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図書館・情報学関連の雑記、読書ノート、音楽ノート、日常生活の愚痴など。

知識やノウハウを保持できるのは「複雑」な社会だけ

2017-06-23 20:31:39 | 読書ノート
セザー・ヒダルゴ『情報と秩序:原子から経済までを動かす根本原理を求めて』千葉敏生訳, 早川書房, 2017.

  情報論。物理学から経済レベルの話まで、一貫する「情報」概念を使って説明する、というのだが…。著者はチリ出身で、MITメディアラボの所属の研究者である。原書はWhy Information Grows : The Evolution of Order, from Atoms to Economies (Basic Books, 2015.)。

  情報は物理的に存在し、それは動的な系に秩序をもたらすものだという。ここから徐々に経済の話に持ってゆくのだが、あまりうまくつながっているようには見えない。しかし経済の話の部分は面白い。高度な商品を輸出できる国というのはどのような特徴を持っているか?それは人々の間のネットワークが複雑に絡み合った社会である。なぜなら、そうした社会だけが大量の知識やノウハウを蓄積できるからである、と。情報の記録物よりも、それを読み取る人的資本のほうが重要だ、ということのようだ。なお、著者独自に計算した経済複雑性指標によれば、もっとも高い値をだしているのは日本である。

  全体として大風呂敷な議論であり、個人的にはよくわからなかった箇所は多い。著者自身もアイデアを整理しきれないまま書いているのではないか、と思わせる。しかし、多少議論が粗くても、キーコンセプトが生産的ならば、後続の研究者らが議論を引き継いで発展させてゆくということがまれにある。経済複雑性概念はそういうコンセプトであり、本書は後続を触発するタイプの書籍なのだと思う。もう若くない僕はついて行く気はないけれども。
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現役医師による大人向けの医学史まんが

2017-06-20 20:36:12 | 読書ノート
茨木保『まんが医学の歴史』医学書院, 2008.

  タイトル通りの、まんがで医学史を辿った書籍。もともとは『看護学雑誌』の連載であり、6ページ程度の短編が52話続くという構成となっている。著者は実際に医師であり、その経歴とやわらかな絵柄は手塚治虫を連想させる。といっても肖像画や写真が残っている人物については似せて描いているが。なお、赤色も使った二色刷である。

  内容は、古代ギリシアからはじまり、イスラム・中国・日本の動向も踏まえつつメインは近代医学の展開となっている。麻酔・消毒・感染症対策は短編回を複数使って描いており、研究者間の駆け引きも生々しくて興味深い。まんがなので、人体や当時の医療器具(の使われ方)がわかるし、病人や死体もデフォルメされているので気持ち悪くない。ただし横書きで詳細な解説が入るため、文字数はまんがにしては多い。漢字にふりがなが付されていないので、子ども向けではない。高校生以上ならばわかるだろう。

  他に入れるべきトピックが無かったか等については、専門家でないのでわからないが、入門のための入門の医学史としては成功していると思える。索引もあって丁寧な造りである。なお、この本の奧付は最終ページになく、最初のタイトルページの次に奥付データが記されている。洋書のようだが、医学書院の本はみんなそうなっているのだろうか。
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英国人によるA&Mサウンドの不器用な模倣

2017-06-16 20:19:59 | 音盤ノート
The Pale Fountains "Pacific Street" Virgin, 1984.

  ネオアコ/ギタポ。ペイル・ファウンテンズは英国リバプール出身のロックバンドで、1980年代半ばの短い期間だけ活動し、アルバム二枚を残して解散した。本作がデビュー作となる。Burt BacharachやThe Carpentersが在籍した1970年前後のA&Mレーベルに感化されて、メロディ重視の曲作りとソフトなバンドサウンドを目指した。乾いた哀愁感のあるトランペット演奏は特にバカラックからの影響がわかりやすい。

  海外のレビューサイトを見てみるとかなり評価の低い作品であり(Allmusic.comで5点中2.5点)、初期ネオアコの代表作とされるAztec Cameraの"High Land, Hard Rain"に比するクオリティとは見なされていないようだ。しかしながら、なぜか日本においてだけ、本作は1980年代を代表する傑作扱いされている。1990年前後の「渋谷系」ムーブメントの文脈でしばしば参照されたからだろう。いったいどこに日本人受けする要素があるのだろうか。

  聴いてみると「演奏の下手なバンドが頑張ってA&Mサウンドを模倣しました」感がありありである。自分たちの出したい理想の音があるけれども、センスの違いや技術不足でそこに到達できない、というような。中年の洋楽好きとしては、1980年代以前の邦楽ロックの洗練の欠如を思い出す。当時の日本人ミュージシャンも、こんな感じで「本物」の洋学に近づこうと試行錯誤していたな、と。ストリングスやコーラスなど、いろいろやり過ぎてしまっている点も、知識だけはたくさんある模倣者のはまりやすい罠として聴こえてしまう。これは日本人としては共感せずにはいられない。

  1990年代以降の邦楽は「J-POP」化してしまい、洋楽をもはや参照系として必要としないかのように見える。現在では本物―模倣という言説自体が時代遅れの馬鹿話だろう。なので、このような共感はもはや理解し難いものかもしれない。1980年代という文脈にさかのぼってみてはじめて、このバンドの不器用さと青臭さが胸を打つのである。
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米国ベストセラー本の黄金律を計量的に明らかに

2017-06-13 22:23:24 | 読書ノート
ジョディ・アーチャー, マシュー・ジョッカーズ『ベストセラーコード:「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム』川添節子訳, 日経BP, 2017.

  計量文献学。文学研究者である著者らは、5000の小説作品をコンピュータに読み込ませてその特徴を記憶させ、そのうちベストセラー作品の特徴を基準に未知の作品がベストセラーになるかどうかを予想するプログラムを作った。その予想精度はおおよそ80%だという。さて、プログラムがはじき出したベストセラー作品の特徴は何か、というのが本書の主題である。あくまで一般書籍であり、残念ながら技術的なことについての詳しい説明はない(追記で簡単な説明はある)。2016年のThe bestseller code: Anatomy of the blockbuster novel (St Martins)が原書である。

  ベストセラーになるテーマ、プロット、文体、キャラクターとは何か。本書に従えば、テーマにおいて愛情ある関係を描くのは良いが、セックスばかり描くのはよろしくない。プロットはおおよそ7パターンにわかれる。文体は、修飾過剰なものよりはジャーナリスティックで簡潔に。キャラクターとしては、心に闇を抱えた影のある人物(特に若い女性)がよい、などなど。そんなに意外でもない知見が多いが、計量的に明らかにできたというのが重要な点だろう。ただし、最近の海外小説の作家やタイトルが多く紹介されており、それらのイメージが湧かないとニュアンスのわからないところもある。

  これまで「名人芸」の領域だったことが、ここまでわかるようになったか、というのがまずもっての感慨。テキストマイニングと機械学習の進展についての驚くべき報告だろう。しかしながら、著者らは機械による「人の心を動かすような」小説の執筆に否定的である。けれども個人的には、機械による執筆は将来ありうるのではないかという感想を持った。なお誰もが持つだろう疑問、米国におけるベストセラーの話だという限界、およびここで挙げられた黄金律を使った小説が量産されればいずれ飽きられるはず、という話はすでに本書の解説において西内啓が指摘している。
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タイトルとジャケ写からは男臭い世界に思えるが

2017-06-10 22:11:44 | 音盤ノート
Prefab Sprout "Steve McQueen" Kitchenware Records, 1985.

  英国産ポップ。日本ではネオアコ文脈で語られることが多いが、あまりギターは前面に出ておらず、青臭さの残るアダルトコンテンポラリーといったほうが適切だろう。ロックとしてはパンチが弱く、ジャズやソウル色がかすかに漂うも薄めで、楽曲に強烈なインパクトもなく、とにかくマイルドで中庸である。基本、ボーカルメロディで聴かせる音楽である。大きなヒット曲があるわけでもないし、活動歴の長さのわりには作品数も少ない。今年になって彼らを採りあげた本が発行された1)が、いったい誰が読むのだろうか。

  本作は彼らの二作目で出世作。後年(参考)ほどスローに歌い上げず、まだバンド的な演奏である。プロデューサーがThomas Dolbyという、自身でもヒット曲を持つエレポップ系の人なのだが、おそらく彼の功績だろう、シンセサイザーの入れ方が実に巧みである。しつこいリフレインの裏で隠し味的にシンセを鳴らして曲の印象を変化させる。楽曲のメロディは「古き良きアメリカ」の世界であり、ティンパンアレーからブロードウェイのミュージカル、ドゥーワップなどを想起させるもので、聴く人によってはそれほどツボにこないかもしれない。それを優男が、時折力んだりして歌う。

  本作のジャケット写真が「革ジャンとバイク」で、日本でいうネオアコの中性的なイメージとはずれている。リバプールのPale Fountainsもそうだが、英国の初期のギターポップバンドはマッチョにあこがれる労働者階級の少年層にアピールしようとしていたのがわかる。繊細で落ち着いたサウンドと、ジャケットのバンドイメージは全然マッチしていない。なお、2007年にLegacy Edition版が発行さており、おまけのCDで収録曲のアコースティック・バージョン(2006年録音)が披露されている。まあ悪くはないんだけど、通常盤でいいんじゃないかな。

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1) 渡辺亨『プリファブ・スプラウトの音楽:永遠のポップ・ミュージックを求めて』DU BOOKS, 2017,
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凝った演奏だが、本質は歌詞を聴かせるボーカル音楽

2017-06-06 21:22:58 | 音盤ノート
Aca Seca Trio "Avenido" Omagatoki, 2006.

  アルゼンチン産の、フォルクローレとジャズを混交させたアコースティックな大衆音楽。いわゆるワールド・ミュージックであるが、男声ファルセットが多用されるために1980年代のPat Metheny Groupを思い起させる(一曲だけPedro Aznarが参加している)。ただし、基本的にスペイン語の詞が付されたボーカル音楽であり、しかも詞を聴かせようとする「弾き語り」的な面が濃い。ドライブBGMとして聞き流せるようには出来ていない。

  トリオは打楽器、鍵盤、歌とギターという編成。ゲストによる管楽器演奏もある。曲は、複雑なリズムとコードによる難しい演奏に爽やかな歌をのせるという趣向でできている。15曲収録されているが、どの曲も3分弱で終わってしまう。面白い進行の曲が多いので、もう少し長く演奏を聴きたいのだが…。演奏は凝っているのに歌伴に終始している印象があり、もう少しインスト部分の展開が充実していれば魅力が高まっただろう。

  というわけで、聴き手の期待以上に歌いすぎているのが難点だな。このトリオが聴かせたい詞はどんなものか。日本盤には歌詞の邦訳が付いているが、「悪魔」や「血」といった大げさな表現で内面を描写するものが多くて、なんというか吟遊詩人風、今一つピンとこない。うーむ、スペイン語がわかると印象が変わるのだろうか。ちなみ本作は二作目で、2011年に三作目を発表して以降は、鍵盤のAndres Beeuwsaertを筆頭にメンバーのソロ活動の方が目立つ。
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21世紀半ばの人工知能経済は大量失業をもたらすと

2017-06-02 22:39:03 | 読書ノート
井上智洋『人工知能と経済の未来:2030年雇用大崩壊』文春新書, 文藝春秋, 2016.

  人工知能という技術革新が雇用にどう影響するか、かつそれにどう対処したらよいかを論じる一般書籍。著者の専門はマクロ経済学で、駒沢大学の先生である。2045年頃までに人工知能がかなり発達して人間の多くの仕事を代替してしまい、結果としてかなりの失業が発生する可能性があるという。働く人は人口の一割ぐらいになるかもしれない。これに対して、ベーシックインカムを給付することで国民の生活を支えよと提言している。

  人工知能が技術的にどこまで達成できるか次第であるが、ありうる未来像として頭の片隅に入れておこう。とはいえ解決策としてベーシックインカムありきなのはどうかな。著者が否定的な、労働時間の短縮や賃金低下による「解決」もありうる気がする。あと、上の段落で記したように論理展開はわりと単純であり、新書だと長すぎる印象がある。本来雑誌記事にすべきものを長くした、というような。長くなっている分、知的な意匠で読ませるところがあり、そこを冗長とみるかためになる脱線とみるかで評価が分かれる本だろう。
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反体制を煽った体制が別の反体制によってやりこめられる

2017-05-30 16:19:43 | 読書ノート
スティーヴン・ウィット『誰が音楽をタダにした?:巨大産業をぶっ潰した男たち』関美和訳, 早川書房, 2016.

  著作権違反となる音楽ファイルをインターネットで配布する海賊集団と大衆音楽業界との攻防を描いたルポルタージュ。著者は1979年生まれの米国のジャーナリストで、20歳ぐらいの頃はナップスターから落とした無料の音楽ファイルでパソコンのハードディスクがいっぱいになっていたという。原書はHow music got free: The end of an industry, the turn of the century, and the patient zero of piracy (Viking, 2015.)である。

  今世紀初頭、ファイル共有ソフト・ナップスターを通じて、CDを元にしたと思われる違法な音楽ファイルがネットで流通するようになった。世間ではそうした音楽ファイルは一般の市民が罪の意識無くアップロードしているものと思われてきたが、どうもそうではないらしい。CDのプレス工場の勤務者やマスメディアおよび音楽業界人を内通者に持つ、組織的な海賊集団が存在していて、彼らが発売前のCDを入手してそれをアップロードしていたというのが実態であった。ただし、それは金銭を動機としているのではなく、ネット内で認知されるため・権威獲得のためだったらしい。ちなみに、海賊集団の逮捕時の罪状は今話題の「共謀罪」であり、こういうことにも使えるのね。

  対する音楽業界だが、最終的には法的な対応で海賊集団を摘発したものの、時すでに遅しで、一般リスナーは無料ダウンロードで音楽を聴くことに慣れてしまっていた。その後はiTunesやストーリミングに対応するようにはなったが、業界はかつての売上額を取り戻せていない。対応で出遅れたのは、映画業界のように自主規制に積極的でなかったために、政治家を味方につけることができなかったのが理由の一つらしい。1990年代、ユニバーサル社を筆頭に、ギャングを気取るラッパーらの反社会的な歌詞に何の対応もしなかったのが政治家らの不興を買ったとのこと。これらの話に加えて、mp3を開発した技術者の話が三つめのストーリーとなっている。

  著者は、業界側としては打つ手があまりなかったという見方であるが、まあそうだろう。結局、音楽業界が長年かけて育ててきたイデオロギーが皮肉な帰結をもたらしたとしか思えない。音楽業界はロックやヒップホップを通じて「反体制」を煽ってきた。それが世紀の変わり目になって、著作権を「体制」とみる反体制海賊集団にやられたというわけだ。2000年前後における、資本のコントロールを嫌い、フリーを至上とみなすような、インターネットの雰囲気が思い出される。黎明期のネットではヒッピー的な情報共有のユートピアが夢見られてきたのだが、その雰囲気は若い人にはわからないかもしれないな。
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飲料水の加工方法がアルコール分解酵素の遺伝に影響したと

2017-05-27 23:02:40 | 読書ノート
シャロン・モアレム, ジョナサン・プリンス『迷惑な進化:病気の遺伝子はどこから来たのか』矢野真千子訳, NHK出版, 2007.

  進化医学。現在の遺伝病のいくつかは、伝染病に対抗するための「適応」だったのではないか、と説く一般書籍である。著者のうち、モアレムは専門の医学研究者で、一方のプリンスはクリントン大統領のスピーチライターを務めたことのある文筆家である。モアレムの語り下ろしをプリンスが文章にしたのだと思われる。原書はSurvival of the sickest : A medical maverick discovers why we need disease (William Morrow, 2007.)のようだが、ペーパーバック版では副題がThe surprising connections between disease and longevityに変更されている。

  前半は面白い。著者本人も受け継いでいる鉄分を体にため込む遺伝子──鉄分の過剰な蓄積は臓器に害をもたらす──は、なぜ淘汰されなかったのか。それは中世に猛威をふるった伝染病・腺ペストの毒を弱めた有利な突然変異だったのではないかと、この遺伝子の普及地域から推論する。このほか糖尿病は氷河期に対する適応だとか、ソラマメ中毒はマラリアに抗する適応、皮膚の色とビタミン摂取のトレードオフ関係の存在、などがネタとなっている。また、アルコール分解酵素のあるなしは、汚染水対策の結果であり、ヨーロッパ人は発酵(ビール)で、東アジア人は煮沸(お茶)で対応してきたためだという。

  後半はエピジェネティクスだが、こちらは問題あり。挙げられている事例は、遺伝子の発現が環境の影響によって調整されるという当たり前の話にすぎない。こうした話をラマルク説の復権に、すなわち「獲得形質は遺伝する」という大風呂敷に仕立て上げてしまう。これは誤解だろう。説明もわかりにくい。最後の章の水生類人猿説の紹介は興味深いけれども。

  というわけで、前半の第四章まで読んで、最後の第八章を読むというのがおすすめ。10年前の本だが、今さらながら古書で安く手に入ったので読んでみた。読んでみて、発売時に本書のあまり良くない評判を知って読むのを控えたことを思い出した。
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量的研究のための調査や実験デザインを平易に解説する

2017-05-23 21:07:22 | 読書ノート
伊藤公一朗『データ分析の力:因果関係に迫る思考法』光文社新書, 光文社, 2017.

  計量経済学入門のさらに前段階での入門書。中室牧子の『「原因と結果」の経済学』と同様に、統計分析手法そのものではなく、実験や調査の設計を説く内容である。本書のほうが実際の研究成果に言及することが多く、分析事例も楽しめる。

  ランダム化比較試験がお薦めだとまず力説されるが、実施にはコストがかかることが多いという。それができないならば「自然実験」となる状況を見つけよ、ということで、RDデザイン、集積分析、パネルデータ分析が説明される。それらの説明のために、著者自身が行った日本およびカリフォルニアの電気料金価格の調査、オバマ前大統領選挙陣営のウェブサイトでの実験、医療費の自己負担率が患者数に与える影響の調査、自動車への補助金政策の効果などなどが紹介される。

  ただし、あまり統計になれていない人ならば、事例のいくつかを見て「価格が上がれば需要は減る。当たり前だろ」と言いたくなるだろう。次の点は本書であまり強調されていないが、メリットはその点の実証の意義ではなく、価格がどの程度変化すればどの程度需要が変化するのか、その程度がわかることである。文献紹介もあり、結果の解釈への注意も親切で、「使ってみよう」という気にさせる良書である。
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