JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

FT-817のバッテリについて考える②(市販バッテリ編)

2010-01-18 | JF4CAD技研

FT-817で使うバッテリについての2回目は市販バッテリです。

 

[スタンダード FNB-85]

ご存じFT-817添付の純正バッテリです。メーカー純正品のためほとんどのハムショップで在庫があるか取り寄せ可能であり、最も入手しやすいですが、9.6V,1400mAHの容量ではHIモードでは使い物にならず、L3モードでも1時間ちょっとしか持ちません。もう一つ問題なのが交換性の悪さです。FT-817のバッテリ部の蓋は開けにくく、バッテリの電源コネクタもあまり頻繁につなぎ変えるのに向いていません。

 

どうしても純正品でないとダメという方以外には向きではないと思います。定価は7,350円です。

 

 

[湘南FM FM-817SB]

神奈川県のハムショップ湘南FMのオリジナル商品です(50台限定だそうです)。国内メーカー品ではこれが唯一かも知れません。詳細はこちら。容量は5400mAHですから、5時間はもつと思われます。FT-817本体より一回り小さく、重量も710gと持ち運びにも便利です。価格はバッテリ。充電器込みで31,500円です。

 

問題はどの資料にもFM-817SBの電圧が書かれていないことです。HIモードで使えるかどうかは分かりません。HIモードでの利用を考えている方は購入前に湘南FMに確認を取るのがいいと思います。自作に自信がないという方にはいいかも知れません。

 

 

[MEGA-817]

海外に目を転じるとこのような商品が見つかりました。詳細はこちら。ニッケル水素で容量は何と10000mAHだそうです。重量は3.25ポンド(約1.5kg)ですから持ち運べそうです。しかしながら電圧は9.6V。HIモードでは使用できません。L3モードでこの容量なら朝から夕方までぶっ通しで使っても使い切れないでしょうね。

 

充電器込み209ドルだそうです(送料別)。

 

このほか海外にはFNB-85を置き換える大容量のバッテリもあるようです。しかしながら、FT-817付属の電池ボックスに容量の大きな単3型のニッケル水素電池を入れればほぼ同等の性能になりますから、個人輸入して使うまでもないと思われるため省略します。

 

 

ご覧の通り市販品だけですと選択肢は極めて限られます。HIモードでの使用には向かない製品もあり、自分の運用スタイルに合わない方には自作がベターかと思います。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする