よったろーのせーさく日記3

よったろーのせーさく日記からの引き継ぎです。
ちょちょいのよったろーと申します。
改めましてよろしくお願いします。

ファーブラ・フィクタのその後010

2019-02-28 13:34:23 | 日記
続きです。

選択を間違えば、七大ボス4名を相手にフェンディナが戦う事にもなりかねません。

フェンディナ・マカフシギは冷や汗を流します。

選択を誤った。

そう思ったのです。

その時、スッと彼女の前を遮る影が……。

さっきまで一緒にお菓子を食べていたフェンディナ・ウェル・クァムドゥエスでした。

彼女は、【んっ……】と相変わらずの台詞を吐きます。

というところが今回までです。

ファーブラ・フィクタのその後009

2019-02-28 13:33:52 | 日記
続きです。

違う。

そんな事が言いたい訳じゃ無い。

同盟を組みたいのは本当の事で戦いたくは無いというのがフェンディナ・マカフシギの正直な気持ちでした。

【デュジル1-1】は、【オッケー、じゃあ、こうしましょう。私達とあなた、全員、一つずつ力を見せ合いましょう。それが自己紹介という事にしましょう。お手合わせ願うって事で……】と戦闘モードに入りつつあります。

一触即発。

続きます。

ファーブラ・フィクタのその後008

2019-02-28 13:33:21 | 日記
続きです。

なぜならば、この情報が正しければ、フェンディナは弱い方の5名ではなく、どちらかと言えば、強い方の3名でくくられてもおかしくないというほど、彼女の力の強大さを示していたからです。

この5名の中では間違い無く、自分が一番強い――そう表現している情報を見せられて、果たして、他の4名が納得するのでしょうか?

【バーンエディラ】は、【つまり、あなたは、自分が一番強いから自分に従えと?】と聞いて来ました。

続きます。

ファーブラ・フィクタのその後007

2019-02-28 13:32:53 | 日記
続きです。

七大ボス4名は、【【【【………………】】】】と押し黙ります。

しばしの沈黙。

この沈黙はフェンディナ・ウェル・クァムドゥエスの時とは違います。

お互いを理解し合おうとしてうまく行かなかったという時の気まずさではありません。

一歩間違えば、戦闘に発展するかも知れない危うい情報開示でした。

続きます。

ファーブラ・フィクタのその後006

2019-02-28 13:32:17 | 日記
続きです。

同盟を結ぶなら結ぶ、交渉決裂なら決裂で、早く話をまとめて、吟侍達の元に向かいたいのです。

フェンディナ・マカフシギは二番目の姉、ジェンヌ・マカフシギの力であるスペシャル・アカシック・レコードの情報を検索提示しました。

スペシャル・アカシック・レコードには万物のありとあらゆるものが大体、書いてあるとされています。

この情報の一部を他の四名の七大ボスに見せ、フェンディナ・マカフシギは、【こ、これが私の自己紹介っていう訳にはいきませんか?私、急いでいるんです。仲間の元に戻りたいんです。だから、話をまとめたくて……】と精一杯の説明をしました。

続きます。

ファーブラ・フィクタのその後005

2019-02-28 13:31:37 | 日記
続きです。

【デュジル1-1】は、【集合をかけたって事は条件面の提案がまとまったと受け取って良いのかしら?】と言いました。

【ヴェレイ】は、【その顔じゃ、まだまとまっていないって書いている様なものの様な気がするけど、呼び出したのはどういう事かしら?】と少々ご立腹なようです。

フェンディナ・マカフシギは焦りました。

確かに条件面での考えがまとまっていないのに話合いをする事はルール違反とも言える行為でした。

ですが、彼女は退く訳にはいきません。

続きます。

ファーブラ・フィクタのその後004

2019-02-28 13:30:57 | 日記
続きです。

そんな二人に声をかける存在が――、

【――何をやっているのかしら?】

【デュジル1-1】でした。

どうやら、七大ボスが到着したようです。

今度は、フェンディナ・ウェル・クァムドゥエスと打ち解けるためのイベントから、七大ボス同士での話合いにシフトする事になります。

続きます。

ファーブラ・フィクタのその後002

2019-02-28 13:29:50 | 日記
続きです。

誰かが作らないと出来ない物――それを一瞬にして出現させる力、【加工出現(かこうしゅつげん)】の力をさりげなく披露したフェンディナ・ウェル・クァムドゥエスでしたが、そういう凄い自己紹介に気づかず、フェンディナ・マカフシギはフェンディナ・ウェル・クァムドゥエスと共に黙々とお菓子を食べ続けていました。

喉がつまりそうになったとき、フェンディナ・ウェル・クァムドゥエスは出現させたカップに入ったジュースを差し出します。

続きます。

ファーブラ・フィクタのその後001

2019-02-28 13:29:17 | 日記
それでは、【ファーブラ・フィクタのその後】を書きますが、前回まではフェンディナ・マカフシギはフェンディナ・ウェル・クァムドゥエスを呼び出し、無口な彼女に交渉が難航したかに見えましたが、フェンディナ・ウェル・クァムドゥエスがお菓子を用意するなどして、自然に気持ちが通じ合って来たというところまで書きました。

今回はその続きから書いて行きます。

続きます。