おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

Champagne Party

2013年07月18日 | イベント

ある暑い週末…
シャンパーニュとお料理を持ち寄っての
素敵なパーティにご招待いただきました。



テーブルにはご馳走がいっぱい♪



S子さん作のパイナップルサラダ

生姜がピリリと効いて
暑気払いには持ってこいの一品。





Yさん作のカラマリサラダ

カラマリはイタリア語でイカの意。
イカを揚げて酸味の効いたドレッシングで和えてあります。
暑い時は酸味が欲しくなります。
多めのレモン果汁がイカにカラマリ美味しい!
親父ギャグに涼を感じていただきましたでしょうか?







Hさん持参のサンドウィッチ

北名古屋市の「マナの森」というパンやさんで
オーダーしたサンドウィッチの数々。
具沢山で美味しかったです^^





Oさん作のパプリカのムース

器ごとお持ちいただきましてとっても涼しげ。
パプリカをワイン蒸しにしてムースに仕上げ
トマトのソースを上からかけてあるそうです。
パプリカの甘みがしっかりと活かされて美味しいわ。
パーティのスタートにぴったりな一品ですね^^





S子さん作の蛸の大蒜炒め

大蒜とバジルが効いて塩味も絶妙。
泡ものが進むお料理です。



さて、ここでフロマージュタイム。
S子さんがセレクト&お取り寄せしてくださいました。
お店はアルパージュさんだったかな?




ファンション デュ カディネ(フェルミエ)

農家製のシェーブルです。
少し締まりはじめていますが
まだまだアフィネというには早いかな?
爽やかな牧草のような香りがします。
シャンパーニュはもちろん
ロワール辺りの酸のある白も合いますね。




ゴールドン ブルネ(フェルミエ)

度数3%のリンゴ酒が入っているそう。
ということはシードルかしら?
酸味も穏やかでかなり若い感じ。
シェーブル版リコッタ的な印象です。
ほのかにフルーツの香りがして
大変優しいフロマージュでした。




ラングル

シャンパーニュ地方のAOCです。
赤い微生物入りの塩水で表面を洗ったウォッシュタイプ。
熟成時に一度も反転しないので
真ん中にフォンテーヌ(泉)と呼ばれる窪みができるのが特徴。
かつてフェルミエの本間社長に同行した旅で
ラングルのアトリエを見学させていただきました。
日本に出回っているものよりはるかに大きいものがあり
真ん中はグッと凹んでフォンテーヌができています。
アフィネしてトロトロした部分を悶絶しながらいただいたわ…
こちらもそれなりに大きいサイズのピース。
室温に戻るとトロトロと周りが溶けはじめました。
美味しいなぁ。




シャウルス

こちらはシャンパーニュとブルゴーニュにまたがる地方のAOC。
白カビの円筒形チーズです。
フランス語でシャ=猫、ウルス=熊。
シャウルスの町の紋章にはこの猫2匹と熊1匹が描かれており
シャウルスの包装紙にも印刷されていますよ。
ベルベットのような白カビの皮にナイフを入れると
チョーク状の中心とクリーミーな外側のコントラスト。
室温に戻るとだんだんその境目が曖昧になっていき
とろり~んとして美味しいの!
今回のは皮まで美味しかったです♪


久々にチーズオタクぶりを発揮してしまった^^;
フロマージュも一呼吸着いたので次のお料理へ。




Fさん作ガレット・コンプレ

蕎麦打ちの修業を続けるFさんは
おフランス料理でもやっぱり蕎麦(笑)。
卵とハムとチーズの一番シンプルなコンプレです。
蕎麦の香りも良く、質の良い具を使っているからか
非常に美味しく、あっという間に無くなっていました。




Rさん作ショートパスタ

ゆで卵と?のショートパスタです。
お家にあるもので作ったと言うヒントをいただきましたが
みんな食べてもその材料の正体が分からず…
答えはヘーゼルナッツということでした^^
松の実をジェノベーゼに使うことはあっても
それ以外のナッツをソースに使おうとしたことは無いかも。
さすがお料理に精通していらっしゃる方のレシピですね。
レモンの皮もアクセントとなって美味しかったです。
ピスタチオを使ったらよりシチリアンな感じになるのかな?




S子さん作キャベツの酢漬け

こちらも酸味豊かな箸休め。
色素の由来、聞いたけど忘れちゃいました^^;





S子さん作海老と帆立のカダイフ揚げ トマトソース

エビと帆立をカダイフでグルリと包み
軽やかに揚げてトマトソースでいただきます。
何層にも巻き上げられたカダイフが
口の中でカサカサカサ~っと解れていきます。
視覚も触覚も味覚も満足。さすがS子さん♪



さて、私めが持参したお料理をご紹介させていただきます。
レシピ的な長文ですので興味の無い方は飛ばして下さいね。




鰹のコンフィとパン・コン・トマテ

脂ののった鰹をお造り用に購入し
半分はお造りにして半分をコンフィに。
塩と香辛料とハーブで1日半マリネし
流水で2時間塩抜きして水気を拭き
ジップ付きのストックバッグにローリエ・タイム・
大蒜とともに入れてグレープシードオイルを注ぎます。
空気を抜きながらピッチリと口を締めて
ガスコンロのゴトクを2枚重ねにして
フィスラーの分厚い鍋に水を張りまして
火にかけて60度を保ったところにバッグを入れ
45分間湯煎してコンフィにします。
鍋に直接材料を入れるとオイルがたくさん要るし
火がより入りやすくなるのでこの手法で。
ただ、バッグが鍋にあたると溶けて破れたりするので
当たらないように上げ底するなどしましょう。


SSのバゲットをカラリと焼きまして
大蒜とトマトを擦り付けてパン・コン・トマテに。
コンフィをタップリ載せた上に
バルサミコ・ビアンコに一日漬けたタマネギを
みじん切りにしてトッピングします。
イタリアンパセリとトマトのかけらをあしらって出来上がり。
オープニングのブルスケッタとしていかがでしょう?




シャンパーニュ風ポテ

ポテはシャンパーニュに限らず
他の地方でも見られる煮込み料理です。
鶏肉などが入ったりするレシピもありますが
基本材料はプティサレと白インゲン豆と根野菜。
いつもはプティサレ(塩漬け豚)だけで味を決めますが
今回は鶏手羽のフォンをベースに使っています。
プティサレはプティといいながら1ヵ月ほど塩漬けしたもの。
っていうか、放置プレーでした(笑)
その分、丸一日かけて塩抜きしまして
吊るして熟成させること2日間。
飴色になったところで出来上がりです。
一度ブランシールしたプティサレをブイヨンに投入し
ブーケガルニとクローブを挿した丸ままの玉葱ともに
柔らかくなるまで煮込みまして
追って戻した白インゲン豆やベーコン、蕪などを入れて出来上がり。
途中、あく取りだけは疎かにしないように。
本当はジャガイモとキャベツも入れたかったんですが
これまでに沢山のお料理が登場したので
蕪だけにしておきました。
郷土料理なんで華は無いですが
同郷同士のマリアージュということで。




鯛のエスニックお造り

こちらはS子さんとの合作です。
塩した鯛のサクがあるとおっしゃるので
何かできないかと冷蔵庫の中身をいろいろ伺い
タイム、と聞いてピンときた一品です。
塩した鯛のサクをライム果汁でしばらく〆まして
一口大に切ってお皿に並べます。
そこへナンプラーを少し加えたライム果汁をかけ
パクチーをあしらって出来上がり。
レモンではダメです。ライムです。
シャンパーニュにもマリアージュしましたよ。




この日のシャンパーニュ+ノラポン

スパークリングと言うくくりで
パーティをしたことはありますが
シャンパーニュだけというのは初めてかも。
ブラン・ド・ブランとひと口に言っても
同じメゾンでも味わいが全く違ったり
ピノ・ムニエやピノ・ノワールなどが入ることで
いろんな世界観が表現できるのだな、と
改めて奥深さを感じることができました。
それぞれの感想は長くなるので割愛します。




会場を提供して下さったS子さん、
そして楽しいひとときをご一緒して下さった皆さん
どうもありがとうございました^^
また是非お誘いくださいませ♪

2 コメント

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Unknown (かず)
2013-07-18 17:23:32
あ!!ちょうど一昨日、マナの森の店長さんと飲んでましたw

そして昨日はノラポンを飲みましたw
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Unknown (mie)
2013-07-19 10:49:25
かずくん

そうなんだ^^
FBで言ってたパンのお話、っていうのはマナの森さんなのね。
ノラポン、とっても優しいスパークリングだね♪
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