ダニー食堂

右往左往の日々。

財布の紐から虫の知らせを聞く

2017-11-16 | 本日のおススメ
エンジンがぶぉんぶぉんと下品に唸るダニーのレッドネックな車で、お上品なワインの産地まで出掛けてきました。
















土地柄、ワインテイスティングする場所は多々あった上に、今回のあたしのポジションは助手席。

ダニーの許す限り、片っ端から地元のワインをやっつける絶好のチャンスだったのに、どういうわけかそんな気分じゃなくてね。

なんていうのかしら。


そりゃ1本$40−50ドルも出せば美味いに決まってるじゃん。ってか不味かったら逆に困っちゃうしー。うちは10ドルワインで十分高級です。


みたいな心境だったのよ。

普段から固いけど、特にあの時は財布の紐がしっかり閉じてたのね。

ダニーも「本当にいいの?マジで1軒も寄らないの?」っていう感じのまま、帰路に就いたの。


そして家まであと1時間くらいの頃、ダニーの様子がおかしくなってさ。

路肩に寄ると激しい頭痛を訴えて嘔吐したり始めてね。
顔に汗かいてお腹も痙攣してたわ。

幸い、意識はしっかりしてたので救急車の有無を確認すると要らないって言うじゃない。

それであたしに運転しろっていうの。

救急車を呼ぶより、このまま君の運転で病院に行った方がスムーズだって。

「そりゃそうだ」って納得したんだけど、なんせ無駄に車体がデカい上にハンドコントロールやらなんやらとワチャワチャしているから運転を硬く拒否していたダニーの車。

病院に着いたところでダニーは玄関前に下ろすとしてもだ。

経験上、駐車スペースがすぐに見つかる広々とした駐車場のある病院に出くわした試しは無し。

縦列駐車なんぞは夢のまた夢。

まさかこんなタイミングであの暴れん坊を運転するハメになるとは思ってなかったから大きく戸惑ったわ。

でも、一刻を争うことかもしれないから覚悟決めて運転席に回ったわよ。

あの状況下で飲酒してないのが既に奇跡なのだから、きっと大丈夫。
あたしイケる、出来るって一生懸命自己洗脳してね。
クルーズコントロールなんて使う余裕もなくもう必死。
必死すぎて腕が痺れたわ。

幸い病院に着く直前にで落ち着いたようで、直帰しました。

本人曰く、体の痛みを押して運転していた上に、長時間同じ姿勢でいたからそうなったのであろうと。

念のために医者に連絡したのだけどその後、音沙汰がないので様子見です。


昨日の夕飯
ダニーのリクエストにより中華スープとブロッコリー。
結構しっかり食べたから一安心。