よったろーのせーさく日記3

よったろーのせーさく日記からの引き継ぎです。
ちょちょいのよったろーと申します。
改めましてよろしくお願いします。

お休みなさい。

2017-07-23 09:06:28 | 日記
それでは、今日はこれで失礼します。

この後は午前中いっぱいまで次の【ファーブラ・フィクタ】アクア編第005-02話の文字入力をして、午後からは番組を見て行きます。

お休みなさい。

また、明日。
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以上です3

2017-07-23 09:05:55 | 日記
続きです。

ウェントス編の方は、第005話のシリーズがロスト・ネット・ワールド編、第006話のシリーズがルーミス・ワールド編、第007話のシリーズが偽クアンスティータ編、第008話のシリーズがレクアーレ・ワールド編、第009話のシリーズが総全殿堂(そうぜんでんどうへん)、第010話のシリーズがミールクラーム・ワールド編、第011話のシリーズは未定(ウェントス編のシリーズの最終シリーズになります)となります。

ここまで進むのにはかなり時間がかかりますけどね。

という訳で以上になります。
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以上です2

2017-07-23 09:05:26 | 日記
続きです。

このパターンにならって、アクア編は第009話のシリーズまで続けます。

基本的には005話のシリーズは第一~第四側体までで、第006話のシリーズでは第五本体クアンスティータ・リステミュウムの従属側体、第007話のシリーズでは第六本体クアンスティータ・レアク・出の従属側体、第008話のシリーズでは第七本体クアンスティータ・テレメ・デの従属側体前編、第009話のシリーズでは第七本体クアンスティータ・テレメ・デの従属側体後編という事になります。

ルールなどは全て異なりますが、基本ルールの部分は全く一緒にする予定です。

これをウェントス編のシリーズと交互にやって行きます。

続きます。
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以上です1

2017-07-23 09:04:52 | 日記
以上が【ファーブラ・フィクタ】アクア編の第005-01話です。

第005-01話としてはこれから他の側体クアンスティータ達との交渉冒険のパターン決めみたいな冒険になりました。

これから、これにそって、第二側体クアンスティータ・ソリイントゥス以降も続きます。

基本的には、対象となる側体のエリアに行って、そのエリアの独特のものを体験して、その体験したものを話題として、それぞれの側体とつながっている巨大胸像と交渉していくというパターンになります。

交渉が成立すると側体クアンスティータから、最後にみんなで歌うための歌い手を提供してもらって、次の側体クアンスティータの情報を聞いて次に移るというパターンですね。

続きます。
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ファーブラ・フィクタ アクア編第005-01話21

2017-07-23 09:04:23 | 日記
 カノンは、
「じゃあ、次のエリアに行きましょうか」
 と言い、【ゆのあ】は、
「そうしますか。じゃあ、改めてよろしくお願いします」
 と言った。
 カノンは、
「こちらこそ、よろしくお願いします」
 と言い、それぞれ、【飛行移動装置】に乗り込み、移動を開始した。
 次に目指すは第二側体クアンスティータ・ソリイントゥスとの【コンタクト・ポイント】だ。
 そこへ行く前に、ソリイントゥスのエリアで交渉などに必要な情報を得てくる必要もある。
 カノン達はトルムドアのエリアで最後の買い物を済ませてから出かけるのだった。


続く。
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ファーブラ・フィクタ アクア編第005-01話20

2017-07-23 09:03:30 | 日記
 トルムドアによると、ソリイントゥス・ワールドとは【芸術】の宇宙世界であると言う。
 絵画や彫刻などが数多く存在する場所らしい。
 【ゆのあ】は、
「へぇ~なんだか、美術館や博物館巡りみたいな感じになるのかしらねぇ?」
 ――と、のんきな事を言っていたが、相手は側体でもクアンスティータなのだ。
 ただの【芸術】であるはずが無い。
 ただの絵画や彫刻であるはずがない。
 間違い無く何か他にあるだろう。
 そのことは覚悟して行かなければならない。
 【ゆのあ】の方もその事は先刻承知のようだ。
 先ほどの台詞は場を和ませようと言っただけのようだ。

 巨大胸像のトルムドアとの交渉――というよりは交流をして行ったがいつまでもそうしている訳には行かない。
 次のエリアに進む時が近づいて来た。
 トルムドアの巨大胸像は、
「二人ともまた、行っちゃうの?」
 と寂しそうな声を上げた。
 せっかく再会したのにもうお別れだと思っているのだ。
 カノンは、
「出発する時、言ったでしょ。必ず戻って来るって」
 と言って、【ゆのあ】は、
「そうそう。だから【さようなら】じゃなくて【またね】だよ」
 と言ってウインクして見せた。
 トルムドアの巨大胸像は、
「約束だよ。また戻って来るって」
 と泣きそうな声で言った。
 カノンは、優しく微笑み
「うん。約束だね。約束は守らないといけないよね。また、会おうねトルムドアちゃん。絶対に戻って来るからそれまで元気でね」
 と言い、【ゆのあ】は、
「私も約束。戻って来るよ。約束は破らない。また、今度ね」
 と言った。
 トルムドアの巨大胸像は、涙声で、
「……ぐすっ……うん。わかった。じゃあ、約束だよ、二人とも……」
 と言い、目の光が消えた。
 トルムドアが巨大胸像から意識を離したのだろう。
 トルムドアの巨大胸像との交流を通して、大体、他の側体との交渉の手順もわかった。
 後は、これを実践していくだけだ。
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ファーブラ・フィクタ アクア編第005-01話19

2017-07-23 09:02:54 | 日記
 もちろん、交渉事はカノンだけでは無い。
 裏歴史から来ている【ゆのあ】にとっても話す事はあるだろう。
 だから、【ゆのあ】と譲り合いながら側体達と会話していく事になる。
 カノンが交渉している時には邪魔をして欲しくはないが、【ゆのあ】が交渉している時は逆に邪魔にならないようにしなくてはならない。
 それが、表と裏の歴史から選ばれて来た二人に共通するマナーだった。
 トルムドアにとってはカノンは母親の様な立場、【ゆのあ】は友達の様な立場となっている。
 親目線と友達目線――
 そこはそれなりに変わってくる。
 楽しかった事。
 辛かった事。
 悲しかった事。
 怒った事。
 そんな日常的な会話をしながら、カノンと【ゆのあ】はそれぞれの立場で要所要所では必要な情報を聞き出していった。
 出発時には決められなかったカノンへの手土産も用意して渡してくれた。
 どうやら、小さな箱のようだ。
 箱を開けてみると、更に小さな包み紙に包まれた四角いものが16個入っていた。
 印象からするとキャラメルか何かの用にも見える。
 なんなんのかはよくわからない。
 トルムドアが言うには、
 【お守り】との事だったが。
 それは追々わかって来るだろう。
 また、知りたいことは山ほどあったが、トルムドアの機嫌を損ねない様に注意しながら情報を引き出していった。
 カノンも【ゆのあ】もトルムドアの好感は得ている。
 問題は無い。
 問題とするのは次からだ。
 次からは未知の領域となる。
 次からは勝手知ったるトルムドア・ワールドという訳には行かないのだ。
 次は、第二側体クアンスティータ・ソリイントゥスの所有する宇宙世界、ソリイントゥス・ワールドのミニチュアバージョンとなるエリアを旅しなくてはならない。
 一応はトルムドア・ワールド内に位置しているとは言え、そのエリアの状態はトルムドア・ワールドと大きく異なる。
 トルムドアにはソリイントゥス・ワールドのミニチュアエリアに移る前に、どのような世界観のエリアか聞き出したかった。
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ファーブラ・フィクタ アクア編第005-01話18

2017-07-23 09:02:12 | 日記
07 クアンスティータ・トルムドアとの再会


 いくつかの体験をして、ようやく、第一側体クアンスティータ・トルムドアの【コンタクト・ポイント】の場所近くまでたどり着いた。
 トルムドアの【コンタクト・ポイント】は肉眼で確認出来るくらいにまで近づいていた。
 この地点から見る【コンタクト・ポイント】は大きな胸像の様に見えた。
 これは第十三側体であるクアンスティータ・ヒアトリスからの影響が強いとされている。
 第七本体クアンスティータ・テレメ・デを眠らせる役目を持っている側体の1核、ヒアトリスは宙に浮く巨大な胸像の様な姿をしていると言われて居る。
 トルムドアはこのスタイルを気に入っていて、自分の宇宙世界であるトルムドア・ワールド内での他の側体との【コンタクト・ポイント】はこの形にしようと思ってそう作ったらしい。
 側体自身はこの【コンタクト・ポイント】にはないが、それぞれの【コンタクト・ポイント】にある巨大な胸像が他の側体と通じて居るので、カノン達はこの胸像と交渉をしていくことになるのだ。
 【コンタクト・ポイント】にたどり着くとトルムドアの胸像の目が光り、
「待ってたよーカノンママ。それと【ゆのあ】ちゃん」
 と言ってきた。
 どうやら、トルムドアの方も【ゆのあ】の事を認識しているようだ。
 不法侵入者という事ではないという事だ。
 カノンは、
「お待たせ、トルムドアちゃん。ママねぇ、ここへ来る前にちょっといろいろ体験してきたんだよ」
 と娘に話して聞かせるように会話を始めた。
 いろいろやり方は側体によって変わるとは思うがトルムドアに対してはこのやり方で間違いないと思って居る。

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ファーブラ・フィクタ アクア編第005-01話17

2017-07-23 09:01:39 | 日記
 それが功を奏したのか、カノンの一人勝ち状態となった。
 多くの音を表現した事でより多くの力が彼女に付与されたのだ。
 やはり、同じルーキーでもカノンの場合は歌姫などでの舞台度胸が備わっていた分、思いっきりやれたという所だろう。
 この大会はカノンの優勝となったが、これはあくまでも基礎中の基礎の大会である。
 他の大会も同じように行くとは限らない。
 それはカノンも承知している。
 今回のはあくまでも体験しただけに過ぎない。
 これからこの【シンガーファイター】でどうのこうのするという話ではない。
 トルムドアと会う時のために話題作りのために体験したのだ。
 トルムドアとは勝手知ったる仲にはなりつつあるので問題は無いが次のソリイントゥス以降はこうやって、側体との【コンタクト・ポイント】にたどり着く前に側体の特徴となるものを経験する事がその後の交渉の重要な材料となり得るのだ。
 それを練習する意味でもトルムドアとの会話で出ていた【奉崇歌】関係の体験をしたのだった。
 簡単ではあるが、体験も果たしたので、いよいよ、最初の目的地であるトルムドアとの【コンタクト・ポイント】を目指した。
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ファーブラ・フィクタ アクア編第005-01話16

2017-07-23 09:01:04 | 日記
 戦う前に基本的な音の出し方から学び、その成果を試す大会という形で、【ラウルハーン部門】というのがあるのだ。
 カノンは【ゆのあ】達の付き添いで、道場に通い、基礎的な音の出し方を学んだ。
 覚えて見れば、確かに無言歌を歌えたカノンにとっては簡単だった。
 最初、コツをつかむのに多少、苦労したがコツさえつかんでしまえば余裕だった。
 カノンが参加したのはバトルロイヤル形式の戦闘スタイルだった。
 とにかく【奉崇歌】で自身の力をアップさせて押し出すというものでカノンを含めて37名が参加していた。
 みんな【シンガーファイター】の卵達だ。
 カノンと同じ新米ファイター達の間での戦いだ。
 試合開始と同時にそれぞれの【シンガーファイター】達は【奉崇歌】を体からにじみ出させていった。
 みんな基本に忠実だった。
 基本とは【ラ】と【ル】と【ー(音引き)】だけを用いて歌うという方式だ。
 これならば、
「♪ララルーララルーララルラララルーラーラー♪」
 とか、
「♪ラララーラ ラーラララーラルールルルー♪」
 等の様にこれだけの組み合わせでもいくらでも基礎的な【奉崇歌】をアレンジ出来る。
 カノンだけは、他の選手と同じ事をしていては勝てないと考え、
「♪ハー……ララルーン
 ルーン ルーン
 ウウウウウウウ
 ラララララルルルルーン
 ルルルルルラララ
 ラララルルル
 ウウウウウウウ
 ララルーン ルーン ルーン

 ララルーン
 ルーン ルーン
 ウウウウウウウ
 ラララララルルルルーン
 ルルルルルラララ
 ラララルルル
 ウウウウウウウ
 ララルーン ルーン ルーン
 ラララララ

 ルルルルルラララ
 ラララルルル
 ウウウウウウウ
 ララルーン ルーン ルーン
 ララララララララララ……♪」
 と出来るだけの音を使って表現した。
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ファーブラ・フィクタ アクア編第005-01話15

2017-07-23 09:00:19 | 日記
 だが、カノンは【ゆのあ】に褒めてもらいたくて歌った訳では無かった。
 【ゆのあ】も吟遊詩人なのだから歌は得意なはずだ。
 別の理由があったのだ。
 それは、トルムドア達との会話で出て来た【奉崇歌(ほうすうか)】についてもう少し詳しく知ろうと思って、それに関する場所に次に立ち寄ろうと思っていたのだ。
 【奉崇歌】の第一段階としては体から音や歌詞がにじみ出てくるというもので、それくらいならば無言歌まで出来たのだからカノンも出来るのでは無いかと言われていたのだ。
 出来れば、第二段階の本人の体以外の他の場所などからメロディなどが勝手に舞などに合わせて出てくる様になってみたいがまずは第一段階だ。
 【奉崇歌】と言われてもコツがわからないのでどこかそのあたりを教えてくれる所を探して寄ってみたいと思っているのだ。
 それで、【ゆのあ】に相談したのだが、彼女はまずは、基本的な歌唱力が知りたいと言ってきたので歌ってみせたのだ。
 【ゆのあ】はその後、情報を集めてくれて、
「とりあえず、基本中の基本っていう【ラウルハーン部門】で挑戦してみればどうかな?」
 と言った。
 【ラウルハーン部門】とは、基本的に歌詞をつけずに【ラ】と【ウ】と【ル】と【ハ】と【ー(音引き)】と【ン】のみで歌うという部門で、それらの言葉を体からにじみ出させるという言ってみれば発声練習をするような大会と言える。
 トルムドア・ワールドにおいては、通常の歌を聴いて、力が沸いて来るような気がするというのではなく、実際に歌は追加エネルギーとして対象者に本当に付与される。
 通常の歌の場合は聴く者全てに影響するが、【奉崇歌】の場合は、特定の相手(自分も含む)にエネルギーを追加させる事が出来る付与能力として確立されている。
 【奉崇歌】も立派な攻撃補助能力としてトルムドア・ワールドでは普及をしていて、【奉崇歌】を歌いながら自身の力を強化して戦う【シンガーファイター】という職業も存在している。
 カノンはこの【シンガーファイター】としての登竜門ともなっている【ラウルハーン部門】で戦って見るという事になったのだ。
 本格的な【シンガーファイター】はいろんなバリエーションでの戦いがあるらしいのだが、カノンが挑戦するのは相手をエリアの外に押し出せば勝ちというものだ。
 【ラ】と【ウ】と【ル】と【ハ】と【ー(音引き)】と【ン】だけを体からにじませるようにして音を出し、そのエネルギーを付与したカノンが相撲の様に相手を押し出したりすれば良いという事になる。
 相撲と違うのは、土俵ではなく、立方体の空間から押し出すという形のものになるのではあるが。

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ファーブラ・フィクタ アクア編第005-01話14

2017-07-23 08:59:46 | 日記
07 【シンガーファイター】体験


 カノンは、次の立ち寄り場所に着く前に【ゆのあ】に歌を披露した。
 タイトルは【それでも僕は……】だ。
「♪誰かが言った
 そんな努力はやめろと
 僕は聞く
 何故だい?と
 誰かは答える
 どうせ、努力は実を結ばない ズルするやつが勝つ世の中なのさと
 僕は答える
 なるほど 確かにそうかもしれない だけど
 それでも僕は努力を止めない
 確かにズルする奴が勝つかもしれない
 だけど、僕は勝ちたいんじゃないんだ
 強くなりたいんだ
 ズルする奴は勝てるかも知れないけどズルするたびに弱くなる
 大事な部分が弱くなる
 積み上げた努力は消えない
 大事な部分が強くなっていく

 誰かが言った
 勝てなきゃ意味は無いと
 僕は聞く
 何故だい?と
 誰かは答える
 どうせ、勝てなきゃ馬鹿にされる ズルするやつが褒められるのさと
 なるほど 確かにそうかもしれない だけど
 それでも僕は努力を止めない
 確かにズルする奴が褒められるかもね
 だけど、僕は褒められたいんじゃないんだ
 強くありたいんだ
 ズルする奴は努力する知らない力を持つ者が怖いんだ
 だから努力を止めさせようとする
 ズルする奴が持てない力を
 確かに僕は持っている♪」
 というものだ。
 【ゆのあ】は、
「うまい、うまい。やっぱりプロでやっている人は違うね」
 と褒めてくれた。

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ファーブラ・フィクタ アクア編第005-01話13

2017-07-23 08:59:17 | 日記
 カノンがこの【ドリーム・ルーム】で知った事はほんの僅かでしかない。
 クアンスティータにはまだまだ隠された秘密があふれている。
 だが、先に進むためにはここで一旦、区切らねばならない。
 彼女は【夢】を中断し、目を覚ました。
 個室を出て来た時、【ゆのあ】もちょうど出て来た所だった。
 彼女は彼女で表の歴史について知り、同じようにクアンスティータの底なしさ加減を知ったのだろう。
 どこか惚けたような表情をしていた。
 それはカノンも同じ事だったが。
 恐らく、【ゆのあ】もこの先に進むため、【夢】を中断して来たのだろう。
 カノン自身も知らない表の歴史のクアンスティータの情報も見聞きしたのかも知れない。
 楽しそうだったのはひたすら良い夢を見てきた【まめぽん】くらいのものだろう。
 【まめぽん】は、
「まだまだ見たりないタヌ。もっとみたいタヌ」
 と言っていた。
 彼はそれで良いのだろう。
 カノン達が見た事は、純粋な小動物【まめぽん】は知らなくても良いことだ。
 とりあえず、トルムドア・ワールドでの目的である【ドリーム・ルーム】を体感出来たカノン達は、先に進む事にした。
 まだ、第一の目的であるトルムドアとの【コンタクト・ポイント】にすらたどり着いていない。
 これはまだ、他の側体との交渉の練習となるトルムドアと会うための旅にすぎないのだから。
 カノン達はそれぞれ、【飛行移動装置】に乗り込み、出発した。

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ファーブラ・フィクタ アクア編第005-01話12

2017-07-23 08:58:41 | 日記
 ――【大化稀】――

 表の歴史の化獣は勢力を持っているという事が共通項目となっていた。
 宇宙世界を持っていない化獣も勢力という集団を自身の力として所有していてそれが、特別視されていた。
 裏の歴史でもクアンスティータがその名に連ねているだけあって【大化稀】とは特別な存在だった。
 勢力という形では24の(裏の)宇宙世界を所有している13番の【大化稀】、クアンスティータのみだが、【大化稀】には他に共通する特徴があった。
 それは、【超特別属性(ちょうとくべつぞくせい)】だ。
 13の【大化稀】は独自の【超特別属性】を持っているのだ。
 12番の【大化稀】までは1つずつ、例によって13番の【大化稀】クアンスティータは無数の【超特別属性】を持っている。
 では、この【超特別属性】とはなんなのか?
 それは、その存在だけの【属性】を意味している。
 他の存在は用いないその存在だけの【属性】――それが【超特別属性】だ。
 例えば、この【超特別属性】でのダメージを受けると他の何もかもが通用しないお手上げな状態となる。
 クアンスティータだけは他の12の【大化稀】の【超特別属性】に対しても代用が効くが、基本的には対処が全く取れない【属性】――それが【超特別属性】となる。
 そのため、それを持っている【大化稀】は特別視されるのだ。
 表の歴史の化獣の場合はその勢力の収納能力を評価されていて、他にももっと強い存在がごまんと居るのだが、裏の歴史の【大化稀】の場合はその力の恐ろしさを評価されているので、クアンスティータ以外の他の12の【大化稀】も特別視されている。
 【超】がつかない【特別属性】と言うのもあり、それはピンからキリまで存在し、その内、下等な【特別属性】が表の歴史にも流れていた。
 それが現界においては謎の惑星ファーブラ・フィクタでのみ、存在する事が出来る6種類の特別属性原素(とくべつぞくせいげんそ)と呼ばれている。
 表の歴史においては、大きく分けて7種類の属性原素(ぞくせいげんそ)があるとされ、6種類の特別属性原素と合わせて13種類が存在している。
 だが、裏の歴史ではそれとは比較にならないほど膨大な数の属性が存在しているとされている。
 裏の世界においては、いかに多くの属性を手に入れるという事が1つの強さのバロメーターでもあるのだ。
 その属性の頂点とも言える稀少属性が【超特別属性】であり、それを所有している【大化稀】達が如何に恐れられているかは想像に難くないだろう。
 宇宙世界を24も所有している事だけでも凄いのに、さらにそれがそれぞれ二重構造になっていたり、【超特別属性】を無数も持っていたりと、知れば知るほど、クアンスティータの奥深さを感じるカノンだった。
 クアンスティータと交渉するには、できうる限りクアンスティータの事を知らねばならない。
 だが、調べれば調べるほど、後から後から情報が吹き出してくる。
 手のかかる子供ほど可愛いとは言うが、クアンスティータの場合は異常に調べる事などが多い。
 一筋縄でも二筋縄でも行かないなとカノンは気を引き締めるのだった。

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ファーブラ・フィクタ アクア編第005-01話11

2017-07-23 08:58:07 | 日記
06 裏歴史


 カノンが見た夢は現界での裏歴史――カノン達表の歴史の存在とは本来接点の無い歴史をたどっていくというものだった。
 表歴史と裏歴史――それは時間で考えると縦時間と横時間の様な関係となる。
 同じ時間軸で時が流れておらず、同じ宇宙世界でありながら、交わることの無い二つの現界――それが表歴史と裏歴史という形でそれぞれの時を刻んでいる。
 全く別の時間で動くため、通常の場合、同じ存在は存在出来ないとされているので、クアンスティータや一部の例外を除き、表歴史にいるものは裏歴史には存在せず、逆に裏歴史にいるものも表歴史に存在することはない。
 表歴史にあった神話の時代によるクアンスティータ誕生にまで至るいきさつは裏歴史にはないのだ。
 クアンスティータが属しているという事になっている化獣(ばけもの)も裏歴史では語られておらず、代わりに、クアンスティータは大化稀(おばけ)というものの部類に属するとされている。
 また、表の歴史ではクアンスティータを生み出したのは【魔女ニナ】という事になっているが、裏の歴史においてクアンスティータを生み出したのは【魔女ニィナス】という存在になっていた。
 【魔女ニィナス】もまた、宇宙世界を27持っていて、その内の24が子供であるクアンスティータに引き継がれたという事になっていて、残り3つが【魔女ニィナス】自身が所有しているという事になっている。
 表歴史の【魔女ニナ】は残る三つの宇宙世界を1番の化獣ティアグラ、7番の化獣ルフォス、12番の化獣クアースリータに割り振っているが、裏の歴史では【魔女ニィナス】は他の大化稀などに割り振らなかった。
 クアンスティータは表の歴史の【魔女ニナ】から24の宇宙世界を、裏の歴史の【魔女ニィナス】から24の宇宙世界を受け継いでいる。
 そのため、表の歴史で宇宙世界を引き継いだティアグラ、ルフォス、クアースリータと違い、クアンスティータの所有する宇宙世界は表と裏の二重構造になっているという事がわかった。
 それで、クアンスティータの所有している24の宇宙世界は別名として二重宇宙世界(にじゅううちゅうせかい)とも呼ばれているという。
 このトルムドア・ワールドも例外ではなく、二重構造の宇宙世界となっており、【ゆのあ】は裏のトルムドア・ワールドから表のトルムドア・ワールドへ迷い込んで来たという事になる。
 これがわかったのは裏の歴史側からはある程度、表の歴史を意識しているためであり、表側からは裏の歴史についてはその存在すら知られていないという場合がほとんどで、裏の歴史の情報はほとんど伝わっていない。
 臭い物には蓋ではないが、基本的な実力が遙かに上である裏の歴史の存在を本能的に意識したくなかったというのが答えのようなものであろう。
 カノンは【ドリーム・ルーム】で初めて裏歴史の事を理解し始めたというところだった。
 いっぺんに全部の情報を詰め込むことは難しいと判断した彼女は、後、1つ――表の歴史の化獣に相当する存在、【大化稀】の事だけはある程度、理解しておこうと考え、彼女が見ている夢をプレゼンしてくれていたプレゼンターに、
「あの、プレゼンターさん、【大化稀】について簡単に説明していただけますでしょうか?」
 と尋ねた。
 プレゼンターをしていた向日葵の様な形をした存在は、
「了解しました。では、簡潔にまとめてお伝えしましょう」
 と言った。
 向日葵型のプレゼンターの説明によると――
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