**はやりっち**

いろんな色があるように
いろんな花があるように
いろんな話もあるのです。

【レビュー】「ましろのおと」

2011年03月24日 | 【レビュー】本


「ましろのおと 1~2巻(続刊中)」
(羅川真里茂/著、講談社)

師匠であり、肉親でもあった
津軽三味線奏者の祖父を亡くし、
迷いを抱えながら
上京してきた高校生
澤村雪(さわむらせつ)くんが主人公です。

詳しいあらすじなどは上記リンクを
ご参照ください

このマンガの魅力は
津軽三味線というワタシには
未知の世界を描いているところと
登場する人物たちが
みんなそれぞれ、一生懸命で
かつかっこいいところです。

特に雪くんのお母さんが
すっげーかっこ良くて、大好きです

作者の羅川真里茂さんは
人物造形が骨太で、
非常に感情移入しやすいマンガ
描く方だと思います

骨太な太棹で演奏される津軽三味線は
羅川さんのしっかりしたプロットや
安定した絵柄にとても似合っているなぁと
個人的に思いました

さて津軽三味線について、
このまんがのおかげで興味を持ち
Youtubeでいろいろ検索して
聞いてみました

特に高橋竹山さんという方の
演奏にとても感銘を受けました
非常に豊かなゆったりした音色で
三味線といえば、
じゃがじゃがじゃん
という乾いた音を想像していた
ワタシには、とても衝撃的でした

良かったらご参考にしてください。
津軽三下り/(初代)高橋 竹山 Tsugaru-Sansagari/ Takahasi Tikuzan Ⅰ
http://www.youtube.com/watch?v=bTVZvVFK-Rs&feature=related

とにかく買って損はありません
まだ巻までしか出ていませんが
面白くて何度も読み返してしまいます

待望の巻は / 発売予定です
久しぶりに新刊をわくわくと待つ
マンガと出会えてシアワセだなぁ