdできないと思うべきでしょうね。

たまたまリグのVFOを回していたら渡名喜が聞こえてきたなんてラッキーはまずないと思いますよ。
  
ぷちアワード対応なので7MHz中心です。今日は日曜のため少しでも電波が強くないとQRMに巻き込まれますからアンテナはフルサイズダイポールにします。ついで、といえば失礼ですが430MHzのFMもあわせてQRVします。アンテナを立てられる場所を思いついたので天王山に登ることになりました。


JR山崎駅に到着。今朝は暖かいので有り難いです。

途中の宝寺も紅葉が見頃です。今日は京都市内なんかは観光客で身動きできないでしょうね。

山崎駅から30分弱でいつもの旗立松に到着。今日は少し霧が出ています。この霧が出やすい環境がウイスキーの熟成に好都合だという理由からサントリーは山崎に蒸留所を構えています(現在は手狭なため熟成は滋賀県内でも行っているようですが)。

体が温まったので上着を置いて7MHzのダイポールを張ります。立木が多いものの、なんとか張ることができました。

ここは見晴らしがよいので飛びそうですね。


準備ができ、8時40分にスタートです。さすがに日曜の朝なので空き周波数の確保に苦労しましたが、なぜか7110kHzという割とFBなところが空いていました。直前まで他局が使っていてたまたま空いたのでしょうか。とはいえ上も下も3kHzくらいのところに他局がいますから、出力を30Wではなく45Wに上げた方がよさそうです。2300mAHの補助バッテリを持ってきているので出力を上げてもそれなりの時間はQRVできそうです。

最初の20分くらいは比較的のんびりペースでしたが、9時を回るとクラスタに載ったのか一変します。コンスタントにパイルが続きます。ぷちアワードでリクエストがあった通り「やっと大山崎ができました」との方も結構いました。私は混雑を避けるため普段7MHzに出るのは土曜にしているため、日曜しか出られない局とのファーストQSOも多かったです。スタート1時間で43局です。

10時を回り日が高くなって気温が上がってきました。これは有り難いです。もちろんパイルもコンスタントに続き、南は沖縄のSVVさんご夫妻から北は8エリアまでワイドにオープンにしています。さすがにフルサイズダイポールと好ロケーションの威力なのでしょうね。パイルが終わりかけるとまたクラスタに載せていただくの繰り返しで呼ばれ続けており、10時台も45局です。

11時になり、2300mAHのバッテリを使い切りました。この時点でメインの11000mAHバッテリはまだ13.6V。FT-817への電力供給をメインバッテリに切り替えて45Wを出してもまだしばらくは余裕で使えます。この時間帯になってもコールが続き、まだ鹿児島や福島県など比較的距離のある局も聞こえてきています。局数も100局を超えました。

コンスタントに続いたコールが途切れたのは正午でした。がんばりました。持ってきた軽食を食べて一息です。


これで引き上げてもよいのですが、せっかくですから430にも出てみます。

アンテナは1/2λのホイップです。伸縮ポールに比べて随分ささやかなアンテナですねHi

430MHzでは4局QSOできました。呼ばれなくなったのでこれで引き上げましょう。


帰りはアサヒビール大山崎山荘に立ち寄ってみます。建物の中は有料ですが、庭園などは無料で見学できます。

こちらも紅葉が見事です。

元々この建物は大阪の実業家だった加賀正太郎の持ち物でした。加賀さんはヨーロッパに行ったことのある方で、霧が出てスコットランドに似た風景のこの地を別荘地にしたようです。

加賀さんは様々な事業に投資しており、その中には朝ドラ「マッサン」のモデルである竹鶴政孝さんのニッカウヰスキーもありました。加賀さんは筆頭株主としてニッカの初代社長に就任しましたが、竹鶴さんのやり方に口を出さず、赤字が出ても自由にウイスキーを作らせたそうです。

加賀さんは死の間際にニッカの行く末を案じ、竹鶴さんのやり方にあれこれ介入しないだろうということでニッカの株式をアサヒビールに譲り、アサヒビールの傘下に入っています。その後ニッカは収益改善のためアサヒビールから焼酎部門を譲り受けるなどの変化はあるものの、加賀さんの読み通りウイスキー作りについては今も変わることなく続けることができています。

一方この山荘は加賀さんの死後持ち主が転々としマンション開発の話まで出ましたが、京都府の仲介でアサヒビールが購入することとなり、美術館として再生されました。経緯こそ違うものの、加賀さんの残したニッカと大山崎山荘はともにアサヒビールの手に渡ったという次第。

ちなみに竹鶴さんの奥さんであったリタさん(劇中ではエリー)は加賀さんの家に英会話を教えに出入りしていたそうです。竹鶴さんご夫妻については面白いエピソードがたくさんあるようですが、これはニッカのホームページをご覧頂くか北海道の余市蒸留所を見学された際に聴いてみてください。


帰りはいつも通りJR山崎駅前のエトルタでパンを購入。値段が安いのに味は上々で絶対お買い得です。我が家では食パンを2斤買って冷凍庫で保存しています。凍ったままオーブンで焼けばおいしく食べられます。


JRの快速で帰宅しましょう・・・と思ったらこんな状態。

吹田駅で人身事故があり、ダイヤが大きく乱れています。普段なら山崎に停車しない新快速も臨時で停車させるようですが、こういう状態の時はいつ電車が来るか分かりません。幸い阪急への振り替え輸送をやっていますので阪急の大山崎駅に向かいます。

阪急で帰宅しました。JRの快速だと寝られるのですが阪急だと立たないといけないのでくたくたです。

せっかくなので今夜はこれにします。

エトルタで買ったパイをおつまみにニッカのウイスキーを飲んでみましょう。北海道旅行の際に余市で買った12年の酒です。あ、噂によればニッカの製品が売れすぎているため余市での原酒販売が停止されているようですね。工場見学も大にぎわいだそうでほとぼりが冷めるまで余市行きは控えておきましょうか。

うちの親父はサントリーレッドか安売りされていればハイニッカで、たまにオールドを大事そうに飲んでいましたが、私が自宅に置いている国産ウイスキーはすべてニッカです。一度でも余市を見学したらニッカの職人芸に惚れ込みますよね(ちなみに大山崎には何度も移動運用に出かけていますが、山崎蒸留所は1回も行ってません)。

そういえばこの2日から竹鶴ベースのハイボール(政孝さんをイメージしたものとリタさんをイメージした女性向けの2種類)を販売するそうです。竹鶴は飲みやすいのでウイスキーが初めての方におすすめできると思います。
 
 
本日は7MHzで130局、430MHzで4局の計134局でした。ありがとうございました。ぷちアワード対応の移動はできればあと1回くらい考えています。リクエストがありましたらよろしくお願いします。
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