散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

夏の終わり2

2017年09月09日 20時00分06秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日の最後は、恒例のバー「N」。やはり夏休みの最後にはここがふさわしい。早い時間に入ったが、今日は珍しくこの時間帯も混雑気味。幸い、私の定位置は空いていたため、そこに座って、大阪で飲んだカンカンでスタート。



最後の一口を残し、ライムをかじってから飲むというカンカン発祥の地の飲み方スタイルをお知らせしておいた。2杯目はピンガ+GET31+ライム+ビターズ+紅茶リキュール+ミントの葉のカクテル。ちょうどカイピリーニャが出たので思いついたのだが、ピンガとGET31の相性が良いみたい。やはり癖のあるベースと合わせるのが良いのだろうか。



3杯目はタリスカー18で大人の味わいを楽しむ。派手さはないが、味に重厚感がある。

 

もう、本当に最後ということで、アクアビット+アードベッグケルピーというこの組み合わせがあったかというアクアビットスモーキーマティーニでフィニッシュ。ケルピーの沼のような個性が、この場合しっくりくる。



いや、ずいぶんと酔っぱらって、この後帰宅する。もう、思い残すことはない。

夏の終わり

2017年09月09日 18時05分59秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
私の夏休みも終盤になり、また季節も秋の気配が感じられる。今日の日中は半袖で問題なかったのだが、夜ともなればかなり涼しいのである。さて、最後の力を振り絞って(いや、そんなに体調悪くないが)、1軒目は久々の「P」。前回、冷たいおつまみがかなり貧弱だったので、どうしようかと思ったのだが、チャレンジ再訪である。

まずは17時~19時に注文できる、ハッピー泡セットを注文。飲み物はスパークリングワインから。



酒のアテ3点盛りは、鶏のエスカベッシュ、枝付き枝豆、生ハムであった。



飲み物は早くも2杯目に突入し、生絞りレモンサワー。少し酒が薄かった。



よくメニューを見ると、肉の前菜盛り合わせがあったので、これを注文。



やってきたのは5種盛りの皿である。牛ハツの何とか、砂肝のコンフィ、パン+レバパテ、田舎風パテ、鴨のソテーなので、これは一人客には嬉しい一皿である。飲み物はこれに合わせて、少し重みのある赤ワインを注文する。

店の人の感じもいいし、料理も決して悪くないので、また少し経ったら来てみようと思う。しかし、過去最高の盛り合わせはこれだからなあ。この水準に戻れば、本当に文句なしなんだがなあ…。

外に出るとまだ少し明るい。次、行こう。


20170909ギャラリー巡り

2017年09月09日 16時26分54秒 | ART
本日はさっぽろテレビ塔→らいらっく→富士フイルム→大通→グランビスタ→チカホ→STV時計台ビル→STV北2条ビル→北大→紀伊国屋→大丸→エッセ→和→HOKUBU→犬養→市民→クラークの17カ所。

■グランビスタギャラリー「鎌田順也のデザイン「日常生活と美」」。JRタワープラニスホールアートプラネッツの宣伝デザインをしていた人。映像が流れていた「松尾ジンギスカン60周年記念TV-CM」が面白かった。春・夏・秋・冬の4バージョンあるとは知らなかった。

■地下歩行空間「南区学生まちナカアート展 in チ・カ・ホ「ミニ芸森がやってきた!」」。チカホでは「音の風景」という展覧会が始まっているはずなのだが、どうやら展示設営中の模様であった。その代りに芸森の紹介展がやっていた。こういう施設は行く人と行かない人の極端に分かれるような気がするので、ぜひ、普段足を運ばない人に届くような展示にしてほしいと思う。本当に天気が良い時の芸森(屋外美術館)は最高に素晴らしいのだ。

 

■STV時計台ビル、STV北2条ビル「札幌大谷大学メディアアートコース作品展」。
宮嶋風花「札幌の現在」:作者の友人のポートレートと紹介を作品にしたもの。3人の友人が取り上げられているが、一人は「ネットに詳しく」、もう一人は「昔からダンスをしており」、もう一人は「ファイターズガールの経験あり」とのこと。オジサンの若い頃とは時代が違うね。

 

旧ギャラリーたぴおの場所には、クラフトAgerが開店。クラフトにあまり興味がないため、スルー。

 

大同ビルはいよいよ全店舗が移転し、閉鎖になるようだ。



北海道大学の札幌国際芸術祭展示は別項で。

■大丸画廊「居島春生 洋画展」。素晴らしく上手いテンペラ画。自然の流れや揺れ動きが見事に表現された風景画。

■まるひこアートスペース和「SPACE & WAVE4人展 時の記憶」。会社のロビーとはいえ、続けて本格的な展示をしてくれているのはなかなか素晴らしいことだと思う。



■HOKUBU記念絵画館「増田常徳 戦いとしてのルポルタージュ」。
「炭抗夫たち」:いい仕事をしたという顔の炭坑夫ではなく、ガスマスクをかけ、ガス室にでも赴くかのような男たち。断絶感がある。
「精霊の大地(侵された北の森)」:そもそもこの地は誰のものであったか? いや、人間のものと言えるのだろうか。
「黒い海(3.11津波)」:夜の海に向かい、こちらには背中を向けて横たわる女性。拒絶感だけが伝わってくる。
「墓標(3.11防潮堤)」:青い海に向かって立つ防潮堤。10メートルという印が入っている。もっと高ければ津波を防げたのか? いやそうではない。高さも幅も人間の考えることには限界があるのだ。

久しぶりのオープンとなった絵画館だが、1階にも展示スペースができているなど(展示は大きな絵画2点)、レイアウト変更がされた模様。また以前は館の方にコーヒーを出していただいていたが、それも1階にセルフ喫茶コーナーができていた。お菓子を一つ、エスプレッソを頂いた。

 



■ギャラリー犬養「剥離する日々」。
「籠」:押入れのスペースに展示された3人の合作。奥の写真には下を向く女性が写っているが、その前で金属の小物体が励ましの声を上げるかのようにそれぞれの形で立っている。何となく面白いのだ。

豊平川を久しぶりに渡る。



■市民ギャラリー「第62回新北海道美術協会展」。疲れてきて挫折しそうになったが、何とか行くことができた。
丸藤真智子「白いホダの洞」:ある種の民話やシンボルを思わせる味わいが出てきた。
後藤和司「river2017」:白い世界の中、緑のライン。川というよりも海のようにも見える。
数田修「水音」:池から竜巻が上がっているのだろうか。木々を巻き込んで森を破壊するばかりの勢いだ。

故郷II「制服-感情的妄想」:ファストフード店員、宅配の人、警備員と制服を着た3人。インスタレーションの裏に回ってみれば、お盆をひっくり返したり、現金をぶちまけたり、妄想が巻き起こっている。まあ、もう少し突飛な妄想の方が面白いかもしれないな。

■クラークギャラリー+SHIFT「ROBBONESIA MURMUR」。リボンを使った展示。布ものにあまり興味のない私だが、それでも綺麗だと思う。
「Untitled(Rhinoid)」



「Clouds Gathering」「Sea Moon」

 

北海道大学総合博物館「札幌国際芸術祭2017 火ノ刺繍-「石狩シーツ」の先へ」

2017年09月09日 12時24分06秒 | ART
最初に言ってしまおう。好みの問題として全く合わない。ダメだった。

まず何がダメかというと「詩」がダメだ。私はコミュニケーションに可能な限り正確性と合理性を求めるので、もってまわった「詩」というものは基本的には受け付けない。もちろん、この表現形式を経ることによって、より深い認識と共感を得られるケースがあるのは分かっているが、正直なところ、私はそういう感覚的なものの共有をあまり求めていない。もっと考えていることを正確に、手っ取り早く伝えてくれよという思いしか湧き上がってこないのだ。

次に「朗読」がダメだ。単位時間当たりの情報量があまりに少ないコミュニケーションの手段であるため、時間の無駄にしか感じない。最初からすべての文字を読みやすく並べてくれれば、こっちで勝手に読むからいいよ、というのが私の考え方だ。これももちろん、活字に比べた時の双方向性や人間の声の調子、抑揚に意味があることも理解はするものの、かかる時間と期待できる効果を考えた時に、「ほぼ確実に時間の無駄」という結論に至ってしまう。

まあ、こういう届かない人間もいるんだということだ。

 

糖質制限食?

2017年09月09日 12時14分54秒 | 食べ歩き
旅行の途中から引き続き糖質制限に取り組んでいる。今日の昼食はどうするかと思ったが、そうだカフェテリア式の学食という手があるかと、北海道大学の中央食堂へ。

アジフライ、旨辛豆腐(豆腐、もやし、鶏ささみ、キムチ味)、夏の総菜トリオ(ナス、切干大根、ほうれん草胡麻和え)の3品を取る。ご飯や味噌汁がないお盆上の風景に、我ながら違和感を感じる。



レシートに栄養分なのだろうが、赤・緑・黄毎の点数が書いてある。どの栄養分が何の色なのか分からないため、全く意味がない。今調べてみたら、赤= 肉・魚・牛乳・大豆製品など、緑=野菜・芋・果物・海草類など、黄=穀物・砂糖・油脂類なんだそうだ。黄が意外と多いのだが、アジフライの衣と揚げ油に起因するのではなかろうか。フライの衣には当然パン粉が使われているし、なかなか糖質制限って、難しいものだね。

それはさておき、今回のメニュー、昼食というよりは酒の肴と言った方が良いかもしれない。特に旨辛豆腐はビールに合いそうだったが、学食に酒類の持ち込みは可能なのだろうか…。