ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

走っています。演じています。

2019-02-28 06:37:31 | 日記
走っています 走っています。
「走れコウタロー」ではありません。
「走れメロス」でも。
NHk大河ドラマ『いだてん』の金栗四三でもありません。
走者は安倍晋三さんです。
〈12年前のトラウマ〉が彼を走らせているのでしょうか・・・・・・

夏の参院選に向け安倍首相は、自民党総裁としてハイペースで各種団体と会合を重ねている、
とのことです。
 《首相が出席する団体との会合は18日に始まり、3月6日までに計6回予定されている。
  毎日新聞の記録によると、16年参院選前は2月23日から3月15日まで計5回。
  今年は開始時期も前回より早い。》(毎日新聞2019・2・27)
と報じられています。

「数の論理」が正義を超えることを身をもって知っている政治家ならぬ「政治屋」としての、
勘どころのなせる技なのでしょう。
皮肉ですが、大したものです。

トランプさんも金正恩さんも、走っています、演じています。
ベトナム・ハノイの舞台で、走っています。
舞台装置は華々しく報じられてきますが、これからの世界に、そして日本にどの様な
影響があるものか、公開された舞台観劇だけの私には推測できかねます。
とにかく、まずは舞台にばかり気を取られず、全体の流れを見て判断して行くほか
ないのでしょう。

「毎月勤労統計」の不正調査問題を検証していた有識者による特別監察委員会は、
再調査結果を公表しました。
「組織的隠蔽は無かった」と言うのではなく、「隠蔽行為があったとはいえない」
との結論。
職員の一人が、面白半分に統計を不正に操作してしまった、と言うことではありません。
何人もの官僚の方が関わっているではありませんか。
私には腑に落ちない調査結果です。

2月も今日で終わります。
今日は雨の予報。
雨が欲しい、ところです。
樹木の根っこに、ゆったりと沁み込んでいく雨が。

長女から誕生日のプレゼントに貰った図書券で、聖書協会共同訳の『聖書』を買って
きました。
31年ぶりに0(ゼロ)から翻訳とのことで、昨年末に発行されました。
本の帯には、
「礼拝での朗読にふさわしい、格調高く美しい日本語訳」
と記されていますので、楽しみです。
                         〈ゴマメのばーば〉
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《『熱狂』を疑え》

2019-02-27 06:39:36 | 日記
米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、埋め立ての是非を問う沖縄県民投票は、
「反対」が投票総数の7割を超えました。
でも、政府は今後も移設工事を進める方針です。

『真摯に受けとめる』
安倍首相の、もはや口癖、主語無き形容詞に成り下がってしまった『真摯』と言う言葉です。
安倍首相の『真摯』や『しっかり』は、もう聞きたくありません。
まずは、沖縄県民や玉城知事と、しっかり話し合ってほしいと思います。
私たちも、〈沖縄対政府〉として捉えることなく、日本全体の基地問題として捉えて行かねば
ならないことを痛感しています。

NHKが6月に予定する組織再編に危惧の念を抱いている私です。
最近のニュースの報道のあり様もさることながら、番組編成で、
 〈ほとんどの部が合併や横滑りでほぼ存続するなか、唯一、部が分割される可能性が
  出たのが文化・福祉番組部だ。〉
とのこと。
 「ETV特集」・「こころの時代」「100分de名著」等々、私が好んで観ている番組だけに、
再編で整理されてしまったり、無くなってしまうことにでもなれば、とても残念です。
私の様に、学歴・学力共に無い私にとっては、発見するものも多く、また、改めて考えさ
せられたり、と、得ることが大な番組群です。
是非、残してほしいと願っています。

「100分de名著」、2月の放送は、
ホセ・オルテガ・イ・ガセット 『大衆の反逆』  ――多数という「驕り」――
中島岳志氏が、講師でした。
私の好き学者先生でもありますので、たいへん得ることがありました。

中島先生は
 《・・・愚か者は、自分のことを疑ってみない。自分がきわめて分別があるように思う。
  ばかが自分の愚かさのなかであぐらをかくあの羨むべき平静さ・・・》
を、引用して、次のように解説しています。
 〈「愚か」とは、偏差値が低いとか知識がないということとはまったく関係がなく、
  あくまで「自己過信」のことです。
  自らの限界に気づかず、その能力を過信して「何でもできる」と勘違いしている。
  自己懐疑の精神をもたず、「正しさ」を、所有できると思っている。
  そして、そうした大衆の「正しさ」の根拠は何かと言えば、「数が多い」ことでしかない・・・〉と。

そして、オルテガの若い時期の代表作『ドン・キホーテを巡る省察』の中に出てくる次の言葉、
  『私は、私と私の環境である。
   そしてもしこの環境を救わないなら私も救えない。』
に、深く共感しました。
西部邁氏の、《『熱狂』を疑え》の言葉と共に。
たいへん自分自身を反省させられた放送とテキストでした。

本日82歳を迎えました。
長女からは春の和菓子と図書券のプレゼント。
長男からは、家を出て38年、忘れずにかかって来る「誕生日おめでとう」の電話。
連れ合いからは、特になし。
いずれも去年と同じでした。
                         〈ゴマメのばーば〉
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「おねしょ」の記。

2019-02-26 06:26:33 | 日記
買い物へ行くために、普段はあまり利用しないバス停からバスに乗車しました。
そのバス停までの道は急な坂道になっていて少々疲れますので、普段は別なバス停
から乗車しています。
何故、そのバス停を利用したのか。
何と言うことはありません、道沿いには、ひ孫のUちゃんの通っている保育園がある
からです。
気温も高く、お天気もいいので、この時刻、園では園児たちが外遊びをしているだろうと
考えたら、急にUちゃんの顔がみたくなってしまったから。
ただそれだけ。

居ました。
庭で、4人位がグループになって、おままごとの様なことをしていたのです。
にこにこ、元気な様子。
もちろん、私に気づくことはありませんでした。
もうそれだけで私は、足取りも軽くなってしまったのです。
どの子を見てもあどけなく愛くるしい幼い者たちです。
〈みーんな 元気で 大きくなってね〉
祈る気持ちで園の前を通り過ぎた私でした。

「おねしょ」をしたから、しつけと称して幼い子を水風呂に付けるなどの虐待をした親の
ニュースなどが報じられています。
暗い気持ちに落ち込んでしまいます。

私も幼い頃、よく「おねしょ」をやりました。
朝になって、母が敷布団を日の当たるところに広げて干してくれます。
近所のおじちゃんや、おばちゃんが、それを見て笑いながら、
「〇〇ちゃん?日本地図描いたのは、・・・」
などと、私の名前を言って通り過ぎますが、狡い私は、すぐに、すぐ上の兄の名前を
クチにするのです。
「△△兄ちゃんだもん」と。
それを、耳にした兄が怒って母に言い付けるのですが、
「小さいもんが言うことなど気にしなさんな」
と、母はとり合うこともしません。
従って私も「おねしょ」で叱られたことはありませんでした。
でも、本当は、私が狡かったのです。
夜中に外にある便所へ行くのは、臆病者の私にはとっても怖い事でしたし、冬の明け方などは
寒くて、寒くて……と言うわけで漏らしてしまうことが多かったからです。

だいだい、どこの家でも、こんな風ではなかったでしょうか。
今は、物が豊富で便利にはなっていますが親も子も、あまり生き易い世の中ではないように
思えてなりません。
                         〈ゴマメのばーば〉
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見事な僕(しもべ)ぶり。

2019-02-25 06:25:54 | 日記
毎月勤労統計の調査方法変更は首相官邸の意向だったのか、という野党の追及に対して、
《首相秘書官として厚生労働省に変更を働きかけた中江元哉氏(現財務省関税局長)は、
「私個人の考えだ」と否認している。
政府側の説明を信じるなら、首相秘書官は首相の意向と無関係に動き、首相も、
「われ関せず」で報告も聞かないらしい。》
                    (毎日新聞2019年2月24日)
と報じられています。
中江元哉氏は、
「私個人の考えだ。首相の指示ではない」
と、強調。
安倍首相は、〈指示はしていない〉の一点張り。
中江氏は、何とも見事な僕(しもべ)ぶりを発揮している様です。
根本匠厚労相も、早々に「責任を取る」という形で、自らの4カ月分の給与と賞与を全額
返納し、早期幕引きを狙うという僕(しもべ)ぶりを発揮しましたが、功を奏すどころか、
裏目に出てしまった感が否めません。
皮肉ですが、この忠節ぶり、ご立派 大したものです。

ヤクザ映画の世界では、親分の罪を子分が引き受けるなどとのハナシはよく見受けますが、
罪を負った子分は、「所払い」や、「遠島」やらの責めを負わなければなりません。
でも、現代の官僚さま方は、そんな心配は全くありません。
いずれ、時が過ぎれば形を変えた昇進という栄達を受けることが出来るわけですから。

でもでもでも、官僚は「国民の公僕」であるはず。
その辺りの責任について官僚さま方は、どの様に感じていらっしゃるものでしょうか。
そして、その辺りを主導している首相官邸という殿堂、何とも不快な佇まいです。

日曜日でしたので教会へ。
牧師先生が説教の中で八木重吉の詩を教えて下さいました。

    『ねがい』
     きれいな気持ちでいよう
     花のような気持ちでいよう
     報いをもとめまい
     いちばんうつくしくなっていよう

家に帰り、八木重吉の詩「願」も味わいました。

    『願』
     死んでしまえば何んにもならない
     たとえ生きていたにしろ
     此の世につくものに本当のちからはない
     何にもかもわすれてしまい
     人をうらやまず人を恨まず
     天を仰いで恥かしくなくしていたい

穏やかな春めいた一日でした。
夕暮れ空を眺めながら、自身も反省。
八木重吉の詩にある様に
〈人をうらやまず人を恨まず〉
って、私には中々出来ないなぁ、と。
                        〈ゴマメのばーば〉
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NHKさん、杞憂であればいいのですが。

2019-02-24 06:31:47 | 日記
 《NHKが6月に予定する組織再編で、「ETV特集」などを制作している「文化・福祉
  番組部」の分割案が浮上した。
  権力に厳しい姿勢で臨む番組も多く手がけてきた部ゆえ、「解体」だと指摘する報道が
  出て波紋を呼んでいるが、働き方改革のためだとNHK内外から反論も出ている。》
                      (2/22(金) 21:35配信 朝日新聞デジタル)
と、報じられました。
また、
 《ほとんどの部が合併や横滑りでほぼ存続するなか、唯一、部が分割される可能性が
  出たのが文化・福祉番組部だ。
  「ETV特集」「こころの時代」などを担当する文化系のディレクターらは、「クローズアップ
  現代+」などを手がける経済・社会情報番組部と合流・・・・・・》とも。

私が好んで観ている番組だけに、「解体」などになってしまうのは、とても残念です。
残念というよりも、「驚き」プラス「怒り」でしょうか。
恣意的と思われるかも知れませんが、ここ数年、私はNHKのニュース番組に疑問を
抱くことが多くなってきたのです。
価値観の相違と言われれば仕方がありませんが、個々のニュースに対する捉え方
(順番・放送時間も含めて)が、以前とは、かなり異なって来ている様な気がするのです。
例えば、国会で論争されている事案より、タレントの動向の方に重点を置いていはしまいかと、
・・・などという疑問です。
私の抱く不安が杞憂であればいいのですが、やっぱり不安は拭えません。

〈安倍首相は22日、東京・元赤坂の東宮御所で皇太子さまと約30分間面会し、
国内外の情勢を報告した。〉
とのこと。
首相が国政などに関して天皇陛下に報告することは「内奏」と呼ばれ、内容は第三者に
口外しない慣例だそうです。
首相官邸幹部は、
〈即位後すぐに外国首脳との面会などが続くので、国際情勢を説明することはあるだろう〉
と語っているそうですが、何を語ったものでしょう。
知る由もありませんが。

我が家から10キロ弱の所にあるJAの直売所へ行って、イチゴなどを買ってきました。
春が間近なので、イチゴを長男と甥の所へ送りました。
春のご挨拶をイチゴに託して。
甘っ!
といって食べてくれるのが返礼です。
                                〈ゴマメのばーば〉
コメント (2)
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