「こんにちわッ、テディちゃでス!
むッ? くんくんッ? このォ、かおりィはァ?」
「がるる!ぐるるるがるー!」(←訳:虎です!銀木犀の花だー!)
こんにちは、ネーさです。
いつもならこの9月に入ってから咲き始めるギンモクセイのお花が、
なんと、今年は昨日あたりから咲いちゃってますよ。
早過ぎる秋だなぁ~と感心する本日の読書タイムは、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 短編ベスト10 スタニスワフ・レム ――
著者はスタニスワフ・レムさん、原著は2001年に、
日本語版は2015年5月に発行されました。
ポーランド語原題は『Fantastyczny LEM』、
同国の作家スタニスワフ・レムさんの短編作品集です。
「ふァ~、ぽーらんどォ!」
「ぐるがるぅ!」(←訳:レアですぅ!)
日本では、残念ながら、
あまり翻訳されることのない東欧・中欧の文学……
けれど、レムさんは幸福な例外と言えるかもしれませんね。
SF作品として名高い『ソラリス』
(旧題『ソラリスの陽のもとに』もしくは『惑星ソラリス』)は
邦訳本があり、
映画化もされているので、
観たことあるわ!という方も多いでしょう。
この御本は、
スタニフワフ・レムさん(1921~2006)の作品集
《スタニスワフ・コレクション(全6巻)》の、
『短編ベスト10』として刊行されたもので、
とてもヴァラエティに富んだ、というか、
『ソラリス』しか読んだことのない活字マニアさんは、
「むひゃッ??」
「がるっ?」(←訳:ええっ?)
と驚くような作風の短編作品が収録されています。
シリアスで、哲学的/思索的でもあるのが、『ソラリス』。
それに対して、レムさんの短編は……
読んでいて笑っちゃう、んですよねえ。
「へんてこォ、でス!」
「ぐるるがる!」(←訳:楽しいです!)
奇抜で突飛な設定、という点は
いかにもSFらしいのですけれど、
レムさんの場合、そこに言葉遊びが加わります。
ルイス・キャロルさんが『不思議の国のアリス』でやったように、
韻を踏んだり、
奇妙な造語をちりばめてみたり。
レムさんのその《遊びごころ》が分かりやすい作品を、
この御本の中で探すなら、
冒頭に収録されている『三人の電騎士』と、
『探検旅行第一のA(番外編)、あるいはトルルルの電遊詩人』
でしょうか。
特に、私ネーさのおすすめは後者!
SF好きな活字マニアさんに秘かな人気の
《宇宙創世記ロボットの旅》シリーズの一作です。
「うちゅうのォ、ろぼッとォ?」
「がるっるる?」(←訳:ロボット旅?)
主人公のトルルルさん、
そしてクラパウツィスさんは
ほぼ機械生命体?に近い《宇宙建造士》さん。
気の向くままに宇宙を飛び回り、旅をしているふたりが、
この物語で直面する羽目になったのは。
コンピューターは詩人たり得るか?
「そッ、それはァ~…!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:遠大な疑問です!)
遠大かつ壮大な命題を、
レムさんは機智と笑いに包んで描きます♪
全活字マニアさんに読んでいただきたいこの
《宇宙創世記ロボットの旅》、
現在は入手困難となっているため、
図書館などでお探しくださいね!
悲しいことに図書館でも見つけられなかった……という御方は、
こちらの『短編ベスト10』で
長編とはまた違ったレムさんの世界をお愉しみあれ♪
「れむおじさんのォせ、かいィはァ~!」
「がるるぐるがるるる!」(←訳:いまも新鮮なのです!)
むッ? くんくんッ? このォ、かおりィはァ?」
「がるる!ぐるるるがるー!」(←訳:虎です!銀木犀の花だー!)
こんにちは、ネーさです。
いつもならこの9月に入ってから咲き始めるギンモクセイのお花が、
なんと、今年は昨日あたりから咲いちゃってますよ。
早過ぎる秋だなぁ~と感心する本日の読書タイムは、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 短編ベスト10 スタニスワフ・レム ――
著者はスタニスワフ・レムさん、原著は2001年に、
日本語版は2015年5月に発行されました。
ポーランド語原題は『Fantastyczny LEM』、
同国の作家スタニスワフ・レムさんの短編作品集です。
「ふァ~、ぽーらんどォ!」
「ぐるがるぅ!」(←訳:レアですぅ!)
日本では、残念ながら、
あまり翻訳されることのない東欧・中欧の文学……
けれど、レムさんは幸福な例外と言えるかもしれませんね。
SF作品として名高い『ソラリス』
(旧題『ソラリスの陽のもとに』もしくは『惑星ソラリス』)は
邦訳本があり、
映画化もされているので、
観たことあるわ!という方も多いでしょう。
この御本は、
スタニフワフ・レムさん(1921~2006)の作品集
《スタニスワフ・コレクション(全6巻)》の、
『短編ベスト10』として刊行されたもので、
とてもヴァラエティに富んだ、というか、
『ソラリス』しか読んだことのない活字マニアさんは、
「むひゃッ??」
「がるっ?」(←訳:ええっ?)
と驚くような作風の短編作品が収録されています。
シリアスで、哲学的/思索的でもあるのが、『ソラリス』。
それに対して、レムさんの短編は……
読んでいて笑っちゃう、んですよねえ。
「へんてこォ、でス!」
「ぐるるがる!」(←訳:楽しいです!)
奇抜で突飛な設定、という点は
いかにもSFらしいのですけれど、
レムさんの場合、そこに言葉遊びが加わります。
ルイス・キャロルさんが『不思議の国のアリス』でやったように、
韻を踏んだり、
奇妙な造語をちりばめてみたり。
レムさんのその《遊びごころ》が分かりやすい作品を、
この御本の中で探すなら、
冒頭に収録されている『三人の電騎士』と、
『探検旅行第一のA(番外編)、あるいはトルルルの電遊詩人』
でしょうか。
特に、私ネーさのおすすめは後者!
SF好きな活字マニアさんに秘かな人気の
《宇宙創世記ロボットの旅》シリーズの一作です。
「うちゅうのォ、ろぼッとォ?」
「がるっるる?」(←訳:ロボット旅?)
主人公のトルルルさん、
そしてクラパウツィスさんは
ほぼ機械生命体?に近い《宇宙建造士》さん。
気の向くままに宇宙を飛び回り、旅をしているふたりが、
この物語で直面する羽目になったのは。
コンピューターは詩人たり得るか?
「そッ、それはァ~…!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:遠大な疑問です!)
遠大かつ壮大な命題を、
レムさんは機智と笑いに包んで描きます♪
全活字マニアさんに読んでいただきたいこの
《宇宙創世記ロボットの旅》、
現在は入手困難となっているため、
図書館などでお探しくださいね!
悲しいことに図書館でも見つけられなかった……という御方は、
こちらの『短編ベスト10』で
長編とはまた違ったレムさんの世界をお愉しみあれ♪
「れむおじさんのォせ、かいィはァ~!」
「がるるぐるがるるる!」(←訳:いまも新鮮なのです!)