ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

まるで宝物でも手にしたような満足感に、

2021-07-04 06:20:14 | 日記
暫くぶりで、JA直売所へ行って来ました。
自宅から3キロ程の場所に、今年の3月開店。
今までは、自宅から500m程の場所にありましたので、季節の野菜、葉物などは葉緑素の匂い(匂うかな?)がするような野菜を買い求め、沢山食していたのでした。
直売所が越してしまってからは、近くの小さめのスーパー等で野菜を求めているのですが、やっぱり取れたての地物野菜のようなわけにはいきません。
何だか、季節を味わえない様でさびしい思いをすることが多いのです。
新しく出来た直売所までの公的な交通機関の便が良くないのです。
今日は土曜日ですので、直売所近くの「ドリームランド」までのバスが何往復かありますので、往きは、そのバスで、戻りは買い込んだ荷物もあるのでタクシーで帰って来ました。
ヘタの青々としたトマト、みずみずしいアスパラガス、葉のついたカブ、濃い紫色のナス、いんげん、スナップエンドウ、キヌサヤ、その他、特製のジュース等も求めてきました。
まるで宝物でも手にしたような満足感に溢れた私です。
キュウリは冷やして味噌をつけて・・・
トマトも、冷たくして・・・
と、夕飯は、私にとってご馳走でした。
でも、栄養素としては動物性のタンパク質を取らなければいけませんので、冷凍ですがマグロのお刺身も。
ひ孫のUちゃんの誕生日も、もうじきなので美味しそうな小玉スイカも買ってきました。

久々に満足感を覚えた夕食でした。
今日は、当方、梅雨なので湿度は結構高かったようですが、日差しもあり穏やかで過ごしやすい一日でした。
でも、静岡方面、熱海ではとんでもない土石流が起きたようです。
街中の道路を凄まじい勢いで押し下る土石流の映像を観ていましたら怖くなりました。
安否不明の方も、かなりいらっしゃる様です。
早く救出されることを祈るばかりです。
他人ごとではありません。
私の居住地周辺でも、昨年は被害が出ています。
自然が、めった牙をむいていますから。

毎日新聞(7/3)で、伊藤智永氏は、民俗学者の柳田国男が、著書「遠野物語」序文に記した「平地人を戦慄(せんりつ)せしめよ」に触れながら、
《ウイルスは農耕牧畜に始まる開発、人の移動、都市集住といった文明化によって人が自然から招き寄せる。
であれば、パンデミックを経験した平地人は、経済の際限なき拡張、自らの欲望と悦楽が災厄をもたらした事実に戦慄すべきだろう。》

と、論じています。
地球温暖化、自然災害の甚大さ等も、人間と自然との関係が穏やかな関係に無いからかもしれません。
また、伊藤智永氏は、
《ウイルスに立ち向かう知恵が科学なら、ウイルスを文明に招き入れたのも科学の力である。
科学の善悪は人次第。
「遠野物語」の説話はどれも非科学的に違いない。
それらに聴き入り戦慄する心とは何か。
異界・異物に対する畏敬(いけい)、文明への謙虚さではないだろうか。》

と、述べています。

〈そうだよなー〉と思いながら、塩茹でしたスナップエンドウを、沢山食べ、
「ごちそうさま」
と、言った私です。
コメント
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