Steve Kuhn and Ecstacy "Motility" ECM, 1977
昨日のエントリと同じく、Steve Kuhnの""Life's Backward Glances"収録作品に対するコメント。"Playground"と同様にレコードに基づいて記述する。
編成は、SaxとFluteをこなすSteve Slagleを加えたカルテット編成。レパートリーとなった、"The Rain Forest"と"Oceans in the Sky "が初録音されたアルバムである。このドラマチックな二曲は盛り上がるが、あとは淡々とすすみ、タイトル曲で琴線に触れる瞬間が再び訪れる。全体としてSlagleのソロもKuhnのソロもほとんど印象に残らない。
という内容で、ファンならともかく万人に薦められる内容ではない。ただ、同じ編成の"Non-Fiction"よりは「聴かせる」。というかECMらしい冷たく乾いた演奏となっている。
"Non-Fiction"は単に出来が悪く、"Last Year's Waltz"は激しい演奏──といってもこの時代のKuhnの録音に比べての話──が展開されているが、それらを外した今回収録の三枚は、ECMの総帥Manfred Eicherの好みが分かるチョイスである。
昨日のエントリと同じく、Steve Kuhnの""Life's Backward Glances"収録作品に対するコメント。"Playground"と同様にレコードに基づいて記述する。
編成は、SaxとFluteをこなすSteve Slagleを加えたカルテット編成。レパートリーとなった、"The Rain Forest"と"Oceans in the Sky "が初録音されたアルバムである。このドラマチックな二曲は盛り上がるが、あとは淡々とすすみ、タイトル曲で琴線に触れる瞬間が再び訪れる。全体としてSlagleのソロもKuhnのソロもほとんど印象に残らない。
という内容で、ファンならともかく万人に薦められる内容ではない。ただ、同じ編成の"Non-Fiction"よりは「聴かせる」。というかECMらしい冷たく乾いた演奏となっている。
"Non-Fiction"は単に出来が悪く、"Last Year's Waltz"は激しい演奏──といってもこの時代のKuhnの録音に比べての話──が展開されているが、それらを外した今回収録の三枚は、ECMの総帥Manfred Eicherの好みが分かるチョイスである。