おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

大江戸喰物帳/赤坂四川飯店

2011年05月07日 | 旅(国内)
東京に到着して6時間弱。
なのに既に3食目(!?)。
でもフルパワーでは食べてませんからね。


さて、この日の〆は赤坂四川飯店。
日本における四川料理の祖・陳健民さんが創業し
料理の鉄人で一斉を風靡した陳健一さんが跡を継ぐ
言わずと知れた四川料理の名店です。
麻婆豆腐にはひと方ならぬ拘りがある私。
元祖を食べなければ語ることはできまい、と
同店を訪れるに至った次第でございます。


19時に席をリザーブし、
銀座を出て赤坂見附に到着。
そこから歩いて5分ですが
右手前方に赤プリがそびえ立ってます。




昨年末にはこれで最後、と宿泊したホテル。(その時の記事
今は被災者達を受け入れているんですよね。
ホテルの部屋にポツポツとあかりが灯ってました。
解体までの期間、皆さんのお役に立ってください。。。


赤坂四川飯店到着。
一皿が結構いいお値段しますので、
GW特別メニューの
プリフィクスコースをオーダーしました。
名物をまんべんなく試すことができる内容です。

まずは前菜3種



棒々鶏
これもこの店から広く知られる様になったメニュー。
うーん。なんか庶民的。おいしいけど。



クラゲの酢の物
クラゲのプリプリ感不足気味。
味付けも普通。



ホッキ貝のサラダ
普通。


フカヒレスープ2種



蟹肉とフカヒレ
懐かしい感じに美味しい。



三種のナンタラカンタラ
名前を失念。
醤油が効いた美味しいスープ。


メイン3種



海老のチリソース
これも同店名物メニュー。
ケチャップ味の懐かしい感じ。
ここまでの間に何度となく
「庶民的だね」
を連呼した気がする。




季節の野菜炒め
キャベツは季節だけど、モヤシはどうよ…
浮上する疑念を打ち消しながら完食。
やはり庶民的。



かに玉
やめて!と訴えたのに
パートナーが頑として譲らなかったメニュー。
だからやめろと言ったのに。。。


最後はご飯もの。
炒飯or焼きそばor麻婆豆腐&白ご飯からセレクト可能。
もちろん麻婆豆腐!




陳麻婆豆腐
これぞ元祖“陳”麻婆豆腐です。
麻=ピリピリ、辣=ヒリヒリ、
両方の辛さが際立ってます。
鼻の頭の毛穴が1.5倍開いた気がします。
そこから立ち上る蒸気で気化熱が奪われ
鼻の頭にスースー涼風が吹いてるよう。
味は…別段感動はないんだけどクセになる感じ。
良く分からないんですが
もう一回食べたいと思わせる
麻薬的な何かがあります。
花椒の半端ないピリピリか?


デザート



マンゴープリン
美味しい。
でもトッピングのクリームはいらない。



杏仁プリン
これも美味しい。


四川は山に囲まれて湿度が高く
夏と冬の寒暖差が激しい土地。
岐阜の多治見が頭をよぎる…。
獣の臭いを消して保存性を高くするため
香辛料と塩をふんだんに使用し、
汗をかいて体温調節をする。
そこで生きる人々の
生活の知恵が活かされた料理なんですね。
狭い心と閉鎖された常識で
郷土料理を判断するのは愚行。
それを念頭において食べると全てに納得がいきます。
でも、庶民的な味なのに
お会計はセレブだったなー。
これもいい経験ですね。
ご馳走さま!


赤坂四川飯店

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