ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

『どうにかなるさ』

2018-12-30 06:30:45 | 日記
今年も もうすぐ終わります。
今年の文字は「災」、あまり、というより好きな漢字ではありません。
自身を振り返ってみて一つの漢字を選び出してみようか、と考えましたが、ふさわしいものが
見つかりませんでした。
今年が終われば「来年」という「今年」が来るわけですから、その都度、その状況に合わせて
生きて行く。
それだけ。

火野正平さんの 『にっぽん縦断 こころ旅』
この番組が好きで観ている私です。
今年最後に訪れた場所は、静岡県沼津市の 「夕日の千本浜」でした。

   今夜の夜汽車で旅立つ俺だよ
   あてなどないけど どうにかなるさ
   あり金はたいて 切符を買ったよ
   これからどうしよう どうにかなるさ
   ・・・・・・・・・・・・・・・・
   ・・・・・・・・・・・・・・・・
かまやつひろし氏の「どうにかなるさ」を呟くように歌い、
「おしまい・・・・・・ふっ!」
で終わったのです。
夕日を背景に火野正平さんが口ずさんだ歌に、共感とも共鳴ともつかぬ思いがつのり
思わず涙してしまいました。

飛行機や船に乗らなくとも心はいつも旅立ちます。
新しい年への抱負を掲げることも何となく慣習化という手垢がついてしまう気も致します。
でも、明日は「どうにかなるさ」、どうにかなるものです。
気負わずに、明日を迎えようと思います。

一日早いご挨拶ですが、本年も当ブログへ訪問下さった方々、心のこもったコメントを
寄せて下さった方々へ、心から「ありがとうございます」と申し上げます。
良い新年をお迎えくださいませ。

そして、いつもの年の いつもの祈り、
「ニーバーの祈り」に合わせて、お祈りいたします。
     
     主よ、変えられないものを
     受け入れる心の静けさと
     変えられるものを
     変える勇気と
     その両者を見分ける
     英知を与えたまえ
                (ラインホールド・ニーバー)


   ムッシュかまやつ - どうにかなるさ
   
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キナ臭く。

2018-12-29 09:50:02 | 日記
日本海がキナ臭くなっています。
〈海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍の駆逐艦から火器管制レーダーの照射を受けた。〉
とのこと。
対する韓国側の説明が、いまいちはっきりしていません。
不自然さも感じ取れます。
自国である防衛庁・日本政府の発表を信じたくは思います。
でも、良く分からないというのがホンネです。

クリスマスにちなんだ英国のエリザベス女王からのメッセージ、
 『どれほど深い溝があっても、相手を尊重し、同じ人間として接することがより
  大きな理解への一歩となる。』
このことばに共感いたします。
「火器管制レーダーの照射」の問題。
とにかく、国民の一人としては、感情が先行して憎しみを増殖させないよう、一にも二にも
「冷静」が肝要かと。

ブログへ訪問して下さり、コメントも寄せて下さるSさんが、クリスマスにちなんで、
絵本 マックス・ルケード著 『たいせつなきみ』に関して触れられていました。
本の中の言葉、
 《みんながどう思うかなんて たいしたことじゃないんだ》
これも、クリスマスにふさわしい言葉だなあ、と。

予報通り寒波が来ました。
窓を開けたら
「うっ さむー」
雪が積もり、冷たい風が吹き込んできました。
今も、降り続いています。

幼い頃、「お正月は山から来るんだよ」と、教えられ、そう思いこんでいました。
  ♪♪ もういくつ寝ると お正月
と、父に抱っこし、コタツの中で指折り数えたことなどが思い出される日です。
                            〈ゴマメのばーば〉
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思い出と、くじら雲

2018-12-28 06:25:24 | 日記
クリスマス・キャンドルサーヴィス、一連の行事も終わりました。
私にとっては今年一年の締めくくりであると同時に、新しい年の出発ともなる起点です。
ひ孫のUちゃん、孫二人もそれぞれ礼拝に出席してくれましたので、私にとっては嬉しい
今年のクリスマスでした。

でも、ここに来て訃報が。
職場で長い事お世話にもなり、仲間でもあったSさんの訃報です。
亡くなったのは今月の初め、既に家族葬を済ませたということでした。
地元のカルチャーセンターの講師などもなされていて、最後にお会いしたのは昨年の秋頃
だった気がします。
よく気づく方で、〈殺されても死なない〉などと言われるほどタフな方でしただけに、急逝は、
私にとっても納得できない気持ちです。
奥様も私の旧友であるだけに何とも淋しい限りです。
でも、私のかけた電話へ出て下さった娘さんが、しっかり応答して下さいました。
私の記憶には、まだ〇〇ちゃん、と呼んだ幼い頃の娘さんの姿がインプットされています。
歳月の流れを改めて実感したところです。

本日12月28日。
「御用納め」の日。
半世紀も前の思い出ですが、亡くなられたSさんとは、そうした頃からのお付き合いでした。
下記の詩はその頃書いた拙い作品です。

   『仕事納め』

   兜町のように
   手拍子は打たない
   作業台の机が
   テーブルクロスの無い宴会場となって
   一升瓶が立てられると
   古参も新参の者も
   茶飲み茶碗のグラスで乾杯となる
   帳尻は
   非常な明晰さで行く年を締めくくっている

   酔いが
   目のふちをひとめぐりし
   おはこの民謡となって飛び出しても
   心の貸借表は
   かたくなに醒めていて
   重たい部分を
   地図のようにおし拡げる
   持ち越しとなる残高を
   ひそかに計算していると
   既決とも未決ともいえないまま
   小さな宴は お開きとなる

   ドアーのそばで
   あの人とすれちがう
   一瞬 ためらって
   相手の視線を探ってはみるが
   「お世話になりました 来年もよろしく」 と
    頭を下げる
   交わしつがれた言葉の
   角の摩滅した解毒作用が
   硬く冷たい残高を ゆっくり溶かしはじめ
   目もとで微かな暖流となる

   夜の師走は
   オリオンのまばたきも気づかぬほど
   興じ過ぎていて
   私の小さな瞬きも
   仕事納めとなる

嬉しい時、淋しい時、悔しい時、そして悲しみを得た時も、私は空を眺めます。
夕空に、やや重たそうで大きな雲が西の空に浮かんでいました。
ふっと、「くじら雲」という名称を思い出しました。
そういえば、さだかな記憶ではありませんが、
〈くじら雲が出ると地震がおきる・・・・・・〉
そんなことを幼い子ども同士で話し合った様な気がします。

政府は国際捕鯨委員会からの脱退を決めました。
〈今後は日本の領海や排他的経済水域での商業捕鯨再開を目指す〉とのことですが、
脱退によって被る損失の方が多いのではないかと。
                              〈ゴマメのばーば〉
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『生きてさえいれば』

2018-12-25 06:22:51 | 日記
NHK連続ドラマ『まんぷく』、毎日観ています。
紙芝居を見るように。

福ちゃんの夫、万平は4年の刑期で服役中。
理不順とは思いながらも弁護士の助言を受けて会社は解散という事に。
次々襲いかかる困難な状況。
そして気強く生きるヒロインの福ちゃんは、会社売却でお世話になった三田村会長を
見舞います。
会長は余命いくばくもない状況でしたが、
『生きてさえいれば希望はある』
と、励ましてくれます。
社長・三田村亮蔵を演じる橋爪功さん、もうずっと以前から好きな俳優だったということも
あって、『生きてさえいれば希望はある』、の言葉が身に沁みました。

シリア難民の映像を目にするたびに胸が痛みます。
〈生きてさえいれば〉・・・・・・とにかく、みんなみんな生きてほしいと。

昨晩はキャンドルサービスに出席。
クリスマス讃美歌を沢山歌いました。
『地には平和を』との祈りを込めて歌いました。
僅かなことでも私にできることをしなくては、という小さな決意と共に。

金融庁の有識者研究会は、
〈仮想通貨の呼び方を「暗号資産」と変更することを求めた。〉
とのことです。
〈法定通貨と異なり投機的な取引が多いため、「通貨」と呼ばず、国際会議で主流と
なっている「暗号資産」に呼称を変えることを盛り込んだ〉
とのことです。
今でも、「お金」と言えば、お財布に入っているお札と硬貨のイメージしか
持てない私です。
「暗号資産」などと言う言葉は、何だかそら恐ろしく怖いイメージしか持てません。

JR駅前で歳末助け合い募金をしていた高校生の胸に抱えられた募金箱。
冷たいビル風を受けながら、
「歳末助け合いにご協力願いまーす」
と、声を上げている高校生の数人。
募金箱に大きなお札は入らないのでしょうが、こちらは寒い中でも、何か温もりが感じ
られる歳末の風景でした。
                         〈ゴマメのばーば〉
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『地にも平和を』と。

2018-12-24 06:37:39 | 日記
『いと高きところには栄光・・・地には平和』
昨日、23日は、教会のクリスマス礼拝でした。
礼拝堂のロウソクは4本目にも明かりが灯されました。

私にとっては嬉しいクリスマスとなりました。
孫と、ひ孫のUちゃんが礼拝に出てくれたからです。
孫は高校生の頃、クリスマスや その他の行事に何度か出てくれていますが、
Uちゃんは、初めてです。
2歳のUちゃんは当然のことながら飽きてしまって、何度もパパに「おしっこ」などと言って、
席を外しました。
でも でも、嬉しい限りです。
讃美歌の歌集を広げ、フンフンと鼻歌のように唱和してくれたのです。
私がこの世を去る時には、きっと、このUちゃんの声が聴こえるはず。
孫は、きっと「ばあちゃん孝行」のつもりで、Uちゃんを連れて行ってくれたのでしょう。
〈ありがとう〉です。
礼拝の後の祝会の催し物・クリスマスにまつわる物語のナレーターは、何とか無事務める
ことができました。
前の番、少々目まいを覚えましたので一抹の不安は抱いていたのですが、大丈夫でした。
平和なクリスマスを迎えることが出来て感謝です。

祝会の時に歌って下さったチャペルコーラスの「さとうきび畑・ざわわ」が胸に沁みました。
 
   ざわわ ざわわ ざわわ
   広いさとうきび畑は
   ざわわ ざわわ ざわわ
   風が通りぬけるだけ
   あの日鉄の雨にうたれ
   父は死んでいった
   夏の日差しの中で

   ざわわ ざわわ ざわわ
   忘れられない悲しみが
   ざわわ ざわわ ざわわ
   波のように押し寄せる
   風よ悲しみの歌を
   海に返してほしい
   夏の日差しの中で

今も、多くの米軍基地を押し付けられている沖縄。
今日も、辺野古の青い海は土砂で埋め立てられているのでしょうか。
『地にも平和を』と祈ると共に、私たちも沖縄への思いを忘れてはいけないと。
                          〈ゴマメのばーば〉

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする