おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

魅惑のロティ会

2012年09月19日 | イベント
プライベートと仕事が忙しすぎて
ブログの管理画面も開けませんでした^^;
皆さん、お久しぶりでございます。

三連休中にとんでもなく楽しいパーティに参加してきました。
題して「ロティの会」。
そう、ロティはお肉などを焼成する工程をさす言葉。
FB上でお友達がロティしたお肉をアップしていて
それに反応した3人が中心となって開催と相成ったわけです。
猪・豚・鹿・牛・鴨という超豪華な顔ぶれ。
それに加えて鱧や名人のちりめん山椒や
スーパー主婦のぬか漬けやら
プロを凌駕する本格的なバゲットやら…
前置きが長くなりましたので
写真と説明、いっときますね^^


会場であるI氏邸に着くや否や
ビールのウェルカムドリンク。
ぷはぁ~、うれしぃ。










I氏がおもむろに鱧を取り出し
嫌がる鱧と格闘しながら捌きを開始。
そこからやるんかいっ!と突っ込み(笑)



中骨も立派でございます。
長ものの捌きは未経験。
やってみたいぞ!
豊川に鰻釣りに行くか?



ロティの王子様は猪と豚さんのお世話に一生懸命。
指先で肉の温度と弾力を確かめながら
まさに慈しんで焼いております。




人参とパクチーのサラダ

参加者全員パクチー好き。
パクチー栽培についても盛り上がる♪
I氏夫人のMさんがおしゃべりしながら
気付いたら人参5本をシリシリしたらしいので(笑)
ドレッシングは私めが作らせていただき
サラダに仕上げました。
レモンベースのドレッシングにクミン入。



男衆が台所で奮闘している間
われわれ女子は持ち寄り品を展示。



上野修三氏のちりめん山椒

megちゃんからの献上品。
名店・割烹喜川の上野修三氏が炊いたという
ちりめん山椒でございます。
もう二度と食べられない幻の品。
味わいは…「洗練」という言葉に尽きます。
私もこんな風に炊いてみたい。無理だけど^^;
素晴らしいものをありがとう♪♪♪




カイエさんの絶品ぬか漬け

美味しい。日本酒が進みまくる。
糠漬けは本だけ買って足を踏み入れていない分野。
糠味噌臭い女になりたーい!
あ、カイエさんは糠味噌臭くないです。
素敵な大人の女性です。誤解のないように♪




冬瓜釜

カイエさん特製のお料理。
冬瓜を丸っと使って出汁で含め煮にし
茹でたオクラ、塩漬けした茗荷、
紅ショウガが詰まった涼しげな一品。
上品な出汁の味わいとフィリングの塩。
家庭料理の域を超えてます。
しかもジャストサイズのお手製ケースが凄かった(笑)





ジャガ芋と秋刀魚と茸のテリーヌ

私持参の前菜です。
前日の夜まで仕事してて材料調達もままならず
キッチンで飲みながらテキトーに作った一品。
炒め蒸したジャガ芋と
エルブドプロバンスと塩でグリルした秋刀魚
水分が無くなるまでシュエした茸を
層にして仕上げの焼成をしてあります。
提供する時に温めるべきだった、と後悔。
逆さにしたら層がバランバランになっちゃった^^;
なので型ごとテーブルへ。みっともない…




穴子の瞬間燻製とトマトのジュレ

I氏渾身の前菜です。
穴子は塩して適度に脱水して燻製に。
ジュレは昆布出汁とトマトのエキスを
ゼラチンで固めているそうです。
何とも繊細でオツな一品でした。




クオリティの高すぎるパン群

カイエさん持参のプースさんのパンと
私持参、シニフィアン・シニフィエのパン・ペイザン。
信頼できるパンばかり。



シェフIのバゲット

アマチュアでありながらプロを超越している。
左がイーストで右がホップ種で発酵。
しかも粉はヴィロン!
そんじょそこらのバゲットのレベルを
三段跳びで超えてますわ。
粉が旨い。余韻が長い!




ロティ王子のロティ盛り合わせ



石川県産野生の猪のロティ



ポーラーポークのロティ

どちらも焼いて休ませを繰り返し
2時間かけて焼成したものだそうです。
作った本人は切って食べるまで
納得がいかないとぼやいていましたが…
美味しいじゃないですか!
肉汁をしっかり赤身に閉じ込めて
レアでは味わえない深みと滑らかな食感。
ロティの醍醐味を楽しませてもらいました。
そのままでも美味しかったけれど
フォン・ド・ヴィアンドと赤ワインのソースも良かった♪




付け合わせはインカのめざめ

ラードでじっくり揚げられたもの。
素朴な甘みが美味しかったです。




牛蒡のペースト

I氏?Mさん?作です。
牛蒡の土臭さがたまりません。





鱧の天ぷら

I氏が格闘していた鱧が天ぷらに。
綺麗で上質な油で揚げられているから
お腹にも全くもたれないし鱧の美味しいこと!
上質な白身の余韻と歯を押し返す弾力。
こりゃいくらでも食べられる。




銀杏の天ぷら

Iご夫妻の連係プレーで作られた作品。
ほろ苦さとムチッとした歯触りがたまりません。




四角豆の天ぷら

だれかが1角とって三角豆と連呼していたような…w
ほのかなエグ味と独特な食感がいいわ。




シャラン産鴨のロティ

ようやく重い腰を上げまして私がロティ^^
フライパンを使って途中休ませながら
弱火で30分程じっくり焼きます。
その後ホイル包んで休ませてできあがり。
常温にしっかりと戻しておくのがポイントです。
はじめはフレンチ風に仕上げようと思ったけれど
あえて和を意識して「鴨の合焼き」風に。
醤油・酒・味醂で作った返しに
鱧の出汁を少々拝借してタレを作成。
焼いた葱と鴨にさっと絡ませていただきます。
火入れもまずまずで皆さんに喜んでくださった様子。
シャラン産鴨、味が濃くていいわ~。




鹿のロティ

I氏担当の鹿のロティ。
全体に程よく入った火で
タタキとは全く違う深みを感じます。
血がしっかり落ち着いて旨い。




短角牛のロティ瞬間燻製


これも絶妙な火入れ。
しかもほのかな燻製香がたまらない。
牛を避ける様になった私でも
短角牛の赤身は別物として楽しめる。
赤身万歳!




椎茸の軸の佃煮

Mさんが時間をかけて丁寧に裂いたという椎茸の軸。
はじめはその正体が全く分かりませんでした。
味わい深くて不思議な食感。目からウロコ。
Mさんの愛情が伝わってきた一品でした。



この後、鱧の出汁と鱧の身で炊いた鱧ご飯もいただきました。
とっても上品で無駄な味が一切無く感動しましたが
酔っぱらいにつき写真無し(笑)


だって、ビール・ワイン赤白・日本酒を
料理に合わせて行ったり来たりしてたんだもの。
「白戻り」という造語まで現れて
赤の後に白ワインを飲み熱燗を飲み
喉が渇いたからと言ってチェイサーにビール。
堅苦しいことを言わずに…
という共通認識があったからめちゃくちゃ楽しかった!


しかしロティに対しては本気。
素材に対しては真摯。
同じ方向を見て料理ができる仲間に恵まれて
本当に幸せだと思います。
皆さん、またやりましょうね~^^


ご馳走さまでした!

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ごちそうさまでしたー♪ (カイエ)
2012-09-20 10:49:14
スーパー(で幅を利かせてる)主婦っすww

楽しい会でしたねー。
どのお料理も絶品だったし
皆食の方向性が一緒だと
安心してバクバク食べて飲めれます。

赤身肉好きでよかったー!

mieさん、糠漬け未体験なんですか!
簡単なんで、是非^^
返信する
こちらこそー♪ (mie)
2012-09-20 13:52:55
スーパーで一目置かれているカイエさんへwww

本当に楽しかったですねーっ!
お料理、お酒、どれもレベルが高くて幸せ過ぎました。お肉は赤身、赤身に限る!最高です!

そしてお料理やお酒を心から楽しむ姿勢。ここがズレるとかなり辛いものが…ウンチクや御託を並べ、頭で飲んだり食べる人、疲れます。
このメンバーはそういう人がないから心から楽しめました。記念撮影が物語っているw

また集まりましょうね、絶対♪

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