「シリーズ・曇川」をしばらくお休みにして、稲美町を「いなみ野フットパス」を片手に散策してみようと思います。
さっそく、先日天満の大池から長法池(ながのりいけ)まで歩いてきました。
たわいもないことを考えながらの2時間ばかりの散策となりました。
しばらくは、ルートマップ沿いの風景やつまらない思いつきを報告したいと思っています。
その前に、「いなみ野フットパス」についての説明です。
昨年5月20日の神戸新聞の記事をおかりしています。
いなみ野フットパス
ため池と農地の広がり、古くからの集落が点在する稲美町を、水の流れを楽しみながらたどるガイド「いなみ野フットパス・ため池と流(りゅう)の道・ルートマップ」が、同町から発行された。
「フットパス」は、農村地帯や古い町並みなど、地域固有の風景をウォーキングやサイクリングで楽しむ道のこと。
イギリスが発祥で、近年、日本でも北海道や関東地方でルート作りが進んでおり、泊りがけで楽しむ人も増えているという。
「いなみ野フットパス」は、同町が六年前から続けてきた、ため池の補修や遊歩道整備の集大成として発案。
田園空間の研究に取り組む、明石工専建築学科の工藤和美准教授の研究室に制作を依頼した。
工藤研究室は、同町の資料や古老へのインタビューを通して同町の水利システムを解明。
印南野台地の東部から西部に向かう水の流れを、集落とため池群の関係性から大きく四つに分類。
それぞれの水の流れにそって点在するため池や農地が観察できる道を「加古の道」「入ヶ池郷の道」「天満の道」「印南野道」と名付けてルート化した。
四ルートを南北に結ぶ「愛宕山の道」を加えた全を地図に配し、ルート沿いのため池や稲美町独特の「流(りゅう)」と呼ばれる集水水路、観光スポットを加えた。
裏面には、各ルートを組み合わせた「おすすめルート」が(40~64キロ)も三つ取り上げ、景色のよい場所やため池伝説、写真入りの歴史解説も交え、一冊でいなみ野の魅力を堪能できる。
同町は「先人が築いたため池灌漑システムをしることができる。コースを回り、稲美町の奥深さを味わって欲しい」としている。
「いなみ野フットパス」は同町産業課で無料配布。(神戸新聞より)
「ミニため池フォーラム」が開催
2月14日(日)、13:30~「ミニため池フォーラム」が開催されます。
工藤和美先生が「いなみ野フットパスについて」のテーマで基調報告をされます。
楽しみです。
場所は、加古大池管理棟です。参加しませんか。
*地図は「いなみ野フットパス(部分)」(地図の部分をクリックすると拡大します)