ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

他人ごとには思えないのです。

2021-07-17 06:12:45 | 日記
2年前に起きた東京・池袋でのクルマの暴走による交通事故。
自動車運転処罰法違反(過失致死傷)に問われた飯塚幸三被告に対し、東京地検は15日の公判で「反省の情がない」として法定刑の上限にあたる禁錮7年を求刑しました。
何とも、やり切れない暗いニュースでした。
被害者の親族の方々にとっては、たとえ被告に極刑が言い渡されたとしても、愛する者たちが戻って来るわけではありません。
その無念さは、他人が推測できるものではありません。
お悔やみの言葉すら申しあげるのは憚ってしまいます。
飯塚被告は最終意見陳述で、
「アクセルとブレーキを踏み間違えたという記憶は全くない」
と述べていますが、事故後の警察などの車両検査では、〈残されたデータからアクセルペダルが最大限踏み込まれ、ブレーキが踏み込まれた記録はなかった〉としています。
この年齢になれば当人の「記憶」というものも、かなり曖昧になっている様な気がします。
あえて、ウソの供述を述べているわけでもないのかも・・・
そんな推測をしてしまう私です。
被告が90歳という事が私にとって、他人ごとには思えないのです。

我が家では3年前に運転免許証を返納しました。
〈事故を起こしてからでは取り返しがつかないから〉というのが家族を含めた返納に対する合意でしたが、未だにクルマ無し生活にはクオリティの悪さを覚えています。
生活がかかっている場合もありますから、一概に年齢制限での免許証返納を求めることもできないと思いますが、やはり、一定の年齢制限はあって然るべきかと。
何とも難しい問題です。

コロナの新規感染者数が増え続けています。
東京都は15日、新たに1308人確認されたと発表しました。
1日あたりの感染者が1300人を超えるのは、1485人の感染が確認された1月21日以来、約半年ぶりとのこと。
医療提供体制も厳しさを増している様です。
《6月下旬に1200人台だった入院患者は、この3週間で2023人(14日時点)に急増。
保健所が新型コロナ患者の入院先を見つけられず、都に入院調整を依頼した件数は14日時点で1日125件になり、1カ月前の約3倍になった。
今後、重症者が遅れて増加する懸念もある。》(毎日新聞 7/16)
とも報じられています。
〈入院先が見つけられない〉という医療環境は、コロナに罹患した人だけではなく、一般の市民にとっても不安材料の一つです。
〈万が一、具合が悪くなっても救急車を呼べば来てもらえ、医療機関での治療を受けられる〉という社会的なコンセンサスがあるからこそ、日々の生活を安んじて過ごすことができるわけですから。

〈東京オリンピック・パラリンピックのために来日した関係者が新型ウイルスに感染していることが確認され、都内の医療機関に入院する〉
などとのニュースも流れてきます。

オリンピックが始まれば・・・どうなるものか不安です。
             〈ゴマメのばーば〉
コメント
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