よったろーのせーさく日記3

よったろーのせーさく日記からの引き継ぎです。
ちょちょいのよったろーと申します。
改めましてよろしくお願いします。

フィアエリスと魔女神殺し(プレイバック)180

2020-06-30 13:36:06 | 日記
 最終章 それから……




「始まっちまったな、魔女神大戦……」
 酒場の常連客デニスがマスター、カルロスに話しかける。
 たくさんいた客も一人減り二人減り、今では、デニス一人になってしまった。
 この酒場にも魔女神達の脅威が迫っていたのだ。
「そうだな……リグレット達がここを出て行ってどのくらいになるか……」
「もうすぐ一年だよ。早いもんだな」
「赤色の魔女神ジャリス……」
「青色の魔女神アイリス……」
「黄色の魔女神メイリス……」
「白の魔女神セレリス……」
「黒の魔女神ドロレス……」
「銀灰の魔女神エリス&イシス……」
「金色の魔女神ミリス……」
「緑の魔女神ルルス……」
「黄緑の魔女神リリス……」
「紫の魔女神アエリス……」
「橙色の魔女神フェアリス……」
「水色の魔女神フィナレリス……」
 カルロスとデニスは魔女神の名前を次々と挙げていった。

続く。

フィアエリスと魔女神殺し(プレイバック)178

2020-06-30 13:34:55 | 日記
 それでも、かろうじてそれぞれの魔女神候補が魔女神にならずにいるのは、そのまま魔女神になってしまえば、黄緑の魔女神一柱が得をする事になるからだ。

 その状況は四名の魔女神候補にとって面白くない事と言えた。

 相手より、常に上に――
 それを考えている魔女神候補達だからこそ保てている微妙なバランスだった。

 それを知った以上、リグレットとしても迂闊な行動を取る訳にはいかない。
 下手に刺激をして、一角を崩せば、他の魔女神候補達がこぞって魔女神になってしまうかも知れない危うい状況だ。

フィアエリスと魔女神殺し(プレイバック)177

2020-06-30 13:34:18 | 日記
 そういう事情を知ると、やはり、シリスの様なピュアな魔女神というのは珍しいのだと思わざるを得なかった。
 魔女神同士は騙し騙されの関係で成り立っているのだ。
 また、情報から黄緑の魔女神に支配されている魔女神候補は他にもいて、隠れて同盟を結んでいる事が解った。
 他にもベージュの魔女神候補ナリスと藤色の魔女神候補クリス、クリーム色の魔女神候補レイリスも同じように、黄緑の魔女神の支配を受けていた。

 カリス、ナリス、クリス、レイリス――この四名は既に、魔女神になれるだけの生き肝を食べている。
 つまり、この内の三名が魔女神になってしまえば、十三柱揃ってしまうのだ。
 相手を出し抜く事を常に考えている魔女神達からすれば、何時裏切って先に魔女神になるか解らない状況だ。

フィアエリスと魔女神殺し(プレイバック)176

2020-06-30 13:33:35 | 日記
 第九章 四名の魔女神候補の使徒




 黄緑の魔女神の居るとされる場所に着くとそれは別の場所だった。
 黄緑の魔女神の親友とされる藍色の魔女神になろうとしている女、カリスが支配する土地だったのだ。
 親友――表向きはそうだが、その実は全く別の関係だった。
 黄緑の魔女神はカリスに使徒となる施しをしていた。
 つまり、支配下においていたのだ。
 つまり、カリスが魔女神になった時、そのまま、その主に位置する黄緑の魔女神のランクもアップするという仕組みになっていた。
 親友とは名ばかりの主従関係だった。
 カリスの方も黄緑の魔女神を出し抜こうと何やら画策しているようだった。
 そのため、既に、魔女神になれるだけの生け贄の肝を食べていたにもかかわらず、シリスの時、同様に魔女神にならないという選択をしていた。
 じっと魔女神になる機会を探っているのだ。
 既に、黄緑の魔女神の使徒も一部を抱き込んでいて反旗の機会を窺っていた。

さて……

2020-06-30 13:32:58 | 日記
さて、それでは、今日も【よったろー屋本舗】三号店の【復活の森】の中の小説を【プレイバック】として、毎日更新の代わりに記事として載せさせていただきます。

【フィアエリスと魔女神殺し(プレイバック)】の36日目です。

5回更新という事でお願いします。

今日明日の予定2

2020-06-30 13:32:23 | 日記
続きです。

木曜日の予定は午前中はバイト、午後は制作をします。

【クエスト・ガイド~冒険案内人】の第11話の追加文章作業をします。

【エブリスタ】さんでの公開はまた、次の作業日と言うことになると思いますけどね。

以上です。

今日明日の予定1

2020-06-30 13:31:48 | 日記
今日の予定ですが、番組を見ます。

明日の予定ですが、午前中はバイト、午後は【ホームページ】を更新します。

暑中見舞いアニメーションとイラスト三点の公開作業にします。

それが終わったら、番組を見ます。

続きます。

こんにちは。

2020-06-30 13:30:52 | 日記
こんにちは。

今日からまたバイトでした。

いつも通りでしたね。

今日は健康診断の話をしたりしましたね。

昨日の作業で、無事、15番目の【読み切り小説】の【リトル・サン―小さな万能神―】のメモも60数ページに達しました。

これで、【読み切り小説】の作業をストップ出来ました。

次の16番目の【読み切り小説】の【ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)】は【ファーブラ・フィクタ】のストーリーがベースなので、いつでも始められますからね。

と言うわけでただいまです。

今日もよろしくお願いします。

フィアエリスと魔女神殺し(プレイバック)175

2020-06-29 06:14:05 | 日記
 だから、本当は認めているのだが、どうしても、彼女の存在を認める訳にはいかなかった。
 次の魔女神を倒したら、シリスを安住の地に連れて行って、別れよう――そればかりを考えて行動を共にしている。
 だが、それでも、別れられず、一緒にいる自分がいる。
 マリスとの戦いの後、別れようと思ったら別れられた。
 だが、心のどこかでシリスにすがっている自分がいた。
 どこかでお互いを支え合っているのだ。

 お互い、明日、どうなっているか解らない身同士、どうしても傷をなめ合うかのように一緒にいてしまう。

 リグレットは自問自答を繰り返し、桃色の魔女神との関係を続けるのだった。

続く。

フィアエリスと魔女神殺し(プレイバック)174

2020-06-29 06:13:29 | 日記
 噂が正しいとすれば、銀灰の魔女神を一柱と考えても十三柱には四柱多い。
 最低、四柱は脱落するだろうという事は予想がついた。
 だが、その中には桃色の魔女神であるシリスも含むのかも知れない。
 彼女は魔女神としてやっていくには純粋過ぎた。
 このまま戦い進めれば、他の魔女神の毒気にやられてしまうかも知れないのだ。
 リグレットはそれだけが心配だった。
 自分には、アエリスに――紫の魔女神への復讐という目的がある。
 だが、それにシリスを付き合わせて良いのか。