おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

LOCANDINA MIYAZAWAさんでジビエとヴィンテージワインの会

2016年02月20日 | イベント
ご無沙汰しておりますm(_ _)m
お仕事が忙しいのと心に余裕が無く
編集画面を見るのは久しぶりです^^;
もう2月も下旬なんですね…
どんどん加速していく
時の経過が空恐ろしい毎日です。


さて、今年の初めに遡ります。
お誘いいただいていて
もの凄ーく楽しみにしていた会が
某日に開催されました。
処は飯田のロカンディーナ・ミヤザワさん。
前回訪れた際に
素材と塩の使い方に大変好感を持ったお店。
オーナーシェフはとてもお若い方ですが
経験を積み重ねても何ともならない
天性のセンスを持ち合わせています(多分)。

この会は彼が手がけるジビエ料理と
人生の先輩であり遊びの達人である
わらびさん所蔵のイタリアヴィンテージワインを
思う存分楽しませていただくという主旨。
スキップするようにアクセル踏んで
飯田のかずくん宅まで車で向かったら
心ここに在らずだったせいか
愛車のバンパーを石垣でガリッとやっちゃいました。
同席メンバー以外に初めて告白します。
痛過ぎる出費でございました(号泣)
あのセコ道は金輪際通らないぞ!
ぐっ、Google mapめが…



LOCANDINA MIYAZAWA



wow!



wow! Part2

私みたいな馬鹿舌にはもったいのーございます。




特別に特製生ハムさんもご同行


さて、パーティの始まり始まり♪



熊本県産馬肉のタルターラ生雲丹添え

いきなり出ました馬肉。
正確に言えばジビエではありませんが
肉の質からしたらジビエ寄り。
臭みの全くないあっさりとした馬肉に
雲丹がコクを与えて見事な調和。

これに合わせたのがFLIP2010 miani
酸もキッチリあり、
オープニングにふさわしい1本でした。



パン



飯田産雉の胸肉のカルパッチョとモモ肉のグリル
ラディッキオトレヴィーゾのサラダ

雉肉は皇室御用達の由緒ある養殖雉。
カルパッチョも美味しかったですが
パリパリに焼かれたモモ肉のグリル最高。
甘みと苦みのバランスが良い
ラディッキオトレヴィーゾのサラダも美味でした。


これに合わせたのはSolaia1989 Antinori
スーパートスカーナの走りと言われる名ワイン。
経年していますが
濃厚ながらもチャーミングな果実味。
まだまだ置いておける感じですね。



南信遠山産の猪のボッリート
地元野菜とサルサヴェルデ

ピエモンテ州の郷土料理です。
ボッリート=茹でるという意。
現地では本当に茹でるだけだそうですが
宮澤シェフは香味野菜やハーブと共に茹でています。
火入れ次第でカッチカチになり
味気ない素材へと変貌する猪ですが
ところがどうして、とても旨い!
決して湯を沸騰させていないのか
お肉もしっとりしております。



サルサヴェルデをかけると…



美味!

猪の〆方・血抜き・保存状態も良いのでしょう。
同じように作っても
絶対にこうはならないと思います。

これに合わせたのはBarolo Bric del Fiasc 1990 Paolo Scavino
お出ましになりました。Baroloです。
エレガントでシルキーな香味を感じさせつつ
舌へ残していくのは
峠を越えるか越えないかの
熟女を思わせる余韻。
ボッリートとの相性は最高でございました。




フェガートヴェネツィアーナ
出来立てのポレンタと

ヴェネト州の郷土料理です。
臭みはないけど
ヘモグロビンをガツンと感じさせる
鹿のハツに優しいポレンタを絡めて。
ソースも美味しいですねぇ。

これに合わせたのはVigna L´Apparita 1990 Castello di Ama
トスカーナの銘醸ワインです。
メルロー100 %で醸されており
キャラメルのような香りと重厚な果実味。
25年経過してもまだまだ若さを振りまいていました。





りんごのジェラート

メインへのプロローグ。




スコットランド産天然雷鳥胸肉のロースト
内臓とモモ肉のポルペッティーニ
その骨のズーコと

雷鳥のズーコはかなりの苦みが出るので
市田柿と合わせて中和させてあるそうです。
しかし、それでもかなり苦かったです。
美味しいか否かのギリギリのラインでした。
雷鳥も野趣溢れまくる味わいです。

これに合わせたのはTenuta di Trinolo 1998 Tenuta di Trinolo
トスカーナのトリノーロ。
しかし、これ一本では足りず
Sasicaia 1995を開けるという贅沢三昧。
嗚呼、絶対にバチが当たる。
バチはバンパーをガリッで許してください。



フォルマッジョ盛り合わせ

手前からトム・クライユーズ。
フランスのトム(熟成若め)です。
心地よい酸味が印象的。

左上はピアチェンティーヌ。
イタリアの羊乳のハード。
粒胡椒がアクセントとなっていて
非常に濃厚かつスパイシーで
ワインのお供にうってつけだわ。


右上がテストゥーン・アル・バローロ
イタリアの羊乳と牛乳の混乳ハード。
バローロの搾りかすをまぶして熟成してあります。
フワンと鼻を抜けるブルビとワインの香り、
大人のフォルマッジョですね~


これに合わせたのはヴィンサント1962
まるで紹興酒を思わせる香りと
古酒の梅酒のような
この上なく品の良い甘さがたまりません。
どうにもこうにも、至福のひと時でした。
最後はグラッパで〆るという徹底ぶり。
身体から放たれるジビエとグラッパの香りで
気分はもう北イタリア人。




アグー豚24ヶ月熟成


梅山豚25ヶ月熟成

食後のおやつは生ハムで(笑)

アグーの旨みが印象的でした。


※かずくん撮影

二度と飲めないかもしれない
ラインナップのワインに
前菜から〆まで肉々しさを忘れず
いわゆるドルチェのない完璧なコース。
ご招待下さったわらびさん、
本当にありがとうございました!
東に足を向けて寝られません(あ、毎晩東でした)。
そして宮澤シェフ、ごちそうさまでした。
ソムリエールの奥様にも感謝です。
かずくんをはじめ、
ご一緒いただいた方たちもグラッツェ!


LOCANDINA MIYAZAWA

と、ここで終わらない私たち。
飯田在住のかずくん邸で
日付が変わっても飲み続けていたのでした(笑)


~Fine~

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (かず)
2016-02-21 00:46:32
飯田にロカンディーナ・ミヤザワがなかったら、外食の楽しみが全くなかった思います。

他のお店とは東京タワー300個分くらいの落差があり...

飯田的に目ぼしいお店に一通り行ってみましたが、他のお店は味的にとても厳しいです。
返信する
Unknown (mie)
2016-02-22 15:33:43
かずくん、先日はありがとうね^^
東京タワー300個分って…(笑)
飯田に愛想つかして軽井沢や東京とか行っちゃわないように、せっせとお邪魔しなくっちゃね~。
あ、豊橋に来ていただくのは大歓迎だけど♪
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。