JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2017-07-06 | シャック便り
[ゆいレールが大増発と値上げを実施]
沖縄のゆいレールが8/1より混雑緩和を目的にダイヤを改正し大増発します。加えてダイヤ改正前の7月の毎週金曜についても混雑緩和のため臨時ダイヤとして増発します。

現在の平日・土休日ダイヤを平日(金曜除く)・金曜・土曜・日曜の4本立てに変更し、平日が235→247本、金曜が235→267本、土曜が203本→237本、日曜も203本→217本になります。特に観光客が多い金曜と土曜は昼間を10分→8分毎にして混雑緩和を図ります。

また1日乗車券(24時間券)を700円→800円に、2日乗車券を1,200円→1,400円に値上げするほか、オキカのポイント付与率も引き下げられます。ゆいレールは昨年度過去最高の黒字を計上しましたが、外国人観光客が家族ぐるみで大きな荷物を車両に持ち込むケースが見られて混雑が激しくなっており、地元乗客からの苦情が絶えないようです。今回の値上げはこれら大きな荷物の客をタクシーに誘導する目的もあるものとみられます。

ゆいレールは小型の2両編成で運転しており、各駅のホームは3両分の長さがあることから3両編成にする方法もありますが、首里から先の延伸工事中であることからホームドアの追加設置などで工費がかかる3両編成化ではなく列車の増発で対応するようです。ただ延伸工事が完成すれば車両不足(+運転士不足)への対応を迫られることになりそうです。


[京都市がトラフィカ京カードの割引を拡大へ]
京都市は市バス・地下鉄で使用できるトラフィカ京カード(京カード)の割引率を拡大することを明らかにしました。来年度より実施予定とのことで今後具体的な内容を詰めるそうです。

京カードは1,000円と3,000円券があり、10%のプレミアが上乗せされることに加えバス同士の乗り継ぎの場合は90円、バスと地下鉄の場合は60円を割り引くカードです。観光客より京都市民の利用が多いとされます。

京都の市バスは外国人観光客の急増で混雑が激しく市民から「乗れない」など苦情が相次ぎ、市議会でも議員から対策をすべきとの意見が出るなど問題になっています。このため観光客の利用が多い市バス1日乗車カードの見直しを既に決めていますが、加えて市民の利用が多い京カードの割引を大きくして市民の不満を和らげるとともに地下鉄とバスの乗り継ぎ利用を促す目的があるようです。

外国人観光客と観光地に住む住民の軋轢は日本だけの話ではなく、イタリアのベニスでは観光客の出すゴミなどに悩まされこれ以上の受け入れが困難だとして新規のホテル建設を禁止しています。


[マルエーフェリーが抜港時の宿泊代金補償を開始]
鹿児島-奄美群島-那覇間のフェリーを運航するマルエーフェリーが抜港(同社用語で一般的には欠航)により島から出られなくなった場合に宿泊費を補償する制度を開始します。最大1.5万円までを補償するもので、日本の海運業者では初めてではないかと思われます。

ただしこの制度の対象となるのは旅行会社経由のツアーのみで個人旅行では適用されませんのでご注意ください。
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