ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「風の神様」などでは無いのですから。

2019-06-30 06:19:39 | 日記
降りそうで降らない一日でした。
JA直売所へ行って梅酒用の梅や、ホワイトリカー、氷砂糖などを買ってきました。
傷んでいるものを除き、梅のヘタを竹串で取り、水で洗い充分に水気を切ってから
漬け込みました。
後は、冷暗所において一年待つだけです。

青い梅の実は まろやかで、赤ちゃんを思い出します。
そして、母のことも。
「青い梅は食べちゃダメよ」
幼い頃、梅雨の季節になると、母から しつこい程に注意されたものです。
脅かしも含まれていたのでしょうが、〈半夏前の梅を食べるとお腹をこわして死ん
じゃうからね〉と。
何やら、有害物質を含んでいるとのことですが、幼い頃は、母の言いつけは良く
守りました。
死んだりしたら大変、という恐怖感だったと思います。

今の子どもたちには想像もできないでしょうが、私が幼い頃は、おやつの食べ物など
そう豊富にはありませんでした。
小学校低学年の子どもたちは、学校の帰り、よその家の庭先に植えてある梅の実を
いたずら半分にもぎ取って、口にしたものです。
酸っぱくて、とても食べられませんでしたが、中には食べて飲み込んでしまう児も居た
のでした。
そんなことを思い出しながら、梅酒を今年も作ることができました。

大島理森衆院議長は28日、BSテレビ東京の番組収録で、
『解散権、憲法改正の場で論議を』と、首相専権事項に疑念を示したと、報じられ
ました。
 《解散というのは、権力乱用だと思われないような使い方をすることが大事だ。
  従って『大義』というものが必要だ」と述べた。
  解散を首相の「専権事項」と表現することに関しては「解散は内閣の閣議で
  決める」と指摘して疑念を呈した。》 (毎日新聞6月29日)
とも。
立憲民主党は、参院選公約で、憲法7条を根拠とする首相の「解散権」の制約を
掲げていますが、私も賛成です。
今回閉会した国会でも、安倍首相がまるで解散風の神様にでもなって、風袋の開閉を
司っている様に思え、苦々しさを覚えていました。
ひとコマ漫画が画けたなら、「解散風」という風袋を抱えて野党を伺っている姿を
描きたいくらいでした。
風袋の閉じ口に手を添えながら、
「開けるなんて、アタマの片隅にも無い ない ナイ」
と言いながら。

「サミット」終了。
『自由・公正・無差別、開かれた市場・公平な競争条件。
こうした自由貿易の基本的原則を今回のG20では明確に確認することができた』
と胸をはる安倍首相ですが、主役は米中2大大国であったことは確かです。

                          〈ゴマメのばーば〉
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虹が見たいと。

2019-06-29 06:28:51 | 日記
当地での台風の影響はさほどのことはありませんでした。
雨はなくてはならない大切なものですが、大雨に見舞われたりしますと、
「また 雨」などとウンザリ顔になったりしてしまいます。
湿度が高いせいか何となく鬱陶しい気分になり、元気がでません。

テレビだけは、賑々しく「G20サミット」を報じています。
あれこれ報道はされていますが、各国首脳の語る「言葉」だけ聞いていても、
なかなか理解はできません。
もちろん納得も。
それに、発表されるメッセージに過ぎず、国の利害にかかわる問題ですから
実が伴うかどうかも私などにはよく分かりません。
「言葉」の裏に隠されている本意など、難しくて良く分からないのです。
まあ、話し合うことは大切なことです。
事件や事故などが起こったりせずに終了して欲しいものだと。

今朝も、チュンチュン とスズメがやって来ています。
そのうちハトもやって来そうな気配。
生きものの世界は、生きるためのテリトリーの確保の為の戦いでもある様です。
サミットも、また然り。
〈各国首相の顔が、様々な動物の顔に見えて来た〉などと言ったら、顰蹙もの
でしょうが。

どんよりした雲に覆われていますと少々心まで、「どんより」しそうです。
ふと、虹がみたいな、と思いました。

    『えいえん』
               にじひめこ
    あめあがり あおぞらが
    あんまり すてきだったので
    おひさまと そうだんして
    にじいろのみちを かけました

    あおぞらが えいえんに
    かがやきわたるようにとの
    ねがいをこめて

    ごらんなさい
    いま にじのみちを しずしずと
    「えいえん」が わたっていきます

    すぐきえる わたしですが
    あおぞらと いっしょに わたしも
    えいえんに「あらわれつづける」
    つもりです
    (「あっぱれ のはらうた」くどうなおこ と のはらのみんな 童話屋刊)より
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夜の山の闇の中には、

2019-06-28 06:18:39 | 日記
ツバメ、ヒヨドリなどのヒナが巣立つ際、地上に落ちてしまったヒナは、〈拾ったり、
手を出したりしないで、その場を離れて〉と、「日本野鳥の会」は呼びかけている
そうです。
自然の摂理を考え見守ることが大切だと。
人間側の善意であるにせよ、「手を差し伸べるとしても自然に返すお手伝い」と
いう意識を持ってほしいと訴えている様です。
そうした新聞記事を目にしましたら、このところ毎朝、ほんの僅かながらスズメに
古米のエサを与えていることも、やっぱり不自然かも、との迷いも出て来ました。

ニ三日前から、ハトが1羽やって来てエサを啄むようになったのです。
やって来ては、身体が大きいのであっという間にエサの殆どを食いつくしてしまう
のです。
私としては、小さなスズメがエサを啄む姿が可愛らしくてエサを与えているわけ
ですから、ハトに食べられてしまうことは、とても残念と言うか不本意です。
手を打ち叩いたり、ガラス窓をガタガタさせても、一向に去ることはしません。
庭へ出て行って、近くで、
「シッ シッ シッ」
と追い払おうとしてもキョトンとした赤い目で私を見ているだけ。
少々不快になった私は、小石を拾ってハトには当てず、足元近くに投げて
みましたがダメ。
〈バカにしてんの!〉
と、二三回試みましたが、全く平気です。
庭帚をハトの近くでブルンブルンと振り回しましたら、ようやく その場から
離れて行きましたが、その動きの緩慢なこと。
ゆっくり飛び上がって、近くの電線に止まって伺っているのです。
何だか、小バカにされている感じが。
私が屋内に入るや否や、スーと降下し、エサを突き始めるのですから。
心の中で、『この 馬鹿ハト!』と、罵りました。

でも、考えてみれば、ハトはスズメより空腹だったのかもしれません。
やっぱり、エサをやったりするのは不自然なのでしょう。
古米は、あとニ三日分しかありませんので、それで今回のエサやりは終了に。
それに、去年の様に、ネコがやって来て狙う事にでもなったら厄介ですから。

昨晩ホタルを見に行ったひ孫のUちゃん。
山あいの蛍の生息地の「闇」は、少し怖かったようです。
街灯もなく、先導して下さる方はライトも用いません。
闇に眼を慣れさせてから一列になって生息地の川辺まで歩くようです。
先導して下さる方の言です。
『ホタルを見に行くのではありません。ホタルの邪魔にならないように見せて
貰うのです』
Uちゃんは、少し怖かったようですが、いい体験をさせていただきました。
夜の山の闇の中には、怖さも、自然への畏れも在ったはず・・・・・・
自然とのつき合いに大切なものを体得できたのだと思います。
「ばーば、ホタルは お尻が光るんだよ」
と、ホタルを見に行く前に私に教えてくれましたが、そうした知識などより
もっともっと深い「自然」と「ホタル」に接してきたはずですから。
                         〈ゴマメのばーば〉
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感情先行の上から目線

2019-06-27 06:22:14 | 日記
国会は「閉会」となりました。
24日の参院本会議、野党が提出した安倍晋三首相の問責決議案に対する反対
討論に立った三原じゅん子参院議員(自民)の発言には恐れ入りました。
《民主党政権の負の遺産の尻ぬぐいをしてきた安倍総理に感謝こそすれ、問責
決議案を提出するなど全くの常識外れ。
「愚か者の所業とのそしりは免れません」
「野党のみなさん、恥を知りなさい」》と。

私も、政権に対してはかなり辛辣な口調で批判をしますが、この発言はいただけ
ません。
安倍首相同様、的はずれもいいところ。
感情先行の上から目線です。
  △ 年金問題に関して、「報告書」は受け取らない。
  △ 予算委員会は要請があっても開かない
この二つだけとっても、政権の傲慢さ、国会無視の姿勢が如実に示されているでは
ありませんか。
不快です。

ところで、今日は居住地も30度を越す暑さでした。
久々の「文学講座」へ。
会場までバスを乗り継いで出かけましたが、アツい!
でも、会場は程よく温度管理がなされていましたので快適に講座を受講することができ
ました。
講座内容は、【『義経記』と陸奥国】
『義経記』は読んでいませんでしたので、しっかり学ばせて頂きました。
通常ですと、受講後は最寄りのティールームによって、講座内容を反芻し、その後、
書店へ寄って本を買い求めたりするのですが、本日はバスを乗り継いで我が家へ直行。
夕方、ひ孫のUちゃんが来ることになっているからです。
途中から、「今帰る途中」という電話までしました。

Uちゃんに会って、暫しおしゃべりを楽しみました。
これから、いとこのLちゃんや、パパ ママと一緒にホタルを観に行くそうです。
「ホタルはお尻が光るんだよ」と、自分のお尻を私に向けて教えてくれました。
気温も高く、湿度も高いので、きっとホタルはたくさん飛ぶことでしょう。

遅めの夕飯を済ませ、机の前で今日の講座で頂いた資料を広げました。
文章としては、『平家物語』の〈祇園精舎の鐘の声、諸行無常の・・・方が好みですが、
初めての文章ですので、朗読してみました。
「アエイウエオアオ カケキクケコカコ サセシスセソサソ」と、滑舌も10分ほどして。
  『・・・・・・目のあたりに芸を世にほどこし、万人の目をおどろかし給ひしは、
   下野の左馬頭義朝の末の子、源九郎義経とて、わが朝にならびなき名将軍にてぞ
   おはしける。・・・・・・』
                      〈ゴマメのばーば〉
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遥か遠い時空から返って来たような。

2019-06-26 06:22:42 | 日記
一年ほど前のことです。
ほんの僅か、一握りにも満たない古米を毎日一回、朝の時間帯にスズメにあげて
いました。
でも、近所のネコがスズメを窺い、狙っていることを知って、エサやりは止めたの
でした。
僅か数粒の米粒と言うエサのために殺められてしまっては、スズメも私も不本意です
から。
暫くの期間、窓の外でチュンチュン鳴いてはいましたが、やがて来なくなったのです。
本来、エサをやるのは自然界の法則に反してもいるでしょうし、可愛い姿が見られ
なくなったのは残念でしたが、いつの間にかスズメのことは気にならなくなっていた私
でした。

ところが、一年経ったここに来て、餌付けもしないのに、またスズメが毎朝やって
くるようになったのです。
それも、エサの米粒を広げて置く庭石の上にある柿の木の梢から庭石の上に舞い
降りるのです。
去年来ていたスズメ達と同じ場所からのアクセス・・・
もしかして、去年来ていたスズメかしらん、と観察していましたら、その後、毎朝
やって来ます。
昨年の反省など、私は全く消え失せてしまいました。

そんなわけで、このところ毎朝庭石に一握りのお米(古米)を、置くのが日課に。
スズメも、3羽のグループ(私は親子と決めつけています)をはじめ、数羽がやって
きます。
「チュンチュン チュンチュン チチチチチ」
夕方もやって来ますが、与えるのは朝一回。
スズメにとって、いいことなのかどうかは分かりません。

遠い遠い昔のある時期、あるいは遠い遠い未来の未来、私は、このスズメかも・・・
そんな想像の中に入り込んでしまう私です。
そして、米粒を私も一緒に啄んでいる様な。
豊かな時空の中に暫く佇んでしまう私です。

夕刻、ベランダから誰にともなく、「おーい」と呼んでみました。
コダマが、過去とも未来とも判別できない遥かな時空から返って来たような気が
しました。
                          〈ゴマメのばーば〉
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