ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

いつもの年の いつもの祈り、で。

2019-12-31 06:33:50 | 日記
今年も、残すところ数時間となりました。
二人目の ひ孫に恵まれたり、予期しない病の宣告なども受けましたが、今年も
大晦日を過ごすことができますことに感謝です。
訪問下さった方々 ありがとうございました。
よき新年を お迎えくださいませ。
いつもの年の いつもの祈り、「ニーバーの祈り」で、本年を締めくくりたいと存じます。

    主よ、変えられないものを
    受け入れる心の静けさと
    変えられるものを
    変える勇気と
    その両者を見分ける
    英知を与えたまえ
         (ラインホールド・ニーバー)

         ※ 1月半ば頃まで ブログのアップをお休みいたします。


コメント (6)
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今日は、とてもいい日。

2019-12-30 06:27:20 | 日記
今年最後の日曜日。
教会の礼拝に出席しての帰り道です。
気持ちがホッコリしたことがありました。
いつもの停留所で、バスを降りようとしましたら、東南アジア系と思われる青年が4人、
バスに乗ろうとして、
「このバスは 〇〇駅へ行きますか?」
と、バスの運転手に尋ねたのです。
青年と言っても、表情は少年です。
私から見れば〈この子達〉の表現がピッタリ。
『あぁ 駅方面へは向かい側の停留所から乗って下さい』
と、答えて運転手はバスを発車させました。
向かい側の停留所といっても、その場所は80メートルほど離れた場所にあり、やや塀の
陰に設置してありますので、初めての方には探しにくい場所なのです。
4人の青年は、やや戸惑った状態の様に見受けられましたので、バス停の方向を指さし、
『真っすぐに80メートルくらい行って、右側の塀のそば・・・分かる?』
と訊ねたのです。
そして、
『今、行ったバスが終点まで行って、そこから戻って来るから15分程待てば乗れますよ』
と、言い添えたのでした。
「ワカリマシタ アリガトウゴザイマス」
そう、私にお礼の言葉を残して4人は歩き始めたのですが、土・日は運行するバスの本数
も少なく、乗り遅れれば1時間ほど待たねばならなくなってしまいます。
〈ワカリマシタ〉と、言ったものの、何となく心配になった私は、しばらく道に立って青
年たちの後姿を眺めていたのです。
一人の青年が、私の姿に気づき、振り返って手を振ってくれました。
〈ありがとう〉の意だったと思われます。
バス停近くまで行ったのですが、通り過ぎてしまいそうになったので、私は、指差しをし
て「そこよ」と、声に出しました。
声は届かなかったのでしょうが、私のパフォーマンスに気づいたらしく、4人ともバス停
の前に立ったのでした。
そして、4人並んで両の手を高く掲げて私に挨拶の意を示してくれたのです。
私は嬉しくなって、ジーンとしてしまいました。
そして荷物を地面に置き、私も両手を上げて、バイバイしたのです。
我が家に向かって道を曲がり、真っすぐ歩き始めましたが、手を振ってくれた4人の姿が
嬉しくて、嬉しくて、もう・・・・・・

あの子たちが手を振ったのは、私に対してというより、ふるさとの〈ばあちゃん〉の面影
にだったのかもしれません。
涙が出てしまいました。

今日は、とてもいい日でした。
「ありがとう」と、言ってみました
あの子たちを、雇用契約違反等で、悲しい目に遭わせたりしてなるものかと、皺くちゃな
小さい拳を振り上げた〈ゴマメのばーば〉でした。

今日、礼拝で与えられた み言葉です。
    『涙をもって種まく者は、
     喜びの声をもって刈り取る。
     種を携え、涙を流して出て行く者は、
     束を携え、喜びの声をあげて帰ってくるであろう。』
                (口語訳 『詩編』126章より)
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「あぁ、労組も変わった」との感が、

2019-12-29 06:29:13 | 日記
《トヨタ自動車労働組合は26日、2020年春闘で、ベースアップの額が各組合員の
 人事評価に応じて従来より差が付く制度の提案を検討していることを明らかにした。
 自動車業界は100年に1度と言われる変革期を迎え、電動化や自動運転など次世代技
 術の競争が激しく、賃金にメリハリを付けることで競争力向上につなげる狙いがある。》
と、毎日新聞(12月27日)に報じられました。
率直に言って、「あぁ 労組も変わった」との感がしきりです。
私が労組とかかわりを持っていた頃から半世紀以上経っていますから、社会的な生産関係
のあり様も変わっていることは確かですが、やっぱり受け入れられない思いです。

私は、役職者になどなったことの無い、平の公務員の端くれでした。職階性に基づく賃金
体系でしたから、勤務年数が長くなりますと、定期昇給が頭打ちとなってしまい、役職者
になった同期の人たちとは賃金の格差が出て来ます。
そうした私を救ってくれたのは、毎年行われる春闘でベースアップを獲得し、その配分の
際、私の様に役職者でないために低い賃金に抑えられている階層の組合員へのアップ額が
水増しされて決定されることが多かったのです。
役職者と同列にまで引き上げられはしませんでしたが、省側との交渉では、労組はかなり
頑張ってくれていました。
〈能力に応じて働き 必要に応じて配分する〉
そんな考え方を多くの組合員が持っていたのでした。

生意気な私が労組に関心を持ったきっかけともなった労組の委員長が私に語ったコトバ、
以前もブログにアップしていますが、再々掲載したく思います。

 《何十年も前の話です。
  15歳で就職した私は、若さによる無知と思い上がりで、当時労働組合の委員長
  だったY氏に、こう言いました。
  『年をとっていたり、仕事の効率が悪い人たちは、給料を下げてもいいんじゃない
  ですか、その方が、社会のため、会社のためにもなると思うんですけど』と。
  当時の賃金体系は年功序列制でした。
  この体系は不合理な賃金体系だ、と私は言ったのです。

  その時のY氏の言葉です。
  『人間はすべて、早死にしなければ、必ず老いる。
  目も手足も、頭の働きだって鈍くなる。
  つまり、「えさ」を取る力が弱くなってくる。動物も同じだ。
  しかし、動物と違うのは、人間社会の共同体は、老いた者も、若いものも、男も女も、
  大人も子供も、助け合って社会を担っていることだ。
  それは、弱肉強食にならず、多くの人たちが平和に暮らすためのあり方だ、と俺は考
  えている。
  あんたもな、いずれ結婚して、子どもができる。
  子どもを育てるには手間ひまがかかる。仕事を休まなければならないことも、起きて
  くる。
  そんな時、仕事の効率が悪くなるからといって、職場から排除されたらどうする。
  人は、必ず老いる。
  若くても、病を得て弱者になることもある。
  それもこれも、みんなが支え合う、そんな社会が、俺は好きだ。』と。

  Y氏は30数年前に他界されています。
  このコトバ、私は、今でも忘れられません。
                     〈ゴマメのばーば〉
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『怖っ!!』

2019-12-28 06:24:19 | 日記
中国・江蘇省無錫市のハナシです。
繁華街に設置された「交通違反者暴露台」と呼ばれる大型モニターのことなど。
 《信号無視など市民の交通マナーの悪さに頭を痛めた地元警察が2017年8月、市内
  3カ所に設置したものだ。
  交差点の監視カメラが信号無視など交通ルールに違反した歩行者や自転車を自動で探知。
  撮影した画像の顔写真と、当局が保有するデータを照らし合わせて本人を特定し、5分
  以内にモニターに表示する。
  特定率は95%以上といい、違反者には警察から連絡が入り、罰金が命じられる仕組み
  だ。
  今では市内の主要な交差点に設置が進み、上海、南京、洛陽など他の大都市でも導入が
  進んでいる。》 (毎日新聞12月27日)
このシステムのおかげで交通マナーが良くなったと、評価する市民の方もいる様ですが、私
などは、交通違反を容認するわけではありませんが、やっぱり、このストレートさに怖さを覚え
ます。
また、同紙では、
 《2011年創業の北京曠視科技(メグビー)は、自社開発した顔認証システム
 「Face++」で躍進した有力新興企業だ。
  同社のシステムは中国電子商取引最大手、アリババ集団など大企業でも採用され、
  顔認証を使った電子決済や無人スーパーの来店者管理、顔認証でドアを開閉する最新の
  社員証システムなどに活用されている。
  当然、中国の監視システムにもこの技術が取り込まれている。  
  ・・・・・・・・中略・・・・・・・・
  市街地に設置された監視カメラが記録した歩行者の顔情報を、人工知能(AI)が分析。
  指名手配犯の顔写真のデータベースと照合し、該当者がいれば、ただちに当局に連絡が
  入る。
  既に実用化が進んでおり、同社によると18年9月までに5000件を超える犯罪で、
  1万人以上がこのシステムによって逮捕されたという。
  中国では顔認証データを含む個人情報を第三者が取得することに対する市民の抵抗
  感が比較的薄く、当局による「監視の目」が日常の光景として定着している。》
とも報じています。
犯罪は、強盗殺人などに限られません、
政治的な造反・キケン分子と見なされれば、日常的な会話や文章なども、漏らすころなく
チェックして行くことになるでしょう。
『怖っ!!』
 《15年に3000億元だった中国のビッグデータ関連産業規模は今年、8000億元を
  突破、来年は1兆元を超える見通しだ。
  AIと並び、次世代ハイテク覇権の鍵を握るとされるビッグデータ。》
中国だけに限ることではありませんが、私はジョージ・オーエルの『一九八四年』の「ビック・
ブラザー」を思い起こして、風邪でもないのに寒気がして来ます。

そして、ハナシは別ですが、日本の公文書の保存に関する事柄は気にかかります。
これは民主主義の根幹をなすものですから。
首相が保有する文書を退任時に保存するルールはないとのことです。
これでは時の権力によって歴史の書き換えなども可能になってしまいます。
松本惇(東京社会部)氏は、同新聞『記者の目』(12月27日)で、
《 日本でも、首相や大臣の保有文書を退任後も一元管理する制度をつくるべきだ。
それを担う機関として国立公文書館を候補に挙げたい。
政府は、26年度に今よりも大きい新国立公文書館の開館を目指している。
新制度をつくるにはちょうどいいタイミングと言える。》
と、述べていますが、私も是非そうあってほしいと願っています。

年が明ければ83歳を迎える私です。
若いころ書いた手紙や日記などを処分しようと、知人から少し大型のシュレッダーを借りて
来ました。
若い頃、「連れ合い」に出したり、貰ったりした手紙もリストに入っています。
切り刻み、ゴミにするのもためらいがありますが、残して行くのも、
「なんだかなぁ」
って、ところです。
日本の歴史や政治には、まったく影響のないことですが。

昨晩、NHK『陽水の50年 ~5人の表現者が語る井上陽水~』たっぷり聴きました。
ただ ひたすらに。
                       〈ゴマメのばーば〉
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300万円入りの「ようかん」は、届きません。でも おいしいリンゴが。

2019-12-27 06:18:35 | 日記
「はした金も貰っちゃいねえ・・・」
収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕された秋元司衆院議員のことばです。
まだ、全容は分かっていませんが、またまた不快な事件です。
毎日新聞(12月26日)に掲載された同紙25日の取材で、秋本氏は、
 《はした金は、もらわねえよ。あり得ねえよ。
 (中略)俺、そんなに貧しくないけど。そんな金だったらよ、表の金にするね。
 数百万で国会議員やるか? まあ初めて俺に容疑の紙が来るんだから、じっくり読んで
 やるよ。
 まあしょうがねえ。戦ってくるわ。こういう流れができちゃった以上、戦うしかない。》
と、答えています。
『名は体を表す』と言いますが、言葉遣いは その人の人格をも表します。
もちろん人格の高低で人を裁くことはできませんが、こうした「もの言い」をする方が、
副内閣相と副国土交通相の任に当たっていたとは驚きです。
秋元議員は身の潔白を強調してはいますが、こうした立場にありながら、特定の企業と関
係を深めていたなどとは、驚き以外の何ものでもありません。
菅官房長官は、元副内閣相が逮捕されたことを深刻に受け止めているのかいないのか、他
人事のように淡々と、『カジノ整備については着実に進めていきたい』と、述べています。
与党議員の あたま数が多数でさえあれば、何が起ころうが、なんら恐れることナシの心
境なのでしょうか。
不快です。

午後から雪ならぬ雨が降って来ました。
午前中は薄曇りでしたので少し遅れてしまいましたが義兄の墓参へ行くつもりで準備をし
たのですが、ちょっとふらつきを覚えましたので止めました。
墓所は急な階段を上らなければいけません、雨や雪は足元が悪くなりますので、取り止め
て正解でした。
でも、少し休んでコタツでのんびりしてましたら、いつもの体調に戻りました。
近くのコンビニで切れていた調味料を買いに出、少し古くなってしまった人参・ゴボウと
でキンピラを拵えました。
冬至の日は教会のクリスマスでしたので作れなかった〈冬至カボチャ〉も煮ました。
煮上がった「冬至カボチャ」で、一人、お茶にしました。
甘いアズキと、カボチャの ほこほこ感。
少し遅れの「冬至」を味わいました。

私の所には、間違っても、300万円入りの「ようかん」は、届きません。
でも、娘の連れ合いの実家から、おいしいリンゴが沢山送られてきています。
                            〈ゴマメのばーば〉
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