ここからが【ゆのあ】の交渉術となる。
カノンがこれまでソリイントゥスのエリアで体感したことなどを元に【共感】というスタイルで話しを進めるのに対し、【ゆのあ】は自身が体験してきた珍しい話などをして、相手を楽しませるタイプの交渉術をしていた。
カノンがここへ来る前に会話の素材を探していたのに対し、【ゆのあ】はあまりそれには積極的とは言えなかったのは彼女には元々、会話の話題となる元ネタをたくさん持っていたからだったのだ。
それは、カノンから見ても興味が惹かれる話だった。
【ゆのあ】は主に、現界の裏歴史の話をしているのだが、表の歴史にはない裏の歴史の常識や秘密などを面白おかしく話して聞かせた。
吟遊詩人である彼女の話はとてもうまかった。
変わったものが大好きなソリイントゥスもみるみる【ゆのあ】の話に引き込まれて言った。
カノンの方はソリイントゥスのエリアにあるものの中から話題を探していたのに対して、【ゆのあ】は外から話題を持ってきていた。
これを勝負とすれば、【ゆのあ】の方に軍配が上がるだろう。
実際に、ソリイントゥスも
「良いね、良いね、君、良いね」
と大層お気に入りのご様子だった。
後で聞いたことだが、【ゆのあ】はこの会話術もクアンスティータに気に入られた理由の一つとの事だった。
そう言えば、トルムドアにとってカノンは【母親】のような立場だったのに対して、【ゆのあ】は【お友達】的立場だった。
どちらが上とは言えないが、やはり、【ゆのあ】は一緒に居て楽しいと思われているようだ。
【ゆのあ】の話を元に、クアンスティータ達の所有する宇宙世界もまた広がりを見せるだろう。
そういう意味でも【ゆのあ】との会話は、有意義な会話であり、貴重な人材であるとも言える。
【ゆのあ】はカノンの事を凄いと思い、そう彼女に伝えてきたが、カノンにとっても【ゆのあ】は凄いと思える存在だった。
カノンも【ゆのあ】に負けじと現界の表の歴史の事を話し出した。
だが、【ゆのあ】の話に比べると多少、面白味が欠ける話になった。
だが、それでも、珍しい話をしていたので、ソリイントゥスには、
「うん。まぁ、なかなかなんじゃないかな」
くらいの感想はもらえた。
カノンがこれまでソリイントゥスのエリアで体感したことなどを元に【共感】というスタイルで話しを進めるのに対し、【ゆのあ】は自身が体験してきた珍しい話などをして、相手を楽しませるタイプの交渉術をしていた。
カノンがここへ来る前に会話の素材を探していたのに対し、【ゆのあ】はあまりそれには積極的とは言えなかったのは彼女には元々、会話の話題となる元ネタをたくさん持っていたからだったのだ。
それは、カノンから見ても興味が惹かれる話だった。
【ゆのあ】は主に、現界の裏歴史の話をしているのだが、表の歴史にはない裏の歴史の常識や秘密などを面白おかしく話して聞かせた。
吟遊詩人である彼女の話はとてもうまかった。
変わったものが大好きなソリイントゥスもみるみる【ゆのあ】の話に引き込まれて言った。
カノンの方はソリイントゥスのエリアにあるものの中から話題を探していたのに対して、【ゆのあ】は外から話題を持ってきていた。
これを勝負とすれば、【ゆのあ】の方に軍配が上がるだろう。
実際に、ソリイントゥスも
「良いね、良いね、君、良いね」
と大層お気に入りのご様子だった。
後で聞いたことだが、【ゆのあ】はこの会話術もクアンスティータに気に入られた理由の一つとの事だった。
そう言えば、トルムドアにとってカノンは【母親】のような立場だったのに対して、【ゆのあ】は【お友達】的立場だった。
どちらが上とは言えないが、やはり、【ゆのあ】は一緒に居て楽しいと思われているようだ。
【ゆのあ】の話を元に、クアンスティータ達の所有する宇宙世界もまた広がりを見せるだろう。
そういう意味でも【ゆのあ】との会話は、有意義な会話であり、貴重な人材であるとも言える。
【ゆのあ】はカノンの事を凄いと思い、そう彼女に伝えてきたが、カノンにとっても【ゆのあ】は凄いと思える存在だった。
カノンも【ゆのあ】に負けじと現界の表の歴史の事を話し出した。
だが、【ゆのあ】の話に比べると多少、面白味が欠ける話になった。
だが、それでも、珍しい話をしていたので、ソリイントゥスには、
「うん。まぁ、なかなかなんじゃないかな」
くらいの感想はもらえた。